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今回ご紹介するのは住友電気工業株式会社(以下、住友電工)が発売している全負荷対応ハイブリッド蓄電池「POWER DEPO®H(パワーデポ H)」です。
POWER DEPO®Hは大容量・高出力・高機能が特徴で、設置スペースが少なくてすむパワーコンディショナ一体型の蓄電池でもあります。
基本的な性能として大容量12.8kWhの蓄電容量を持ち、太陽光発電とパワーコンディショナを共有するハイブリッド型、停電時にも家中の電気を復旧できる全負荷に対応している点が挙げられます。
なので、太陽光発電を設置しているご家庭においては、電気代削減や停電時の非常用電源としてPOWER DEPO®Hは非常におすすめです。
今回は上記の基本的な性能に加え、POWER DEPO®Hの特徴を徹底的に解説します。
蓄電池とは電力会社から購入した電気や太陽光発電で発電した電気を充電し、貯めておくことができる設備です。
蓄電池に貯めた電気は昼間や夜間、停電時など必要な時に放電して使用できます。
特に太陽光発電やエコキュートと相性がよく、太陽光発電で発電した電気を貯めて夜間に使用したり、深夜の割安になった電気を貯めておいて、逆に電気代が割高になった昼間に使用するなどして活用可能です。
近年では太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間が満了し売電単価が安くなることに加え、電気代の高騰も手伝って自家発電・自家消費に切り替えるために蓄電池を導入するご家庭が急増しています。
また、大容量の蓄電池であれば1日分以上の電気を貯められることから台風などの自然災害に伴う停電時の非常用電源としても人気です。
一部のハウスメーカーでは新築時に太陽光発電と一緒に蓄電池も設置できるところもあり、今後ますます導入されるご家庭は増えていくでしょう。
蓄電池を導入するメリットには以下の4つがあります。
蓄電池を導入するデメリットには以下の3つがあります。
蓄電池の導入を考えているのなら必ず知っておきたいのが適正価格です。
この適正価格を把握していないと悪徳業者に騙されてしまうこともあります。
蓄電池の適正価格は容量1kWhあたり約15万前後~20万円です。
1kWhあたり20万円以上の高額な見積もりや、反対に10万円などの格安の見積もりを出してくる業者はお断りしましょう。
格安の業者もお断りするのは工事の質が悪い可能性が高いからです。
安物買いの銭失いにならないよう、気をつけましょう。
蓄電池の適正価格についてこちらの記事でより詳しい解説を行っています。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)とは、住友電工が販売している家庭用蓄電池です。
太陽光発電で発電したクリーンな電気や、夜間の割安な電気を貯めて、夕方や雨の日に使用できるので電気代の節約や停電時の備えに役立ちます。
またPOWER DEPO®Hには多くの特徴があり、電気代を節約したい方、停電時に安心したい方におすすめの家庭用蓄電池です。
以下はPOWER DEPO®H特徴の一部です。
POWER DEPO®Hには、上記以外にも多くの特徴があります。
それではPOWER DEPO®Hの仕様や特徴を詳しく解説していきます。
品名 | POWER DEPO® H | ||
品番 | PDH-6000S01 | ||
蓄電池種類 | リチウムイオン電池(リン酸鉄系) | ||
定格蓄電容量 | 12.8kWh(初期実効容量:11.9kWh) | ||
定格電圧 | DC約200V | ||
最大入力電力 | 8.8kW | ||
回路数 | 4回路 1回路あたり2.2kW |
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最大電流 | 短絡耐量:15A 動作電流:14A |
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運転電圧範囲 | DC45V~450V | ||
連系出力 | 6.0kVA(力率0.95時5.7kW) | ||
自立出力 | 6.0kVA 単相3線式 | ||
定格出力可能時間 | 約2時間(連携/自立) | ||
対応負荷容量 | 75A | ||
充電時間 | 最速約2時間(満充電付近の充電を除く) | ||
