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蓄電池の “特定負荷型”と”全負荷型”をそれぞれ徹底解説!

2タイプの家庭用蓄電池 ~ “特定負荷型”と”全負荷型”

蓄電池について調べていると、”特定負荷型”や”全負荷型”といった言葉を目にすることはありませんか?

あまり聞きなれない言葉で、何のことかよく分からない方も多いのではないでしょうか。

実際に、弊社にもよく問い合わせが入ります。

今回はそんな特定負荷型と全負荷型についてご説明します。

「なんとなく気にはなっていたけど、わざわざ問い合わせまでするのは……」

という方は、ぜひこちらの記事で両者の違いを確認していってください!

お時間のない方はすぐ下の目次で分かりやすくまとめていますので、お目通しください。

蓄電池とは

蓄電池とは

蓄電池とは電力会社から購入した電気や太陽光発電で発電した電気を充電し、貯めておくことができる設備です。

蓄電池に貯めた電気は昼間や夜間、停電時など必要な時に放電して使用できます。

特に太陽光発電やエコキュートと相性がよく、太陽光発電で発電した電気を貯めて夜間に使用したり、深夜の割安になった電気を貯めておいて、逆に電気代が割高になった昼間に使用するなどして活用可能です。

近年では太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間が満了し売電単価が安くなることに加え、電気代の高騰も手伝って自家発電・自家消費に切り替えるために蓄電池を導入するご家庭が急増しています。

