私たちは東証・名証上場の 株式会社東名 のグループ会社です
家庭用蓄電池もかなり種類が増えてきたのでどのような蓄電池を選べばいいか迷ってしまいますよね。
「この蓄電池が良いよ」と言われてもどんなところが良いのか分からない、なんて事もよくあります。
エコ電気サービスでは様々な蓄電池の特徴をわかりやすく紹介・解説しています。
その中でも今回は、株式会社リミックスポイントが発売している「remixbattery (リミックスバッテリー) ハイブリッド蓄電システム RAC-01HBシリーズ」の特徴を9つ、『簡潔』に『分かりやすく』ご紹介。
また、「remixbattery (リミックスバッテリー) ハイブリッド蓄電システム RAC-01HBシリーズ」は以下のようなご家庭におすすめの蓄電池です。
反対に下記のようなご家庭にはおすすめできません。
ぜひ、今回の記事を参考に蓄電池選びを進めてみてください。
蓄電池とは電力会社から購入した電気や太陽光発電で発電した電気を充電し、貯めておくことができる設備です。
蓄電池に貯めた電気は昼間や夜間、停電時など必要な時に放電して使用できます。
特に太陽光発電やエコキュートと相性がよく、太陽光発電で発電した電気を貯めて夜間に使用したり、深夜の割安になった電気を貯めておいて、逆に電気代が割高になった昼間に使用するなどして活用可能です。
近年では太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間が満了し売電単価が安くなることに加え、電気代の高騰も手伝って自家発電・自家消費に切り替えるために蓄電池を導入するご家庭が急増しています。
また、大容量の蓄電池であれば1日分以上の電気を貯められることから台風などの自然災害に伴う停電時の非常用電源としても人気です。
一部のハウスメーカーでは新築時に太陽光発電と一緒に蓄電池も設置できるところもあり、今後ますます導入されるご家庭は増えていくでしょう。
蓄電池について、こちらの記事で詳しく解説しています。
蓄電池を導入するメリットには以下の4つがあります。
蓄電池のメリットについては、こちらの記事もご覧ください。
蓄電池を導入するデメリットには以下の3つがあります。
蓄電池のデメリットはこちらの記事でも詳しく解説しています。
蓄電池の導入を考えているのなら必ず知っておきたいのが適正価格です。
この適正価格を把握していないと悪徳業者に騙されてしまうこともあります。
蓄電池の適正価格は容量1kWhあたり約15万前後~20万円です。
1kWhあたり20万円以上の高額な見積もりや、反対に10万円などの格安の見積もりを出してくる業者はお断りしましょう。
格安の業者もお断りするのは工事の質が悪い可能性が高いからです。
安物買いの銭失いにならないよう、気をつけましょう。
蓄電池の適正価格についてこちらの記事でより詳しい解説を行っています。
remixbatteryはハイブリッドパワコンを使用するハイブリッド蓄電池です。
ほとんどのハイブリッド蓄電池はパワコンと蓄電池本体をそれぞれ別に設置する必要がありますが、remixbatteryはパワコンが内蔵された一体型なのでその必要はありません。
また、蓄電池の設置時には機器の固定や配線作業などがあり、外壁に小さな穴を空ける事は避けれませんが、パワコンを設置しないremixbatteryでは家の外壁に空けるビス穴等を少なくできます。
なるべく家に穴などを空けたくない方には特におすすめです。
また、太陽光発電との接続方式には発電効率を最適化する「MPPT方式」を採用。
屋根面が異なる太陽光パネルでも回路ごとに最大出力点を自動で判断し、発電電力を最大限活用します。
ハイブリッド蓄電池について詳しくはコチラの記事をご覧ください
remixbatteryは停電時に家全体に電力を供給可能な全負荷対応蓄電池です。
万が一の停電時にも普段と変わらない生活をしていただけます。
ただ、この蓄電池は無停電装置ではありません。
停電発生から約5秒ほどで蓄電池から電力が供給される仕様となります。
その為、医療用機器やデスクトップPCのバックアップ用電源は別でお買い求めていただく必要がありますのでご注意ください。
全負荷対応蓄電池と特定負荷蓄電池の違いはコチラの記事で詳しく解説しています
remixbatteryは全負荷だけでなく、特定負荷型蓄電池としても使用できます。
全負荷型蓄電池のデメリットは停電時の電力消費が大きく、大規模停電の際には電力が不足する可能性がある点です。
その点、特定負荷型蓄電池として使用するのであれば、そのような心配はありません。
家電の使用が制限される代わり、停電時の稼働時間は大幅に増えます。
remixbatteryには3タイプの蓄電容量が用意されているので、電気代や予算・太陽光発電の容量に合わせて最適な蓄電容量を選ぶ事ができます。
基本の5.8kWhタイプに増設蓄電池ユニットを追加することで11.5kWh・17.3kWhの蓄電池として使用することが可能です。
remixbatteryの中で一番小さな蓄電容量が5.8kWhとなります。
電気代の安いご家庭や太陽光発電の容量が少ないご家庭でおすすめです。
型番 | RAC-01HB58 | |
構成 | 蓄電システム本体1台 | |
太陽光直流入力 | 最大入力電圧(DC) | 450V/回路 |
MPPT回路数 | 2回路 | |
