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太陽光発電は蓄電池なしでも設置できる。

太陽光発電は蓄電池なしでも設置できる。発電した電気を最大限活用する方法などを詳しく解説

太陽光発電と蓄電池、近年はセットでのご提案が非常に多くなっています。
そんな中で時折いただくご質問が、

「蓄電池は絶対つけないといけませんか?」というもの。

ご質問に答える形で今回の記事の結論を先に言うと、『必要なければ蓄電池はつけなくても大丈夫』です。

今回は太陽光発電のみを最大限活用する方法や太陽光発電と蓄電池セットで導入した時のメリット・デメリットなども合わせてご紹介します。

太陽光発電システムは、自宅で発電出来る事に加えて余剰電力を売電する事が出来るのが一番の魅力です。

しかし、近年ではcb太陽光発電で発電した余剰電力の2024年売電価格は1kWhあたり16円と下落を続けている為、近年では売電をするよりも蓄電池を活用し自家消費をする方も増えています。

売電を目的とした運用ではなく、自家消費についても詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい。

この記事のタップできる目次

太陽光発電とは

太陽光発電とは

太陽光発電とは再生可能エネルギーである太陽の光で電気を発電する環境に優しい発電方法です。

自宅の屋根などに設置するだけで手軽に自家発電ができるので人気があります。

また、発電した電気はご自宅で消費するだけでなく、電力会社に売電することができるのも人気の一つです。

海外では新築時に太陽光発電の設置を義務化している地域もあり、その環境効果は見過ごせないものがあります。

今後、家庭用蓄電池やEV・V2Hの普及により更に太陽光発電の価値は高まっていくでしょう。

太陽光発電についてはこちらで詳しく解説しています。

太陽光発電のメリット

太陽光発電のメリット

太陽光発電を設置する上でどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは以下のような太陽光発電のメリットをご紹介します。

遮熱効果で夏は涼しく、冬は暖かく

太陽光発電のメリットの一つに、遮熱効果があります。これにより、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

夏の暑い日には、太陽光発電パネルが太陽からの熱を吸収し、建物内部を涼しく保ちます。これはまるで、大きな木が建物を覆って日陰を作ってくれるようなものです。この涼しさは、エアコンの使用を減らすことができ、電気代を節約できます。

冬の寒い日には、太陽光発電パネルが太陽からの熱を利用して建物内部を暖かく保ちます。これはまるで、太陽が顔を出し、暖かい日差しが室内に差し込むようなものです。この暖かさは、暖房器具の使用を減らすことができ、電気代を節約できます。

太陽光発電を利用することで、遮熱効果によって夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。これにより、エアコンや暖房器具の使用を減らし、電気代を節約できるのです。

屋根材の保護になる

太陽光発電パネルを屋根に設置することで、屋根材が直接的な日光や雨、雪などから保護されます。これはまるで、屋根に日傘を差しているようなものです。屋根材を太陽光発電パネルで覆うことで、屋根材の劣化を防ぎ、寿命を延ばすことができます。

また、太陽光発電パネルは屋根材の上に取り付けられるため、屋根材が直接的な外部の影響を受けることが少なくなります。これにより、屋根材の保護効果が高まります。

屋根材の保護になることで、屋根の寿命を延ばし、修理や交換の必要性を減らすことができます。これにより、家のメンテナンスコストを抑えることができます。

電気代が安くなる

例えば、家の屋根に太陽光パネルを設置すると、太陽からの光を集めて電力を発電することができます。これはまるで、太陽が家にエネルギーを提供してくれるようなものです。この電力を利用することで、家庭の電気使用量を大幅に削減することができます。

さらに、太陽光発電は環境にも優しい方法です。化石燃料を使用せず、CO2の排出量を削減することができます。これはまるで、太陽の光を利用して家のエネルギーを再生するようなものです。

太陽光発電を利用することで、家庭の電気代が安くなるだけでなく、環境にも貢献することができます。

売電による収入を得られる

太陽光発電は売電による収入を得ることもできます。太陽光発電パネルが発電した電力の一部を電力会社に売ることで、売電収入を得ることができます。これにより、太陽光発電システムを設置する費用を回収し、さらに利益を得ることができます。

しかし、近年FIT制度 による固定価格単価が下がっている為、自宅で発電した電力を蓄電池と合わせて自家消費する方がとても増えています。

停電時にも電気が使える

太陽光発電は停電時にも役立ちます。太陽光発電パネルが設置されている場合、停電時でも太陽の光を利用して電力を供給することができます。これにより、電気が使えない状況でも、太陽光発電を通じて電気を利用することができます。

太陽光発電の訪問販売に注意

太陽光発電の訪問販売に注意

いきなり太陽光発電の営業マンが訪問してきたことはありませんか?

