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【目的別】太陽光発電・蓄電池を併用すべきか判断できる|注意点まで

目的別】太陽光発電・蓄電池を併用すべきか判断できる|注意点まで

「太陽光発電と蓄電池は併用するべき?」

「太陽光発電だけ、蓄電池だけでは電気代はお得にならない?」

太陽光発電と蓄電池の導入を検討するとき、生活へのメリットをイメージしづらく、自分の場合は併用すべきか、太陽光発電と蓄電池のいずれかでよいか、迷いますよね。

結論からお話しすると、太陽光発電と蓄電池を併用すべきかは、目的によって異なります

目的 向いている設置パターン
電気代の節約 太陽光発電+蓄電池の併用
停電等の備え 太陽光発電+蓄電池の併用
自家消費や売電 太陽光発電のみ

昼夜問わず電気をよく使うご家庭や、災害が多くて停電のときに苦労したから停電時の備えをしておきたいなどの目的であれば、自家発電による消費と電気の蓄えができる太陽光発電と蓄電池の併用が向いています。

一方で、日中自宅で過ごすことが多いご家庭や、日当たりが良くて自家消費しても余剰分があり売電を考えているようなご家庭であれば、太陽光発電のみでも経済的メリットを得られる可能性があります。

本記事でも成功事例を紹介しているのですが、目的に合った太陽光発電・蓄電池を導入した人は、電気代の大幅な削減などを実感されています。

そこで本記事では、目的別に太陽光発電と蓄電池を併用すべきかどうかを詳しく解説します。

本記事を読むことで叶うこと
・自分の目的に合わせ、太陽光発電、蓄電池の単体か併用かの判断ができる
・おおよその費用感や導入ステップにおける失敗を回避するためのポイントがわかる
・太陽光発電と蓄電池を併用したときにより経済的メリットを得るために取るべき対策がわかる

太陽光発電と蓄電池を導入する際のステップで押さえておくべきポイントや、経済的効果を左右してしまうケースを取り上げ、その対策についても紹介しています。

本記事を最後まで読めば、太陽光発電と蓄電池の導入による費用対効果をより高められるはずです。

あなたの目的に合わせた判断をして、よりお得かつ将来的なコスパに繋げましょう。

この記事のタップできる目次

1.【結論】目的に応じて太陽光発電・蓄電池を設置するか判断すべき

冒頭でもお伝えした通り、太陽光発電と蓄電池を併用すべきか、単体で導入すべきかは、あなたの目的で変わってきます。

太陽光発電や蓄電池を設置する目的はいろいろあると思いますが、今回は次の3つの目的別に、併用すべきか太陽光発電・蓄電池のいずれかの設置で良いのかを紹介します。

目的 設置パターン
電気代の節約 太陽光発電+蓄電池の併用
停電等の備え 太陽光発電+蓄電池
自家消費や売電 太陽光発電

目的を明確にし、導入すべきかどうかの参考にしてくださいね。

1-1.【目的①】電気代の節約なら太陽光発電・蓄電池の併用

もし電気代の節約を目的としているのであれば、太陽光発電と蓄電池の併用がおすすめです。

特に、オール電化住宅や毎月の電気使用量が多いご家庭、日中は家を不在にしているようなご家庭に向いています。

太陽光発電は主に日中に発電しますが、日中は仕事などで外出しており、使うよりも作る電気のほうが多いというご家庭も多いのではないでしょうか。

蓄電池を設置していない場合、余った電気を電力会社へ売ることができますが、売電の価格は減少傾向にあります。

そのため、近年は日中に作った電気は売電するよりも蓄電池にためて自家消費し、購入する電気を削減したほうが経済的メリットが大きいと言われています。

以下は、太陽光発電・蓄電池を導入していない場合と、いずれかを導入している場合、併用してる場合における電気代の違いをまとめたものです。

違いをわかりやすく伝えるため、極端な例となっていますが、太陽光発電も蓄電池も導入していない場合、昼間も夜間も電気を購入することになるため、電気代は100%かかります。

太陽光発電のみを採用した場合、昼間の電気はまかなえますが、夜間は電気を購入しなければなりません。

蓄電池のみを導入した場合も、電気料金が安くなる夜間に蓄電池に電気を貯め、日中は蓄電池の電気を使うことになりますが、電気使用量が多い場合は昼間も夜間も電気代がかかる可能性があります。