定格入力電圧(DC) | 330V | |
最大入力電流 | 14A/回路 | |
MPPT追従範囲 | 70〜450V | |
連系運転時出力 | 定格出力電圧 | 単線3線式 AC101/202V |
定格出力有効電力 | 3kW | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
定格出力電流 | 14.9A | |
自立運転時出力 | 定格出力有効電力 | 3kW |
定格出力電圧 | AC101/202V | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
蓄電池モジュール | 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
電池搭載容量 | 5.8kWh | |
蓄電池初期実行容量 | 4.88kWh | |
サイクル寿命 | 8,000サイクル | |
耐塩害対応 | 有(ただし「重塩害エリア(別途規定)」には設置負荷) | |
環境条件 | 使用標高 | 2000m以下 |
PCS使用温度範囲 | -25℃~60℃ | |
電池使用温度範囲 | -10℃~55℃(45℃以上はディレーティング) | |
充放電温度範囲 | 充電範囲0℃~55℃ 放電範囲10℃~55℃ | |
冷却方式 | 自然空冷 | |
騒音レベル | <30dB | |
寸法および重量 | 寸法 | 749W x 1627H x 289D(mm) |
重量 | 150kg |
remixbatteryは停電の際も、家全体に電力を供給できます。
例えば、5.8kWhでは下記のように家電を使用する事が可能です。
これらの家電を12~17時間使用できます。
稼働時間は使用する家電によって異なりますが、エアコンやドライヤーなどの電力消費の大きい家電を使用する場合は、より短い稼働時間になるので注意が必要です。
3タイプある蓄電容量の中で最も人気なのがこの11.5kWhです。
平均的な電気代や太陽光発電を設置しているご家庭であれば11.5kWがおすすめです。
型番 | RAC-01HB115 | |
構成 | 蓄電システム本体1台・増設蓄電池ユニット1台 | |
太陽光直流入力 | 最大入力電圧(DC) | 450V/回路 |
MPPT回路数 | 3回路 | |
定格入力電圧(DC) | 330V | |
最大入力電流 | 14A/回路 | |
MPPT追従範囲 | 70〜450V | |
連系運転時出力 | 定格出力電圧 | 単線3線式 AC101/202V |
定格出力有効電力 | 5.9kW | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
定格出力電流 | 29.2A | |
自立運転時出力 | 定格出力有効電力 | 5.9kW |
定格出力電圧 | AC101/202V | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
蓄電池モジュール | 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
電池搭載容量 | 11.5kWh | |
蓄電池初期実行容量 | 9.79kWh | |
サイクル寿命 | 8,000サイクル | |
耐塩害対応 | 有(ただし「重塩害エリア(別途規定)」には設置負荷) | |
環境条件 | 使用標高 | 2000m以下 |
PCS使用温度範囲 | -25℃~60℃ | |
電池使用温度範囲 | -10℃~55℃(45℃以上はディレーティング) | |
充放電温度範囲 | 充電範囲0℃~55℃ 放電範囲10℃~55℃ | |
冷却方式 | 強制空冷 | |
騒音レベル | <30dB(環境温度35℃以上でファン自動回転 <40dB) | |
寸法および重量 | 本体寸法 | 749W x 1627H x 289D(mm) |
本体重量 | 157kg | |
増設蓄電池ユニット寸法 | 640W x 897H x 289D(mm) | |
増設蓄電池ユニット重量 | 97.5kg |
remixbatteryは停電の際も、家全体に電力を供給できます。
例えば、11.5kWhでは下記のように家電を使用する事が可能です。
これらの家電を24~34時間使用できます。
11.5kWhタイプであれば電力消費の大きい家電を使用しても、翌日まで電気を使用できそうですね。
家庭用蓄電池の中でも最大クラスの蓄電容量を誇るのがこの17.3kWhタイプです。
消防法により、特別な手続きなくご家庭に設置できるのは17.76kWhまでとなります。
17.3kWhタイプは主に電気代の高いご家庭や太陽光発電の設置容量が多いご家庭でおすすめです。
型番 | RAC-01HB173 | |
構成 | 蓄電システム本体1台・増設蓄電池ユニット2台 | |
太陽光直流入力 | 最大入力電圧(DC) | 450V/回路 |
MPPT回路数 | 3回路 | |
定格入力電圧(DC) | 330V | |
最大入力電流 | 14A/回路 | |
MPPT追従範囲 | 70〜450V | |
連系運転時出力 | 定格出力電圧 | 単線3線式 AC101/202V |
定格出力有効電力 | 5.9kW | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