動作温度 | -20℃~+45℃ | ||
動作湿度 | 15~90%RH(結露なきこと) | ||
設置場所 | 屋外 | ||
外形寸法 | 幅840×奥行380×高さ1,200mm (脚部の奥行は400mm) |
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重量 | 約230kg | ||
騒音 | 45dB以下 |
参考:住友電気工業株式会社 公式サイト「POWER DEPO® H 仕様 | 住友電工」
品名 | リモコン | ||
品番 | RCS-6000SHB | ||
外観 | 液晶(バックライト有り)、タッチパネル | ||
動作温度 | 周囲温度 –10〜40℃ | ||
設置場所 | 屋内 | ||
外形寸法 | 幅100×奥行21×高さ130mm | ||
重量 | 約180g(取付け部材を含む) | ||
通信機能 | 無線LAN IEEE802.11 b/g/n 2.4GHz | ||
通信プロトコル | ECHONET Lite(Ver.1.13、APPENDIX M) |
参考:住友電気工業株式会社 公式サイト「POWER DEPO® H 仕様 | 住友電工」
POWER DEPO®H(パワーデポ H)の蓄電容量は12.8kWhです。
これは一般的な家庭の1日分の電気使用量に相当します。
例えば、冷蔵庫は1日あたり約0.5kWhの電気を使用するので、POWER DEPO®Hに蓄えた電気で約20日以上使用することができます。
また、テレビは1日あたり約0.2kWhの電気を使用するので、POWER DEPO®Hに蓄えた電気で約50日以上も使用することができます。
大容量蓄電池であるPOWER DEPO®Hは、電気代を節約したいご家庭におすすめの蓄電池です。
蓄電池に蓄えた電気を使用して、夜間や電力会社が電気を高く販売している時間帯に電化製品を使用することで、電気代を節約することができます。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)は、蓄電池、パワーコンディショナー、系統/自立切替スイッチ、逆電力検出用電流センサ等、全てが本体に内蔵されています。
そのため、配線が少なく、壁に固定する機器も多くありません。
従来の蓄電池は、蓄電池本体、パワーコンディショナー、別ユニット等が分かれて存在していました。
そのため、複数の機器を、複数の配線で、壁に固定する必要がありました。
POWER DEPO®Hは、全ての機能が本体に内蔵されているため、住宅の外観をスッキリとさせられます。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)は、単機能タイプにもハイブリッドタイプにも使えます。
単機能タイプは、太陽光パネルがなくても蓄電池単体で使うことができます。
ハイブリッドタイプは、太陽光パネルと蓄電池を一緒に使って、電気代を節約することができます。
また、POWER DEPO®Hは、設置後に配線を変更すれば、単機能タイプからハイブリッドタイプに変更することができます。
つまり、太陽光パネルがない場合は単機能タイプとして使って、太陽光パネルを設置した後でハイブリッドタイプに変更することができます。
蓄電池の設置後に単機能からハイブリッドに変更できるのはPOWER DEPO®Hだけの機能です。(特許出願中)
POWER DEPO®Hは、ライフスタイルに合わせて使い方を変えることができるので、便利です。
住友電工が販売している蓄電池「POWER DEPO®H(パワーデポ H)」は、停電時でも普段通り電気を使用できる「全負荷対応蓄電池」です。
全負荷対応ではない場合(特定負荷蓄電池)は、停電時に照明や冷蔵庫などの一部の家電を使用することしかできません。
しかし、全負荷対応のPOWER DEPO®Hは、ほぼすべての家電を使用することができます。
これは、POWER DEPO®Hが、大容量の蓄電池を搭載し、高出力に対応しているためです。
また、太陽光発電と併用することで、停電が長引いたとしても電力不足を回避することができます。
POWER DEPO®Hは、停電時でも普段通り電気を使用したい、という方におすすめの蓄電池です。
全負荷や特定負荷についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