ですが、太陽光発電と蓄電池を併用していた場合、日中は発電しながら電気を使い、余った分の発電を蓄電池へ貯めておけば、夜間の電気もまかなうことができます。

そのため、電気代の削減を目的とするのであれば、太陽光発電や蓄電池を単体で採用するよりも、併用するほうが経済的な効果をより得ることができるでしょう。

1-2.【目的②】停電等の備えなら太陽光発電・蓄電池の併用

昨今増えている、災害時の停電などの備えとして太陽光発電や蓄電池を考えている場合は、太陽光発電と蓄電池の併用がおすすめです。

万が一、災害により停電しても、太陽光発電と蓄電池を併設していれば、日中は太陽光発電で電気を使いながら、余剰分を蓄電池へ貯めておくことができます。

太陽光発電に加え、蓄電池を併用していた場合、仮に太陽光で発電ができない時間に電気の供給が止まっても、電気を使うことができます。

太陽光発電のみの場合、日中の電気はまかなえますが、夜間は発電できないため、電気が使えません。

災害で電力会社からの電気の供給が止まれば、夜間は停電してしまうことになります。

蓄電池の場合も、電力会社から電気を購入し、蓄電池に貯めた分を使うことで、一時的な停電をしのぐことはできます。

しかし、停電が数日続いて蓄電池の電気を使い切れば、電気のライフラインは停止します。

そのため、停電などがあっても一定の電力は使えるようにしたいという目的であれば、太陽光発電と蓄電池の併用がおすすめです。

1-3.【目的③】自家消費や売電なら太陽光発電のみ

太陽光で発電した電気を自家消費しつつ、余った分は売ることを目的としているケースでは、太陽光発電のみの設置が向いています。

太陽光で発電した分の電気を自家消費できる場合、蓄電池の容量分の電気を溜められず、最終的に電力会社から電気を買電して電力を貯めることになるため、かえって電気代がかかってしまう可能性があります。

オール電化住宅で在宅ワークをしている人や、就学前の子どもがいて日中も家で過ごすことが多いご家庭などは、太陽光で発電した分をしっかりと自家消費できるため、買電量の大幅な削減が可能です。

日中の電気使用量が多く、太陽光発電分の自家消費が可能な場合は、太陽光発電のみ採用し、電気が余ったときだけ売電する方法が向いているでしょう。

2.太陽光発電・蓄電池設置の成功事例

「本当に電気代が安くなるの?」

「太陽光発電で自家消費しながら売電して、黒字になるものなの?」

目的別に、太陽光発電・蓄電池を設置すべきケースを紹介しましたが、実際のところどうなのかという部分が気になる方も多いのではないでしょうか?

大きな買い物になるため、太陽光発電と蓄電池を併用するのか、太陽光発電のみを採用するのかは、最終的に得られる経済的メリットも考慮して検討したいですよね。

そこでこの章では、太陽光発電・蓄電池を実際に導入され、効果を実感された人のリアルな声を紹介したいと思います。

電気代や売電など、具体的な金額についてコメントされている声を中心にピックアップしているので、ぜひ参考にしてくださいね。

2-1.【電気代の削減・万が一の備え目的】太陽光発電と蓄電池を併用した人の成功事例

太陽光発電と蓄電池を併用することで、エアコンの使用などで電気使用量が増えるシーズンも、エアコン24時間フル稼働でも電気代は数千円ほどだったというコメントが多く見られます。

家中のエアコンを夏場は消さずに使っているといいます。それでも…。「電気代は月に1000円か2000円ぐらい。太陽光発電と蓄電池でほぼ賄える状態です」

引用:テレ朝news「冷房フル稼働で電気代月600円も 太陽光発電に“第2のブーム” 蓄電池で夜もOK

このあたりは災害が少なく、家族はそれほど必要性を感じていませんでしたが、私の一存で決めました。しかし、その年の夏、西日本全体を襲った大きな台風によって、わが家周辺が停電に。蓄電池を設置していたおかげで、キッチンの照明や冷蔵庫の電気が使えたんです。

出典:Panasonic「お客様の声

一番期待したのは「電気代」で、しっかり効果が出ています。私は暑がりで夏はエアコンをつけている時間が長いのですが、それでも売電で月10,000円ぐらいのメリットがあり、妻が喜んでいます。二人とも不在の昼間は愛犬だけになりますが、エアコンをつけたままになるのですが抵抗は感じなくなりました。

出典:Panasonic「お客様の声

安い深夜電力を蓄電池に貯めて使うことで、電気料金の高い時間帯に電気を買わなくて済むのがいいですね。また、太陽光発電の自立運転機能と蓄電池に貯めた電気があれば、災害時の電源が確保できるという安心感もあります。