約束もしていないのに訪問してくる業者とは決して契約してはいけません。

また、最初の見積もり金額から大幅に値引きしてくるような業者も信用できませんよね?

訪問販売の太陽光発電は大幅に値引きされたとしても、適正価格よりもかなり高額な場合が多いです。

もしも見積もりを渡された場合は適正価格であるか確認しましょう。

太陽光発電・蓄電池の訪問販売の危険性について詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

太陽光発電の適正価格

太陽光発電の適正価格

太陽光発電の適正価格は1kWあたりの単価(kW単価)で表します。

気になる太陽光発電の適正価格は1kWあたり、約250,000円前後です。

見積り金額から1kWあたりの単価を確認する場合、下記のように求めます。

太陽光発電の見積り金額 ÷ 太陽光発電の発電容量 = kW単価

例えば、発電容量6kWの太陽光発電の見積り金額が1,500,000円であれば、

1,500,000円 ÷ 6kW = 250,000円/kw

以上のようになり、適正価格ぴったりでの見積りだと分かります。

メーカーや設置枚数、設置工法によってはある程度前後しますが、それでも適正価格で販売している業者であれば20万円代から外れるようなことはないでしょう。

太陽光発電の適正価格について、こちらの記事でより詳しく解説しています。

蓄電池とは

蓄電池とは

蓄電池とは電力会社から購入した電気や太陽光発電で発電した電気を充電し、貯めておくことができる設備です。

蓄電池に貯めた電気は昼間や夜間、停電時など必要な時に放電して使用できます。

特に太陽光発電やエコキュートと相性がよく、太陽光発電で発電した電気を貯めて夜間に使用したり、深夜の割安になった電気を貯めておいて、逆に電気代が割高になった昼間に使用するなどして活用可能です。

近年では太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間が満了し売電単価が安くなることに加え、電気代の高騰も手伝って自家発電・自家消費に切り替えるために蓄電池を導入するご家庭が急増しています。

また、大容量の蓄電池であれば1日分以上の電気を貯められることから台風などの自然災害に伴う停電時の非常用電源としても人気です。

一部のハウスメーカーでは新築時に太陽光発電と一緒に蓄電池も設置できるところもあり、今後ますます導入されるご家庭は増えていくでしょう。

蓄電池について、こちらの記事で詳しく解説しています。

蓄電池を導入するメリット・デメリット

太陽光発電と蓄電池をセットで導入すると「自宅で発電し余剰電力を貯めて使える」

蓄電池のメリット

蓄電池を導入するメリットには以下の4つがあります。

蓄電池のメリットについては、こちらの記事もご覧ください。

蓄電池を導入するデメリット

蓄電池を導入するデメリット

蓄電池を導入するデメリットには以下の3つがあります。

蓄電池のデメリットはこちらの記事でも詳しく解説しています。

蓄電池の適正価格

蓄電池の適正価格

蓄電池の導入を考えているのなら必ず知っておきたいのが適正価格です。

この適正価格を把握していないと悪徳業者に騙されてしまうこともあります。

蓄電容量1kWhあたり約15万円前後~20万円が適正価格

蓄電池の適正価格は容量1kWhあたり約15万前後~20万円です。

1kWhあたり20万円以上の高額な見積もりや、反対に10万円などの格安の見積もりを出してくる業者はお断りしましょう。

格安の業者もお断りするのは工事の質が悪い可能性が高いからです。

安物買いの銭失いにならないよう、気をつけましょう。

蓄電池の適正価格についてこちらの記事でより詳しい解説を行っています。

太陽光発電は蓄電池なしでも設置できます

太陽光発電は蓄電池なしでも設置できます

太陽光発電は蓄電池なしでも設置できます。

もともと太陽光発電は発電した電気を自家消費した後、FIT制度を利用して余った電気は電力会社に売電する仕組みです。

なので電気を蓄える蓄電池がなくても問題ありません。

もちろん蓄電池を設置すれば、停電時のバックアップ電源としても役立ちますが、初期投資を減らしたい、シンプルなシステムが望ましいと考える方には、蓄電池なしでの導入が最適でしょう。