自立出力とは、蓄電池から出力できる電力の最大値です。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)の最大自立出力は6.0kVAです。
これは、停電時に、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、洗濯機、掃除機など、たくさんの家電を同時に使用できることを意味します。
たとえば、エアコン(200V)を約16時間、IHクッキングヒーター(200V)を約8時間、冷蔵庫(100V)を約24時間使用することができます。
通常の蓄電池の最大自立出力は2.0kVA程度なので、POWER DEPO®Hは、多くの家電を同時に使用できる蓄電池です。
POWER DEPO®Hは、停電時でも、普段通りの生活を送ることができる蓄電池です。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)は、太陽光発電を8.8kWまで接続可能です。
また、過積載としては最大14.5kWまで接続することができます。
過積載とは、パワーコンディショナーの容量を超える太陽光パネルを設置することです。
これにより、朝夕の日照量の少ない時間帯や曇りの日でも、安定した発電量を確保することができます。
太陽光発電の接続回路数は4回路までなので、それ以上の回路数がある太陽光発電では、回路を組み替えるなどの対応が必要です。
太陽光発電で発電した電気をPOWER DEPO®Hに蓄電することで、節電に繋がり、より電気代を削減することができます。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)には、「太陽光発電設備増設機能」という機能があります。
この機能を使用すると、POWER DEPO®Hに太陽光発電システムを追加で設置することができます。
これにより、発電容量を増やすことができ、より多くの電気を貯めることができるようになります。
太陽光発電設備を増設するには、POWER DEPO®Hの内蔵パワーコンディショナとは別に、太陽光発電用パワーコンディショナを併用します。
太陽光発電用パワーコンディショナとは、太陽光発電システムに設置するパワーコンディショナです。
POWER DEPO®Hの内蔵パワーコンディショナと太陽光発電用パワーコンディショナを併用することで、パワーコンディショナを2台併用することとなり、発電容量を増やすことができます。
内蔵パワーコンディショナの出力を設定することで、パワーコンディショナ出力合計値をFIT制度上限10kW未満に設定することもできます。
FIT制度とは、一定期間、太陽光発電で発電した電気を高く買い取る制度です。
FIT制度の上限は10kWです。
そのため、内蔵パワーコンディショナの出力を設定することで、FIT制度の上限を超えないようにすることができます。
通常、停電時には太陽光発電用パワーコンディショナは自立出力となります。
自立出力の間は、分電盤への電力の供給はできず、パワーコンディショナに併設された専用コンセントにのみ、発電した電気を供給します。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)と併設された太陽光発電用パワーコンディショナは、停電時にPOWER DEPO®Hから電力の供給を受けることで、非停電時のように分電盤を介して、家全体に発電した電力を供給することが可能です。
POWER DEPO®Hの特徴の一つは、期待寿命サイクル数が11,000サイクルと長いことです。
サイクル数とは、蓄電池を1回充電・放電するごとにカウントされる数字です。
POWER DEPO®Hは、設置後15年後でも、約7kWh以上の蓄電容量を保持することができます。
つまり、15年間で11,000回充放電しても、まだ7割以上の電気を蓄えることができるのです。
これは、POWER DEPO®Hの蓄電容量が経年劣化に対して、非常に優れていることを意味しています。
一般的に、蓄電池の蓄電容量は、経年劣化によって減少していきます。
蓄電容量とは、蓄電池に貯められる電気の量です。
蓄電容量が減少すると、蓄電池に貯められる電気の量が少なくなり、使い勝手が悪くなります。
POWER DEPO®Hは、長く使える蓄電池なので、安心して使うことができます。
サイクル数について詳しくはこちらの記事で解説しています。
通常の蓄電池は、気温が低いと充電・放電ができなくなります。
蓄電池内の化学反応が低温では遅くなるためです。