出典:京セラ「お客様

電気代が安くなったという声が多いため、電気代の削減を目的としているのであれば、太陽光発電と蓄電池は併用すべきと言えるでしょう。

2‐2.【自家消費・売電目的】太陽光発電のみを採用した人の成功事例

自家消費をしっかりできるご家庭は、太陽光発電のみでも電気代の削減が期待でき、売電により最終的に黒字になったというコメントも見られます。

うちは8人の大家族だから、光熱費の負担を少しでも減らしたかったんです。そこで、ソーラー+オール電化を導入しました。導入前は月3万円前後だった光熱費が、月1.2万〜2万ほどになって、とても嬉しかったです。

出典:SHARP「お客様からご満足の声

売電・買電の状態で室内モニターのランプの色が変わるので、使用状態を常に意識するようになりましたね。どれくらい電気を消費しているかがよく分かるので、日常の行動を見直すきっかけにもなったと思います。

出典:SHARP「お客様からご満足の声

発電したけれど自分の家で使わない電気を売る「売電収入」が、去年の5月は18,063円になりました。翌6月も売電収入が多かったですね。年間で計算してみると、124,258円もの黒字に。

出典:SHARP「お客様からご満足の声

資源エネルギー庁発表の資料によると、電気の買取価格は右肩下がりの傾向となっていますが、自家消費で電気代を削減しつつ、収入も得られるという面でメリットを感じ、採用されている人は多いようです。

3.導入コストの目安は太陽光発電は約100万円・蓄電池は約50万円

いざ太陽光発電や蓄電池を採用しようと思っても、システム・本体や工事費用などのコストが高額なイメージがあり、費用面で不安を感じている人もいるのではないでしょうか?

家族構成や毎月の電気使用量によって、発電・蓄電の容量が変わってきますが、太陽光発電は約100万円から、蓄電池は50万円から導入できます。

3-1.太陽光発電は100万円(4kW)が主流

一般的な住居における太陽光発電は、パネルの設置面積(屋根の広さ)や費用などから、発電容量3〜5kWの太陽光発電が主流となっています。

1kWあたりの単価は約20万円となっており、4kWの太陽光発電を取り付けた場合は工事費用含め約100万円が相場と言えます。

3-2.蓄電池は50万円前後(3kWh)から設置可能

蓄電池の容量については、蓄電池の設置目的で異なりますが、例えば、3kWh程度の蓄電池を採用した場合の費用は52万円が目安です。

そのため、太陽光発電と蓄電池を併用した場合は、150万円前後が相場帯となってきます。

ただし、太陽光発電と蓄電池は、採用するメーカーや容量によって価格が大きく変わってきます。

蓄電池の価格については、「【2024年最新】蓄電池の適正価格は?1kWhあたり20万円以上は注意!家庭用蓄電池の見積もりで確認しておきたいポイント」でも紹介していますが、家族構成や蓄電池を採用する目的によっても選ぶべき容量が異なるため、相場は目安にすぎません。

どのくらいの費用感になるかを把握した場合は、無料でできる導入シミュレーションなどをうまく活用し、自分の条件に合った太陽光発電と蓄電池を採用した場合はいくらになるのかを調べましょう。

もし具体的な導入コストを知りたい場合は、ぜひエコ電気サービスの無料導入シミュレーションをご利用ください。

ご希望のメーカーや目的・容量に応じたシステムのご提案もさせていただきますので、何を選べばいいのかわからないという人も、お気軽にお問合せください。

3-3.自治体の補助金制度をうまく活用すればコスト軽減が可能

少容量の太陽光発電や蓄電池を選んだとしても、100万円以上のコストがかかる可能性があり、なかなか手を出せないという人もいるでしょう。

しかし、昨今の環境に配慮した取り組みが推進されていることもあり、都道府県や市区町村単位で、省エネルギー・再生可能エネルギー設備に対する補助金制度が設けられています。

都道府県と市区町村のそれぞれで補助金の制度があり、諸条件を満たせば、複数の補助金を受け取ることも可能です。

例えば、東京都の場合、「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」という補助金を受け付けており、太陽光発電の設置にかかる費用の補助を受けることができます。

補助金には、太陽光発電にかかる工事費用も用意されています。

東京都葛飾区では「《個人住宅用》かつしかエコ助成金」があり、「住宅用の太陽光発電と蓄電池の併設」「住宅用太陽光発電(単体)」「住宅用蓄電池(単体)」のいずれの設置パターンでも、補助金を受けられます。

先着順が多く、早いタイミングで募集定員や予算上限に達してしまうケースが多いですが、うまく活用すれば導入コストを抑えられるでしょう。

購入前に都道府県・市区町村のホームページを確認するのがおすすめです。

 