太陽光発電自体のコストダウンが進んでおり、手軽に環境に優しいライフスタイルを実現する人が増えています。

もちろん、反対に太陽光発電なしで蓄電池のみを設置することも可能です。

太陽光発電なしの蓄電池設置について、詳しくはこちら。

太陽光発電を蓄電池なしで最大限活用する方法

ここでは太陽光発電を単独設置した場合に、発電した電気を最大限活用する方法をご紹介します。

昼間の電気使用を抑える

昼間の電気使用を抑える

太陽光発電には発電した電気を自家消費してもなお余った電気は、電力会社に売ることができる『売電』という仕組みがあります。

なるべく昼間の電気使用を控え、たくさん売電することができれば、より多くの売電収入を得ることが可能です。

しかし、売電単価が固定されているのは10年間(FIT制度)とあらかじめ決められています。

また、ご家庭の状況によっては昼間の電気使用を抑えられない場合もあるでしょう。

そのような場合は、下記からご紹介する方法がおすすめです。

オール電化にする

オール電化にする

ガス給湯器やガスコンロをお使いなら、それらをエコキュートやIHクッキングヒーターに変更してオール電化にすることで発電した電気を自家消費する割合が増やすことが可能です。

さらに、今まで支払っていたガス代が無くなるので、光熱費をより削減することができます。

ガス代が高いと感じているご家庭であれば特におすすめです。

オール電化と太陽光発電の組み合わせについて、より詳細な解説をこちらにご用意しています。

洗濯機などの大型家電を昼間に使用する

洗濯機などの大型家電を昼間に使用する

太陽光発電でつくった電気は、ほとんどの家電に使用することができます。

しかし、太陽光発電が電気をつくれるのは日中だけです。

洗濯機などの大型家電を日中に使用して、自家消費の割合を増やすと発電した電気を有効活用できます。

電気自動車に乗り換える

電気自動車に乗り換える

従来のガソリン車などから電気自動車に乗り換えれば、ガソリン代が必要なくなります。

その上、自宅に太陽光発電があれば電気自動車を充電する為の電気代もほとんどかかりません。

電気自動車に蓄えられた電気を自宅に供給できるようにするV2H機器やトライブリッドシステムも追加で導入することで、電気自動車を蓄電池のように使用することも可能です。

