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Huawei(ファーウェイ)といえば、「Sumsung」・「Apple」に次ぐ世界シェア3位のスマートフォンメーカーとしてご存知の方も多いのではないでしょうか。
そんなHuaweiから、家庭用ハイブリッド型蓄電池 LUNA2000シリーズがリリースされました。
スマホメーカーの蓄電池なんて大丈夫なの？
他メーカーの蓄電池と比べて性能が悪いんじゃないの？
そんな疑問にお答えしていきます。
蓄電池とは電力会社から購入した電気や太陽光発電で発電した電気を充電し、貯めておくことができる設備です。
蓄電池に貯めた電気は昼間や夜間、停電時など必要な時に放電して使用できます。
特に太陽光発電やエコキュートと相性がよく、太陽光発電で発電した電気を貯めて夜間に使用したり、深夜の割安になった電気を貯めておいて、逆に電気代が割高になった昼間に使用するなどして活用可能です。
近年では太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間が満了し売電単価が安くなることに加え、電気代の高騰も手伝って自家発電・自家消費に切り替えるために蓄電池を導入するご家庭が急増しています。
また、大容量の蓄電池であれば1日分以上の電気を貯められることから台風などの自然災害に伴う停電時の非常用電源としても人気です。
一部のハウスメーカーでは新築時に太陽光発電と一緒に蓄電池も設置できるところもあり、今後ますます導入されるご家庭は増えていくでしょう。
蓄電池について、こちらの記事で詳しく解説しています。
蓄電池を導入するメリットには以下の4つがあります。
蓄電池のメリットについては、こちらの記事もご覧ください。
蓄電池を導入するデメリットには以下の3つがあります。
蓄電池のデメリットはこちらの記事でも詳しく解説しています。
蓄電池の導入を考えているのなら必ず知っておきたいのが適正価格です。
この適正価格を把握していないと悪徳業者に騙されてしまうこともあります。
蓄電池の適正価格は容量1kWhあたり約15万前後~20万円です。
1kWhあたり20万円以上の高額な見積もりや、反対に10万円などの格安の見積もりを出してくる業者はお断りしましょう。
格安の業者もお断りするのは工事の質が悪い可能性が高いからです。
安物買いの銭失いにならないよう、気をつけましょう。
蓄電池の適正価格についてこちらの記事でより詳しい解説を行っています。
いきなり蓄電池市場に登場したかのような印象のHuaweiですが、実は蓄電池と密接な関係にあるパワーコンディショナにおいて、2015から2019年まで5年連続世界シェア1位の実力を保持しています。(2020年度は公表前)
また、世界だけでなく国内企業への信頼が厚い日本市場においても、オムロンやパナソニックを抑えてシェア1位を獲得しているのも興味深いですね。
高いシェア率の秘訣は、故障の少ないその信頼性にあります。
一般的にパワーコンディショナの故障率は10～20％と言われているなか、Huawei製パワーコンディショナの故障率は0.35％であり、その差はなんと28倍以上。
現代社会に必要不可欠なスマートフォン、蓄電池と関係の深いパワーコンディショナ、この2つの製品でともに世界トップクラスの技術力・信頼性を発揮しています。
家庭用蓄電池の発売は当製品が初めてですが、スマートフォン・パワーコンディショナと同様、高い信頼性と性能、そしてコストパフォーマンスで注目されているのがこれからご紹介するLUNA2000シリーズです。
高い技術力を誇るHuawei製蓄電池、LUNA2000シリーズの性能と特徴を確認していきます。
Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」は、太陽光発電・蓄電池の双方を1台のパワーコンディショナで制御できるハイブリッド型蓄電池なので、電力変換ロスが少なく効率的です。
さらに、使用しているハイブリッドパワーコンディショナの電力変換効率は97％と、業界トップクラスの高効率です。
参考までに、他社製ハイブリッドパワーコンディショナの電力変換効率は、そのほとんどが94～96％と言われています。
近年の蓄電池の主流は、停電時も普段通り電気を使用できる全負荷対応蓄電池です。
Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」も全負荷対応なので安心です。
もちろん、停電時の電気使用を一部分だけに制限する特定負荷にも対応しています。
後述する”蓄電容量”を最小の5kWhにする場合は、特定負荷を選ぶことによって停電時に電気が足りなくなるリスクを下げることができます。
Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」は従来の蓄電池とは異なり、ご家庭ごとに最適な蓄電容量を5kWh刻みで選択することが可能です。
その選択の幅は非常に広く、最小5kWhから最大30kWhまで選択することができます。
しかしながら、日本では消防法によって17.76kWh以上の蓄電設備は規制の対象となっており、Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」で言うと、実行容量15kWh以上の蓄電容量はこの消防法で規制されてしまいます。