4.全4ステップ|太陽光発電・蓄電池導入を失敗しない流れ

導入目的を明らかにし、おおよその費用感を把握したら、実際に導入する太陽光発電や蓄電池を検討・選択していくことになります。

しかし、太陽光発電や蓄電池の購入は、何度も経験できる買い物ではありません。

初めての購入でも失敗したくないと考えるのであれば、これから紹介する4つのステップに沿って、自分にあった太陽光発電・蓄電池を選び、信頼・安心できる設置業者を見つけることが非常に重要です。

ステップごとのポイントや注意点についても紹介しているので、初めて太陽光発電や蓄電池を導入する人も迷わずに導入システムを決定できるはずです。

4-1.ステップ①|太陽光発電・蓄電池の一般的な知識を身につける

まず行うべきことは、太陽光発電・蓄電池における一般的な知識を身につけることです。

太陽光発電も蓄電池もさまざまな種類があり、組み合わせを間違えると機能を低下させる可能性があります。

例えば、太陽光発電と蓄電池の両方の電気を変換・管理できるハイブリットタイプと言われるパワーコンディショナーは、回路の数に注意が必要です。

太陽光発電の回路が4つなのに、回路数が3つのハイブリット型パワーコンディショナーの蓄電池を採用してしまうと、1つの回路数分だけ発電量が減少します。

安さなどの経済的メリットやコンパクトさなどのサイズ感だけで選んでしまうと、機能低下を招き、結果的に損をする可能性があります。

理解しておきたい知識
「単機能型蓄電池」と「ハイブリッド型蓄電池」の違い
・「定格出力」と「実効容量」の違い
「全負荷型蓄電池」と「特定負荷型蓄電池」の違い
・100V対応と200V対応の違い
・メーカーごとの特徴の違い
・パワーコンディショナーの変換効率によるロス量

各メーカーのパンフレットを見たり、太陽光発電・蓄電池を取り扱う業者から話を聞いたりして、基本的な知識を身につけるようにしましょう。

4-2.ステップ②|自宅屋根の日照時間や設置場所を確認する

太陽光発電や蓄電池を導入する場合、必ず自宅の屋根や設置場所を確認しましょう。

太陽光発電は、設置場所の日当たりやソーラーパネルの向き、角度などは、季節や天候によって大きく異なり、発電量を大きく左右するためです。

日照量は、各メーカーなどが用意しているシミュレーションをうまく活用することで調べられます。

例えば、SHARPが提供しているWebのシミュレーターは、自宅の住所を入力することで、システム容量や平均電気代などの概算を確認できます。

適切な設置容量を把握するためにも、自宅の屋根や設置場所の日照量を調べておきましょう

また、蓄電池については、屋内屋外問わず、どの場所にどれくらいの大きさのものなら設置できるのかを確認しておくことも重要です。

蓄電池の商談は屋内で行われ、設置場所まで気が回らない営業担当もいます。

購入者自身も性能や価格にばかり気を取られて、パワーコンディショナーと蓄電池ユニットが一体型か分離型かを把握しないまま契約してしまい、購入後に設置場所がないというトラブルが起こっています。

パワーコンディショナーと蓄電池ユニットの一体型は、サイズが大きく設置場所が限られる可能性があります。

気になる商品を見つけたら、必ずサイズを確認しておくようにしましょう。

4-3.ステップ③|現在の電気使用量と電気料金を確認する

太陽光発電と蓄電池を導入する場合、可能であれば過去1年分の電気使用量と電気料金を確認してください。

生活スタイルや導入の目的に合わない容量の太陽光発電や蓄電池を採用してしまい、費用対効果が合わず、損をしてしまったという失敗は少なくありません。

容量の大きな太陽光発電や蓄電池を採用すれば、日中の電気供給についても心配が少なく、蓄電池にもより多くの電気を蓄えられるため、万が一停電しても長時間電気を使うことができます。