また、大容量の蓄電池であれば1日分以上の電気を貯められることから台風などの自然災害に伴う停電時の非常用電源としても人気です。

一部のハウスメーカーでは新築時に太陽光発電と一緒に蓄電池も設置できるところもあり、今後ますます導入されるご家庭は増えていくでしょう。

蓄電池とはどのような設備か、こちらの記事でより詳しく解説しています。

蓄電池を導入するメリット・デメリット

蓄電池のメリット

蓄電池を導入するメリットには以下の4つがあります。

蓄電池のメリットについては、こちらの記事もご覧ください。

蓄電池を導入するデメリット

蓄電池を導入するデメリットには以下の3つがあります。

蓄電池のデメリットはこちらの記事でも詳しく解説しています。

蓄電池の適正価格

蓄電池の導入を考えているのなら必ず知っておきたいのが適正価格です。

この適正価格を把握していないと悪徳業者に騙されてしまうこともあります。

蓄電容量1kWhあたり約15万円前後~20万円が適正価格

蓄電池の適正価格は容量1kWhあたり約15万前後~20万円です。

1kWhあたり20万円以上の高額な見積もりや、反対に10万円などの格安の見積もりを出してくる業者はお断りしましょう。

格安の業者もお断りするのは工事の質が悪い可能性が高いからです。

安物買いの銭失いにならないよう、気をつけましょう。

蓄電池の適正価格についてこちらの記事でより詳しい解説を行っています。

通常運転時は特定負荷型と全負荷型、どちらの蓄電池も家全体に電気を供給

基本的に特定負荷型蓄電池も全負荷型蓄電池も、通常時は家全体に電気を供給しています。

そこに蓄電池のタイプは関係ありませんのでご安心ください。

例えば、照明や冷蔵庫、テレビなど、日常生活で使われるさまざまな家電に電気を供給できます。

違いがあるのは停電時

家庭で使用される蓄電池は大きく”特定負荷型”と”全負荷型”に分けられます。

これらの違いは、停電が起こった際に家のどの部分まで蓄電池から電気を供給するかによって決まります。

例えば、特定負荷型蓄電池は、事前に選定された特定の場所や装置にのみ電力を供給します。

これは停電時に最も重要と考えられる部分、例えば冷蔵庫や照明など、生活に不可欠な設備に絞って電力を供給するものです。

一方で、全負荷型蓄電池はその名の通り家全体に電力を供給する蓄電池です。

これにより、停電時であっても家庭の全ての電気機器を通常通りに使用することができます。

このように特定負荷型と全負荷型の蓄電池は、停電時に電気を供給できる範囲に大きな違いがあります。

特定負荷型蓄電池は設置費用が低い場合が多く、停電時には必要最低限の電力供給が可能です。

一方、全負荷型蓄電池は家全体に電力を供給できるため、停電時でも普段と変わらない生活が可能ですが、その分だけ設置費用が高くなることがあります。

そのため、どちらのタイプを選ぶかは家庭の電力需要や予算に応じて検討する必要があるでしょう。

停電時に決められた場所にだけ電気を供給するのが”特定負荷型”蓄電池

停電時に決められた場所にだけ電気を供給するのが”特定負荷型”

特定負荷型蓄電池は停電が発生した際に、事前に選択しておいた特定の家電や部屋へのみ電力を供給する蓄電池です。

特定負荷型蓄電池では、停電時に電力を供給する箇所を分電盤のブレーカーを通じて選択します。

たとえば、蓄電池の設定で「1階のリビングとキッチン」を選択していた場合、停電時にはこれらの場所では電気が使えます。

しかし、選択していない2階の部屋では電気を使用することができません。

このタイプの蓄電池は、選べる供給箇所の数が機種によって異なり、一般的には1~2箇所を選択することができます。

例えば、冷蔵庫を含むキッチンや、家族が集まるリビングの照明など、日常生活に不可欠な電力を確保したい場所を選択することが多いです。

これにより、限られた電力を効率的に活用し、必要最低限の生活機能を維持することが可能になります。

ただし、全ての部屋や機器に電力を供給することはできないため、どの部分に電力を供給するかは慎重に選択する必要があります。

特定負荷型蓄電池のメリット

ここでは特定負荷型蓄電池のメリットを解説していきます。

設置費用が安い

特定負荷型蓄電池は全負荷型蓄電池に比べて設置費用が安いのがメリットの一つです。

メーカーによりますが同じ容量の特定負荷型と全負荷型であれば、10万円ほど安価な価格設定となっています。

太陽光発電で充電可能なので、安価な防災対策としてぴったりです。

以前までであれば、特定負荷型蓄電池は全負荷型蓄電池の価格差は30万円前後ありましたが、全負荷型の普及が進んだことで価格差は縮まってきています。

小型で省スペース、室内設置も可能

特定負荷型蓄電池はそのコンパクトなサイズが大きなメリットです。

このタイプの蓄電池は小型であるため、住宅の限られたスペースにも簡単に収まります。

実際、多くの特定負荷型蓄電池は室内設置が可能です。

例えば、リビングの隅や収納の奥まったスペースなど、生活空間の一部を利用して設置することができるでしょう。

これは、設置スペースに制約のある都市部の住宅にとって非常に重要な特徴です。

また、全負荷型蓄電池と比較して、特定負荷型蓄電池は設置場所の選択肢が広いというメリットもあります。

全負荷型蓄電池は一般にサイズが大きく、設置にはより多くのスペースが必要です。

しかし、特定負荷型蓄電池はその省スペースなサイズを活かして、より柔軟に設置場所を選ぶことができます。

このような特徴から特定負荷型蓄電池は、都市部を含む多様な住宅環境に適応しやすい蓄電池です。

停電時の稼働時間が長い

特定負荷型蓄電池は停電時に電気を供給する範囲を限定することで、同じ蓄電容量を持つ全負荷型蓄電池と比較して、より長い時間電気を使用することがメリットです。

たとえば、リビングの照明やキッチンの冷蔵庫など、停電時に必要な機器のみに電力を供給することができます。

もし外出中に自宅で停電が発生した場合でも、特定負荷型蓄電池があれば、冷蔵庫などの選択した家電は蓄電池の電気を使って動作し続けるため、食品が腐るという心配がありません。