蓄電池なしの太陽光発電にできないこと

ここでは蓄電池なしの太陽光発電にできないことをご紹介します。

発電した電気を貯められない

発電した電気を貯められない

蓄電池なしの場合、太陽光発電は電気を発電する設備なので、電気を蓄えることができません。

そのため、発電した電気を蓄えておくには蓄電池を導入する必要があります。

蓄電池を導入することで、電気代の削減や停電対策にもなるため、セットで使用される方がとても増えています。

停電時に家全体の電気をバックアップできない

停電時に家全体の電気をバックアップできない

太陽光発電単体の場合、停電時に復旧できる電気はごくわずかです。

ほとんどの場合、コンセント1口分しか使用できません。

また、夜間には発電していないので停電時に電気を復旧することは不可能です。

家全体をバックアップしたり、夜間の停電にも対応させたい場合には、蓄電池を導入しましょう。

蓄電池を設置した場合、蓄電容量にもよりますが、2~3日程度の停電であれば電気の心配をせずに生活することも可能です。

電気代の大幅な削減は難しい

電気代の大幅な削減は難しい

多くのご家庭で最も電気を消費するのはご家族全員が集まりやすい夕方以降です。

太陽光発電は日が沈むと発電できないので電気を削減したい時間帯に活躍することができません。

そのため、太陽光発電だけでは思ったような節電効果を得られない場合があります。

より電気代を削減したい場合は、蓄電池を検討するのがおすすめです。

蓄電池を後付けすることも可能です

太陽光発電の設置後、蓄電池を後付けすることもできます。

太陽光発電の設置年数によって、相性の良い蓄電池が異なりますので下記の項目を参考にしてください。

太陽光発電の設置年数が5年程度なら単機能型蓄電池を後付け

単機能型蓄電池

単機能型蓄電池とは発電した電気を変換するパワーコンディショナが太陽光発電用と蓄電池用にそれぞれ必要な蓄電池です。

一般的にパワーコンディショナの耐用年数は10~15年前後と言われています。

設置から5~6年程度の比較的新しいパワーコンディショナであればまだまだ電気を変換してくれる可能性が高いです。

なので、既設のパワーコンディショナをそのまま使用できる単機能型蓄電池をおすすめします。

太陽光発電の設置から5年以上経過しているならハイブリッド型蓄電池がおすすめ

ハイブリッド型蓄電池

ハイブリッド型蓄電池とは太陽光発電用と蓄電池用を兼ね備えたハイブリッドパワーコンディショナを使用する蓄電池のことです。

太陽光発電を設置されてから5年・10年経過したご自宅に単機能型蓄電池を設置すると、数年で太陽光発電用パワーコンディショナが故障する可能性があります。

ですので、パワーコンディショナが少し古くなってきたタイミングで蓄電池を後付けするのであれば、新たに新品のパワーコンディショナを設置するハイブリッド型蓄電池がおすすめです。

太陽光発電との相性バツグンのハイブリッド型蓄電池の解説ページはこちら。

太陽光発電と蓄電池の同時設置ならハイブリッド型蓄電池が効率的

ハイブリッド型蓄電池

太陽光発電と蓄電池を同時に設置するのであれば、パワーコンディショナが1台でいいハイブリッド型蓄電池が故障・交換のリスクも少なく効率的です。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリット

太陽光発電は蓄電池なしでも設置可能ですが、ここでは蓄電池と組み合わせた時に得られるメリットもご紹介しておきます。

夜間や停電時にも発電した電気を使用できる

夜間や停電時にも発電した電気を使用できる

蓄電池を設置することで太陽光発電で発電した電気を蓄えることができます。

そのため、太陽光発電だけでは対応できない夜間の電力消費や、停電時にも発電した電気を使用することが可能です。

全負荷蓄電池なら停電時は家全体をバックアップ

停電時でも安心です

全負荷対応タイプの蓄電池を導入すれば、停電時にも家全体の電気をバックアップできます。

夜間であっても普段通り生活できるので高い安心感があり、人気のある蓄電池です。

全負荷対応蓄電池について、詳しくはこちらをご参考にください。

発電した電気や深夜電力を上手に活用することで電気代の大幅な削減が期待できる

発電した電気や深夜電力を上手に活用することで電気代の大幅な削減が期待できる

蓄電池は太陽光発電の電気を蓄えるだけでなく、電力会社から購入した電気も蓄えることが可能です。

電力会社の電力プランの中には昼間の電気代が高い代わりに、夜間の電気代が割安になる『深夜電力割引プラン』があります。

このプランと蓄電池を組み合わせれば、太陽光発電だけの場合に比べて、より大きな節電効果が期待できるでしょう。

卒FIT終了後でも自宅で発電し蓄電池に貯めて効率的な運用が出来る

卒FIT終了後でも自宅で発電し蓄電池に貯めて効率的な運用が出来る

卒FIT制度が終了した後、後付けでの蓄電池導入が長期的なメリットをもたらします。

FIT制度の認定を受けて太陽光発電を設置する場合、売電可能な期間は通常10年間に限られます。(この期間は国が決めた売電単価で電力を売る事が出来ます。)

その期間が終了すると、FIT制度の支援はなくなります。したがって、卒FIT後に太陽光発電を運用する場合は、電力会社の卒FIT向け買取プランに加入するか、自家消費に切り替える必要があります。

卒FIT向けの買取プランは、一般的に固定買取価格よりも安く設定されています。8〜10円程度まで下がります。

FITが開始された2012年は売電単価42円でしたが、2024年の売電単価は16円まで下落してしまいました。

そのため、自家消費への切り替えが経済的に有利です。自家消費を増やし、効率的に電気代を削減するには、蓄電池の活用が欠かせません。

蓄電池を導入することで、余剰の電力を貯めて夜間や需要が高い時間帯に利用することができます。太陽光発電と蓄電池を同時に設置しておくことで、卒FIT後にスムーズに自家消費に切り替えることができます。