しかし、POWER DEPO®H(パワーデポ H)は動作温度が-20℃までなので、寒冷地でも充放電することができます。
これは、POWER DEPO®Hが、寒冷地でも安定して動作するように設計されているためです。
POWER DEPO®Hは、寒冷地でも電気を確保したい、電気代を削減したい、という方におすすめの蓄電池です。
たとえば、POWER DEPO®Hは、東北地方などの雪国でも充放電することができます。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)には、AI制御機能が付いています。
この機能は、翌日の天気予報と、家で使用した過去の発電・消費データをもとに、AIが蓄電量を制御するものです。
お得な夜間(電力会社との割安な深夜料金の契約時)に蓄電池を充電し、経済効果を最大化することができます。
AI制御機能の仕組みは次のとおりです。
具体的には、AIは次の2つのことを行います。
これにより、電気代を節約することができます。
AI制御機能は、別途HEMS機器の設置やサービス料の支払いは不要です。
インターネットに接続するだけで、本機能を利用することができます。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)は、台風などの警報が出ると、AIを使って停電を予測し、自動的に緊急充電モードに切り替わります。
緊急充電モードでは、POWER DEPO®Hの充電残量を100%までフル充電して、停電に備えます。
緊急充電モードの際は、以下のような動作となります。
このように、POWER DEPO®Hは、AIを使って停電を予測し、自動的に緊急充電モードに切り替わることで、停電に備えることができます。
POWER DEPO®H(パワーデポ H)は、インターネットを介した見守りサービスが無料で付帯されています。
このサービスでは、蓄電池の状態を24時間365日、住友電工のコールセンターが監視し、万が一異常が発生した場合は、すぐにお客様に連絡します。
これにより、蓄電池の故障や停電などのトラブルを未然に防ぐことができます。
POWER DEPO®Hは、蓄電池を安心して使用したい、という方におすすめの蓄電池です。
インターネットを介した見守りサービスは、蓄電池の故障や停電などのトラブルを未然に防ぐことができるため、非常に安心できます。
POWER DEPO®Hは、15年間の機器保証と容量保証が付いています。
蓄電池は、高価な機器なので、故障や寿命が心配です。
しかし、15年間の機器保証と容量保証が付いているので、蓄電池の故障や寿命を気にすることなく安心して使用することができます。
蓄電システム本体の無償修理保証期間は製品設置完了日より15年間、または初期実効容量11.9kWhの50%まで蓄電容量が低下した時点のいずれか早い方とします。(リモコンの無償修理保証期間は製品設置完了日より2年間です。)
“パワーデポ POWER DEPO® H | 住友電工”より抜粋
正常なご使用状態で、万一製品設置完了日から15年以内に蓄電システムの蓄電容量が初期実効容量の60%を下回った場合は、無償で修理又は代品提供します。ただし、積算放電容量が52.8MWh(15年、1日1サイクル相当)以上に達した蓄電システムについてはこの限りではありません。
“パワーデポ POWER DEPO® H | 住友電工”より抜粋
POWER DEPO®H(パワーデポ H)は、万一の故障時でも最短で復旧させることができます。
これは、全国のサービス拠点とコールセンターが連携して、故障の原因をいち早く特定し、修理を行ってくれるためです。
また、POWER DEPO®Hは、各部品がユニット化されているため、故障しても故障した部品だけを交換することが可能です。
これにより、万一の故障時でも最短で復旧することができます。
今回は住友電工から発売されている「POWER DEPO®H(パワーデポ H)」について解説しました。
以下がPOWER DEPO®Hの特徴です。
エコ電気サービスでは今回解説したPOWER DEPO®Hはもちろん、取り扱いのある全ての商品を適正価格でご案内することをお約束しています。
まだメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。
また、お急ぎの場合はお電話でのご相談が便利です、スマートフォンをお使いであれば番号をタップしていただくだけで無料相談窓口に発信できます。
ぜひお気軽にご相談ください。