このように、特定負荷型蓄電池は、停電時に家庭内の必要な部分だけに電力を供給します。

その結果、全負荷型蓄電池と比べて長時間にわたって電力供給を維持することが可能になるのです。

特定負荷型蓄電池のデメリット

特定負荷型蓄電池にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

ここでは、特定負荷型蓄電池のデメリットについて解説します。

停電時に使える電気が限られる

特定負荷型蓄電池は停電時に家全体の電気回路を復旧させることができない点がデメリットとして挙げられます。

例えば、停電時に冷蔵庫とリビングの照明を復旧させる場合、その他の部屋の電気や家電は使用することができません。

このように、特定負荷型蓄電池は、必要最小限の電力供給には適していますが、家全体の電力を復旧することができないというデメリットがあります。

そのため、蓄電池を選ぶ際には、自宅の電力使用状況や停電時のニーズを考慮して、特定負荷型と全負荷型のどちらが適切かを検討することが重要です。

停電時に200V家電(IHクッキングヒーターなど)が使えない

特定負荷型蓄電池は停電時200V家電に対応していない製品がほとんどです。

200V家電には以下のようなものがあります。

とはいえ、緊急時にあえて使用する必要性が低いものがほとんどですね。

最新モデルの選択肢が少ない

家庭用蓄電池が登場した当初は特定負荷型蓄電池の割合が多く、種類が豊富でした。

しかし、2023年以降の最新モデルでは災害時に強い全負荷型蓄電池の数が多くなっています。

そのため、特定負荷型蓄電池を検討するさいには数が少なく、選択肢が少ないのが現状です。

しかし、人によっては数が少ない方が逆に選びやすいと感じられるかもしれません。

また、最近ではオプション機器を設置することで、特定負荷型から全負荷型に変更できる蓄電池も増えてきました。

こんなご家庭は特定負荷型蓄電池がおすすめ

特定負荷型蓄電池をおすすめできるご家庭をご紹介します。

上記に当てはまるご家庭であれば、特定負荷型蓄電池のデメリットを気にせず、快適に使用していただけるでしょう。

停電時でも家全体に電気を供給できるのが”全負荷型”蓄電池

停電時でも家全体に電気を供給できるのが”全負荷型”

特定負荷型がブレーカーの中から停電時に使用する箇所を選ぶ必要があることに対して、全負荷型ではその必要がありません。

全負荷型は60~75Aまでの電気を停電時に供給できる仕様になっているので、一般的なご家庭であれば家全体に電気を供給できるのです。

災害時には想定外の事態も起こり得ますので、万が一の備えとして全負荷型を設置されるご家庭も増えています。

ただし、二世帯住宅等で75A以上を使っていたり、60Aまでの全負荷型蓄電池に対して住宅側は75Aを使用していたりすると、特定負荷型と同じようにブレーカーを選んでいただいて供給する部分としない部分を選択する必要があります。

全負荷型蓄電池のメリット

災害対策として人気が高まっている全負荷型蓄電池。

ここでは全負荷型蓄電池のメリットについて解説します。

停電時にも家全体で電気が使える

全負荷型蓄電池の大きなメリットは、停電が発生した際に家全体の電気を復旧させられることです。

全負荷型蓄電池は、家庭内のほぼすべての電気回路に電力を供給できるため、大規模な停電が起こった際でも家のすべての部屋で電気を使用することができます。

例えば、台風や大雪などの自然災害によって引き起こされる広範囲な停電の際にも、全負荷型蓄電池を持っていれば、リビングの照明・キッチンの家電製品・寝室のエアコンなど、家中のすべての電気機器を通常通りに使うことができます。