これにより、電力の有効活用が可能となり、長期的な財政的メリットを享受することができます。

蓄電池と太陽光発電の同時設置の方が初期導入コストを抑える事が出来る

蓄電池と太陽光発電の同時設置の方が初期導入コストを抑える事が出来る

太陽光発電と蓄電池を同時に設置することは、別々に設置するよりも経済的で手間がかかりません。

例えば、同時に太陽光発電と蓄電池を購入すると、同じ施工会社によって同時に設置され、通常一日で工事が完了します。

この場合、設置工事費用は発生しますが、人件費や部材調達、運搬費などの追加費用は一日分で済みます。

しかし、太陽光発電後に蓄電池を別途設置する場合、工事費用は同じでも2日の工数が必要となる為、人件費が2倍にかかる事になります。

また、太陽光発電単体の設置と同時に蓄電池を設置する場合、使用される部材や費用に違いがあります。

つまり、別々の日や別々のメーカーから設置を依頼すると、部材費用が増える可能性があります。

太陽光発電との同時設置を行う場合は高額な初期導入工事代金と必要な部材を抑える事がです。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせるデメリット

それではここからは、太陽光発電と蓄電池を同時に導入するデメリットをご紹介します。

蓄電池を置く為の設置スペースが必要

蓄電池を置くスペースが必要です

太陽光発電と蓄電池を同時に導入する場合、屋外または屋内に蓄電池を置く為の設置スペースが必要になります。

太陽光発電は屋根に設置する設備の為、屋根の形大きささえ条件をクリアすれば取り付ける事が出来ます。

蓄電池の場合は基本的に屋外に設置を行う為、自宅のすぐ横に設置スペースを設ける必要があります。蓄電池は本体の重量が重い為、基礎工事も合わせて行う必要があります。

また屋外での設置条件もいくつかあります。高温多湿、直射日光が当たる場所は蓄電池本体が急激に劣化してしまう為、故障につながるとされていて設置が出来ません。

蓄電池の設置条件を踏まえて設置スペースの環境を整える必要があります。

今お住まいのご自宅に蓄電池が設置出来るか確認されたい場合は、「総合お見積りフォーム」よりお気軽にご連絡下さい。弊社の蓄電池アドバイザーがお客様の設置環境をヒアリングの元、迅速にご回答いたします。

蓄電池・太陽光発電の同時導入は初期費用が高額になる

蓄電池・太陽光発電の同時導入は初期費用が高額になる

蓄電池と太陽光発電を同時に導入する際に初期費用が高額になる理由はいくつかあります。

まず、これらの設備はそれぞれ高度な技術や材料を必要とし、高価な機器で構成されています。

太陽光発電は太陽光を電力に変換するためのパネルパワーコンディショナーが必要であり、蓄電池は電力の貯蔵や供給管理を行うための電線・部材などが必要です。これらの機器・部材の価格は高く、両者を同時に導入する場合、設置工事や配線などの作業が複雑になります。

太陽光発電と蓄電池を効率的に統合するためには、それぞれの機器を適切な位置に設置し、適切な配線や接続を行う必要があります。それに伴う施工業者の設置費用も30万円〜50万と高額になります。

また、同時導入によって一度に多額の資金が必要となるため、それに伴う資金調達やローンの手数料、金利なども負担が増えます。

さらに、太陽光発電や蓄電池の導入には税制優遇や補助金制度が存在する場合がありますが、それらの制度を活用するためにも一定のまとまった費用が必要となります。

以上のような理由から、蓄電池と太陽光発電の同時導入は初期費用が高額になる傾向があります。安い買い物では無いためこの点はデメリットと言えるでしょう。

太陽光パネルを設置出来ない場合がある

太陽光パネルを設置出来ない場合がある

蓄電池の場合は自宅の横にスペースを確保すれば設置する事が出来ますが、太陽光パネルを設置するにはいくつかの条件をクリアする必要があります。

  • 屋根の形状や素材が太陽光パネルの設置に適さない場合があります。例えば、屋根が十分な面積を持っていない、屋根が逆勾配である、屋根が柔らかい素材で作られているなどの場合設置出来ない事もあります。
  • 屋根が小さすぎたり、方位が適切でない場合は、効率的な発電が出来ません。
  • 建物の構造や耐久性に問題がある場合、太陽光パネルの設置ができないことがあります。
  • 所有者の同意が得られない場合:マンションや共同住宅などの場合、建物の所有者や管理組合の同意が必要な場合があります。所有者や管理組合が太陽光パネルの設置に同意しない場合は、設置出来ません。