そのため、実質的に選べる蓄電容量は5kWh・10kWhの2種類です。
(消防法による基準値以上の蓄電容量を擁する蓄電設備を設置する場合、厳しい設置基準を遵守した上で消防局に申請が必要です)
また、蓄電池を設置した後からでも蓄電容量を増設することが可能です。
Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」は各蓄電モジュールを単独制御しているので、新しい電池が古い電池の影響を受けることなく、蓄電容量を最大限に活用することができます。
蓄電池に使用されているリチウムイオン電池は、様々な種類があります。Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」に採用されている電池は、LiFePO4電池(リン酸鉄リチウムイオン電池)という種類です。
LiFePO4電池は、数あるリチウムイオン電池の中でも最も安全な蓄電池とされており、電気自動車や電動アシスト自転車、産業用ロボットなど幅広い分野で採用されています。
また、非常に長寿命の蓄電池としても知られており、スマートフォンやノートパソコンに採用されているLiCoO2電池(コバルト酸リチウムイオン電池)の2～4倍のサイクル寿命を誇る高性能蓄電池なのです。
Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」では蓄電池筐体の内部に複数ある蓄電モジュール1つ1つにセンサーを8個搭載しています。
内部の異常を徹底的に監視するので万が一トラブルが起こった際でも安心です。
直流アーク放電は空気中に電気が流れる現象のことで、発生すると接触部の温度は約3,000度まで上昇します。
溶接作業などにも応用されている直流アーク放電ですが、意図せず発生させてしまうと火災にも繋がります。
太陽光発電においても、パネルの老朽化などが原因で発生することが度々問題となっています。
Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」では、検出の難しいアーク発生前のノイズパターンを100万種類以上参照可能で、ノイズ検出時には瞬時にパワーコンディショナを停止することで火災発生を未然に防ぐことができます。
| 型式 | LUNA2000-5-NHS0 | LUNA2000-10-NHS0 | LUNA2000-15-NHS0 |
| 蓄電実行容量 | 5kWh | 10kWh | 15kWh |
| 電池種類 | LiFePO4電池(リン酸鉄リチウムイオン電池) | 同左 | 同左 |
| PV時充電時間 | 約3.3時間 | 同左 | 同左 |
| AC時充電時間 | 約3.3時間 | 約5時間 | 約7.5時間 |
| 設置場所 | 屋内外 | 同左 | 同左 |
| 使用可能温度範囲 | -10～55℃ | 同左 | 同左 |
| 設置湿度範囲 | 5～95％(結露無し) | 同左 | 同左 |
| 寸法(幅/高さ/奥行) | 67/60/15(cm) | 67/96/15(cm) | 67/132/15(cm) |
| 質量 | 63.8kg | 113.8kg | 163.8kg |
| 防水防塵保護等級 | IP65 | 同左 | 同左 |
| 冷却方式 | 自然空冷(ファンレス) | 同左 | 同左 |
| 騒音レベル | 29dB | 同左 | 同左 |
| 型式 | SUN2000-4.95KTL-JPL1 |
| 定格出力 | 連系時4.95kW、自立時2.45kVA/4.95kVA |
| 定格出力電圧 | 連系時202V、自立時101V/202V |
| 起動入力電圧 | 100V |
| 定格入力電圧 | 320V |
| 最大入力回路数 | 4回路 |
| 電力変換効率 | JIS効率 97.0％ |
| 使用可能温度範囲 | -25～60℃ |
| 設置湿度範囲 | 0～100％(結露無し) |
| 寸法(幅/高さ/奥行) | 36.5/64.9/15.9(cm) |
| 質量 | 19kg(固定金具含む) |
| 防水防塵保護等級 | IP65 |
| 冷却方式 | 自然空冷(ファンレス) |
LUNA2000シリーズのハイブリッドパワーコンディショナの質量は、固定金具込みで19kgと非常に軽量です。
他社製品では質量が25～30kg以上もあり、設置時にはどうしても2人作業となってしまいます。
軽量化による作業人数の削減により、ご提示する御見積書から工事代を削減することができます。
今回は、パワーコンディショナー世界シェアNo.1のHuaweiが満を持してリリースしたLUNA2000シリーズをご紹介しました。
最後にご紹介した内容をまとめておきます。
いかがでしたでしょうか。
Huaweiが長年培ってきた技術力による高い安全性や高効率化など、独自技術が盛りだくさんで見所満載の蓄電池でしたね。
とはいえ、どのような蓄電池が最適であるかは各ご家庭の環境によって大きく異なります。
蓄電池駆け込み寺では、Huawei蓄電池「LUNA2000シリーズ」をはじめ、様々な蓄電池をご紹介しています。
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