しかし、一方で太陽光発電も蓄電池も容量に応じて価格は高くなります。

家庭で使用する電気使用量以上の太陽光発電や蓄電池を導入すると、費用対効果は悪くなり、たくさんの電気を蓄えたとしても十分に活用することができません。

逆に、容量が小さいものを選べば、蓄電池の電気をすぐに使い切ってしまい、思っていたよりも電気代の削減をできない可能性があります。

どのご家庭も夏季・冬季は電気の需要が高く、使用量も料金も高くなりやすい傾向があるため、電気使用量や電気料金は、過去1年ほどのデータを確認するようにしましょう。

4-4.ステップ④|2-3社以上の業者から相見積もりを取り総合的に比較する

太陽光発電も蓄電池も決して安くない買い物であるため、2〜3社以上の業者から見積もりを取り、よく比較することが大切です。

見積もりを見比べる際は、金額だけに注目するのではなく、以下の点についても確認することが、後悔や失敗の回避につながります。

【見積もりで注目すべき項目】

特に、見積もり時は細かな工事費用は、具体的な工事とその費用を把握していなかったために、見積もりとかけ離れた高額な費用を請求されるトラブルも起こっています。

全体的なコストだけでなく、機器や工事一つひとつの費用感についても、細かく確認するようにしましょう。

また、商談の際に説明された内容は、口約束ではなく、必ず書面で残しておくことも大切です。

【書面で残しておきたい内容】

思わぬトラブルを避けるためにも、事前にもれなく確認し、契約書や保証書に明記してもらうようにしましょう。

 

5.【太陽光発電・蓄電池併用】経済的効果が得られないケースと対策

太陽光発電と蓄電池の併用においては、初期費用が多く、一歩間違えると費用対効果が大きくダウンしてしまいます。

しかし、よくある失敗から学ぶことで予防し、残念な結果となることはなく、かけたコスト以上の効果を実感できる可能性があります。

5-1.【導入時】申請が遅れて補助金・助成金を受け取れない

【対策】補助金・助成金を調べ、半年以上前から準備をして申請タイミングと必要書類等を用意する

都道府県や市区町村で太陽光発電や蓄電池の導入に対する補助金や助成金があり、条件を満たすことで受け取れますが、予算上限があり早期に受付終了となるケースが少なくありません。

また、先着順ではなく審査によって受給できるケースもあるため、ただ申し込みをするだけでは審査落ちしてしまう可能性があります。

導入計画は、補助金・助成金の採択時の重要なポイントとなるため、少なくとも半年以上前から情報収集や申請タイミング、必要書類などを確認し、準備しておくようにしましょう。

5-2.【導入時】蓄電池の後付けで太陽光パネルの保証がなくなった

【対策】太陽光パネルの保証について、メーカー規定や販売・施工業者へ確認をする

後から蓄電池を導入する場合、太陽光発電のソーラーパネルの保証がなくなってしまう可能性があります。

自然故障だったとしても、蓄電池を後付けした場合、蓄電池を併用したことによって引き起こされた可能性があるからです。

特に、蓄電池の後付けによりパワーコンディショナーを交換するようなケースは、保証切れの対象となりやすい傾向です。

蓄電池を後付けして太陽光パネルと併用する場合は、必ず太陽光パネルの規定を確認し、不安や疑問があれば、販売・施工業者へ連絡・確認をして解消しましょう。

5-3.【使用時】料金プランの変更を忘れて電気代が安くならなかった

【対策】太陽光発電・蓄電池導入時にライフスタイルに合った電気料金プランへ変更する

太陽光発電と蓄電池を導入しても、電気料金を見直しせずに従来のプランを利用し続けることで電気代が安くならず、経済的メリットが得られなくなる可能性があります。

必ず、太陽光発電・蓄電池を導入したタイミングで、自分の生活や電気使用量に合った料金プランへ変更することが大事です。

電気料金については、各電力会社が公開している料金シミュレーターを使うことで、プランごとの料金計算ができます。

例えば、東京電力の場合は、住所や毎月の電気使用量などを入力するだけで、試算が出てきます。

どの料金プランが良いのかを調査し、最大限の費用対効果を得られるプランへ変更しましょう。

6.まとめ

太陽光発電・蓄電池を導入するときに、併用すべきか、いずれかのみでいいのかを解説してきましたが、最後にもう一度ポイントをおさらいしましょう。

太陽光発電・蓄電池は、目的によって、併用かいずれか一方のみかが違ってきます。

目的 設置パターン
電気代の節約 太陽光発電+蓄電池の併用
停電等の備え 太陽光発電+蓄電池
自家消費や売電 太陽光発電

導入コストについては、以下が目安です。

ただし、採用する容量やメーカー、タイプによって価格は大きく変わるため、具体的な価格については販売業者などに相談されることをおすすめします。

蓄電池・太陽光発電の導入はエコ電気サービスにお任せ下さい

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エコ電気サービスでは、蓄電池はもちろん、取り扱いのある太陽光発電やV2Hシステムなど、全ての商品を適正価格でご案内することをお約束しています。

まだ蓄電池のメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。

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スマートフォンをお使いであれば番号をタップしていただくだけで発信できます。

このページの下部より簡単にお問い合わせできます、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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