このような状況では、ペットや小さなお子様がいる家庭にとって特に全負荷型蓄電池は安心です。

停電時であっても、ワンちゃんのためのエアコンや、お子様の部屋の照明、冷蔵庫で保存している食品などを守ることができるからです。

また、在宅勤務をしている方やオンライン学習を行っている学生にとっても、停電時にインターネット接続が途切れることなく作業を続けることができるという利点があります。

現代社会では、インターネット接続が生活に欠かせない要素であり、停電時でもこの接続を維持することは非常に重要です。

全負荷型蓄電池を設置していれば、家族みんなが安心して生活を送ることができるでしょう。

しかし、全負荷型蓄電池が復旧できるのは多くても75Aまでの電気回路です。

2世帯住宅や部屋数の多い大きな家などはご家庭の分電盤が75A以上の場合があります。

その場合、一部の電気が使用できません。

停電時にも200V家電が使える

全負荷型蓄電池は特定負荷型蓄電池と違い、200V家電にも対応しています。

停電中も快適な部屋で美味しいディナーをいただくことが可能です。

メーカーや機種が豊富で様々な選択肢がある

当初は数に少なかった全負荷型蓄電池ですが2023年以降は特定負荷型蓄電池を上回る数の全負荷蓄電池が販売されています。

メーカーによってAI機能が搭載されていたり、耐浸水性能が向上しているなど特徴も様々です。

ご家庭に合った全負荷型蓄電池を見つけるのは容易ではありませんが、エコ電気サービスのような専門知識をもった販売店であればピッタリな機種を探し出すことができます。

全負荷型蓄電池のデメリット

非常用電源として注目されている全負荷型蓄電池ですが、デメリットもあります。

ここでは全負荷型蓄電池のデメリットを解説します。

設置費用が高い

全負荷型蓄電池は、停電時に家全体の電気を復旧することができる優れた設備です。

しかし、その高い機能性に伴い、設置費用も比較的高額になる傾向があります。

また、全負荷型蓄電池を販売する業者によっては、適正価格を超える高額での販売が行われている場合もあります。

あまりに高額な設置費用は消費者にとって不利益となり、蓄電池の購入を考えている際には特に注意しなければいけません。

例えば、ある業者が提供する全負荷型蓄電池の見積もりが高額である場合、別の業者からも見積もりを取得し、適正な設置費用であるかどうかを比較検討することが重要です。

全負荷型蓄電池を設置する際には、このデメリットを理解し、購入前に十分な情報収集と価格比較を行うことが不可欠です。

蓄電池の適正価格についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

容量のわりに停電時の稼働時間は少ない

全負荷型蓄電池は、停電時に家全体に電力を供給する能力を持っています。

しかし、同容量の特定負荷型蓄電池と比較して、停電時の稼働時間が短くなる傾向があります。

これは全負荷型蓄電池が停電時にも家中の電気機器に電力を供給するため、消費される電力が多くなるためです。

たとえば、特定負荷型蓄電池がキッチンの冷蔵庫やリビングの照明などの限られた場所にだけ電力を供給するのに対し、全負荷型蓄電池は家全体の照明や家電、エアコンなどあらゆる電気機器に電力を供給します。

それによって、全負荷型蓄電池に蓄電された電力はより早く消耗し、停電が長引くと電力が不足する可能性があります。

しかしながら、晴れた日であれば太陽光発電で発電した電力を補充することが可能です。

太陽光発電を併用することで、蓄電池の電力を日中に再充電し、停電が長引いた場合にも備えることができます。

全負荷蓄電池の導入を検討する際には、このような運用方法も視野に入れて、自宅の電気の使い方に最適なシステムを選ぶことが重要です。

こんなご家庭は全負荷型蓄電池がおすすめ

全負荷型蓄電池をおすすめできるご家庭をご紹介します。

上記に当てはまるご家庭であれば、全負荷型蓄電池のデメリットを気にせず、快適に使用していただけるでしょう。

まとめ

特定負荷型蓄電池なら使える場所は限りがありますが、電気の使いすぎを防ぐことができます。

反対に全負荷型蓄電池であれば、電気の使いすぎには気をつけないといけませんが、停電時でも普段と変わらずに過ごすことができます。

特定負荷型も全負荷型も、どちらか一方が優れている訳ではなく、それぞれ一長一短です。

ご家庭の状況によっても向き・不向きがありますので、まずはお気軽にご相談ください。

エコ電気サービスでは、特定負荷型・全負荷型ともに幅広い機種を取り揃えております!

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