FIT制度の売電価格は年々下がる傾向に

FIT制度の売電価格は年々下がる傾向に

FIT制度(固定価格買取制度)の売電価格は、一般的に年々下がる傾向があります。

FIT制度は、再生可能エネルギー発電事業者に一定期間、一定価格で電力を買い取る制度であり、その価格は政府が定めます。

新規の再生可能エネルギー発電プロジェクトが進むにつれて、競争が活発化し、技術の進歩により発電コストが低下していくため、FIT制度の売電価格は徐々に下がる傾向があります。

このような売電価格の下落は、再生可能エネルギーの導入を促進し、市場の成熟を支援することが目的です。

FIT制度がスタートしたのは2012年です。当時1kWhあたりの売電価格は42円と高単価での売電が可能でしたが、2024年は1kWhあたり16円と26円も売電価格が下落しています。

家庭向けの電力料金は1kWhあたり25円程度ですので、売電価格の方が下回っています。この売電価格の下落はデメリットといえるでしょう。

早朝と夜間・天気の悪い日は発電効率が落ちる

太陽光発電は名前の通り、太陽光を利用して発電を行う装置です。その為、太陽が照っていない早朝と夜間の時間帯は発電が出来なくなります。これは太陽光発電のデメリットです。

しかし最近では、雲りの日でも効率的に発電を行う事が出来る太陽光パネルも登場しています。曇りの日でも効率的に発電を行う事が出来る太陽光パネルはQCELLS社の太陽光発電です。

このように太陽光発電システムにはいくつかのデメリットがありますが、そのデメリットをカバーしてくれるのが蓄電池です。

蓄電池を設置すれば太陽光発電の弱点をカバー出来ます

電気代を節約するポイントを考える際に、蓄電池の設置が一つの方法です。蓄電池を使うことで、太陽光発電の弱点をカバーできます。

太陽光発電は、太陽の光を利用して電力を発生させる仕組みです。しかし、夜間や天候が悪い時は太陽の光が不足してしまいます。そんな時に、蓄電池が役立ちます。蓄電池は、太陽光が豊富な時に余剰の電力を貯めておくことができるのです。

これにより、夜間や天候が悪い時でも、蓄電池から電力を供給することができます。これはまるで、貯金をしておいて急な出費に備えるようなものですね。

では、電気代を節約するポイントとして、蓄電池を設置するメリットをリスト形式でまとめてみましょう。

  1. 太陽光発電の余剰電力を貯めることで、夜間や天候が悪い時でも安定した電力供給が可能です。
  2. 電気代を節約できるだけでなく、停電時にも備えることができます。
  3. 太陽光発電の効率を最大限に引き出すことができます。

蓄電池を設置することで、太陽光発電の利用価値がさらに高まります。

2024年最新! 人気の家庭用蓄電池メーカー10選をご紹介」では国内の蓄電池人気メーカー10選をまとめています。是非参考にしてみて下さい。

太陽光発電は蓄電池なしでも設置できる。 まとめ

今回は蓄電池を設置しない太陽光発電において、発電した電気を最大限活用する方法や、後付けする蓄電池はどんなものが良いか解説しました。

解説してきたように、蓄電池なしでも太陽光発電は問題なく発電できますので、必要なければ無理に設置しなくて大丈夫です。

また、太陽光発電の設置後に蓄電池を後付けすることも可能なのでご安心ください。

しかし、太陽光発電は蓄電池がなければ夜間の電気や停電時に対応できません。より大きな節電効果や停電時にも普段通りの生活を求める場合は、蓄電池の設置を検討しましょう。

エコ電気サービスでは太陽光発電や蓄電池をはじめ、取り扱いのある全ての商品を適正価格でご案内することをお約束しています。まだメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。

また、お急ぎの場合はお電話でのご相談が便利です、スマートフォンをお使いであれば番号をタップしていただくだけで無料相談窓口に発信できます。

ぜひお気軽にご相談ください。

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