定格出力電流 | 29.2A | |
自立運転時出力 | 定格出力有効電力 | 5.9kW |
定格出力電圧 | AC101/202V | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
蓄電池モジュール | 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
電池搭載容量 | 17.3kWh | |
蓄電池初期実行容量 | 14.87kWh | |
サイクル寿命 | 8,000サイクル | |
耐塩害対応 | 有(ただし「重塩害エリア(別途規定)」には設置負荷) | |
環境条件 | 使用標高 | 2000m以下 |
PCS使用温度範囲 | -25℃~60℃ | |
電池使用温度範囲 | -10℃~55℃(45℃以上はディレーティング) | |
充放電温度範囲 | 充電範囲0℃~55℃ 放電範囲10℃~55℃ | |
冷却方式 | 強制空冷 | |
騒音レベル | <30dB(環境温度35℃以上でファン自動回転 <40dB) | |
寸法および重量 | 本体寸法 | 749W x 1627H x 289D(mm) |
本体重量 | 157kg | |
640W x 897H x 289D(mm) | ||
増設蓄電池ユニット重量 | 97.5kg |
remixbatteryは停電の際も、家全体に電力を供給できます。
例えば、17.3kWhでは下記のように家電を使用する事が可能です。
これらの家電を36~51時間使用できます。
これほどの大容量蓄電池であれば2~3日停電が続くような大規模停電の際も大活躍です。
remixbatteryでは安全性が高く、高寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
一時期モバイルバッテリーなどで発火事故が相次ぎましたが、リン酸鉄リチウムイオン電池はそのような発火のリスクが低いのが特徴です。
一般家庭で使用する家庭用蓄電池では安全性もとても重要ですよね。
リン酸鉄リチウムイオン電池は安全性もさることながら、高い耐久性も魅力の一つです。
仕様表にもあるように使用温度範囲は-10℃~55℃と一般的な家庭用蓄電池に比べて、非常に広範囲での使用に耐えます。
また、蓄電池の寿命に相当するサイクル寿命も8,000サイクル以上と長寿命です。
remixbatteryの充放電状況や太陽光発電の発電状況、電力消費量は付属の屋内用リモコンの画面から確認できます。
またオプションでシステムをインターネットに接続する事が可能です。
インターネットに接続する事でスマホやタブレットからも充放電・発電・電力消費の状況をリアルタイムでチェックできます。
remixbatteryはIP65に準拠した防塵・防水性能を持ち、日本工業規格(JIS)が定める耐久テストに合格しています。
防塵性能は最高等級の6を獲得しているので、蓄電システム内部への塵埃の侵入はありません。
また、防水性能も通常使用には必要十分な5等級を獲得しています。
あらゆる方向からシャワー程度の圧力で水をかけても影響を受けません。
remixbatteryは耐塩害性能も高い為、沿岸部にお住まいの方でも安心して設置していただけます。
ただし、海岸から300m以内などの重塩害の地域では設置できないので注意が必要です。
詳しくは下記の表をご確認ください。
距離 | 0m | 300m | 500m | 1,000m | 1km以上 | |||||
沖縄・全ての離島 | 設置不可 | 設置可能 | ||||||||
北海道、東北の日本海側 | 設置不可 | 建物等で遮蔽されていれば設置可能 | 設置可能 | |||||||
瀬戸内海沿岸、内海※ | 設置不可 | 建物等で遮蔽されていれば設置可能 | 設置可能 | |||||||
その他の地域 | 設置不可 | 設置可能 |
距離 | 0m | 300m | 500m | 1,000m | 1km以上 | |||||
沖縄・全ての離島 | 設置不可 | 設置可能 | ||||||||
北海道、東北の日本海側 | 設置不可 | 設置可能 | ||||||||
瀬戸内海沿岸、内海※ | 設置不可 | 設置可能 | ||||||||
その他の地域 | 設置不可 | 設置可能 |
ライフスタイルや太陽光発電の卒FITに合わせてremixbatteryでは下記4つの運転モードを簡単に切り替える事が可能です。
また、停電時に自動で切り替わる停電モードもあります。
こちらも併せて以下にて解説していきます。
グリーンモードでは太陽光発電で発電し、余った電気をremixbatteryに充電する、発電した電気をなるべくご家庭で消費する環境に優しいモードです。
まず、昼間に太陽光発電が発電した電気はこれまで同様、ご家庭で消費されます。
そして、ご家庭で使い切れなかった電気は売電せずにremixbatteryに充電しておきます。
remixbatteryが満充電された後は、これまで通り売電するので発電した電気は無駄になりません。
remixbatteryに貯まっている電気は、主に夜間や朝方などの太陽光発電の発電量がご家庭の消費電力を下回った時に使用します。
また、remixbatteryへの充電は太陽光発電からだけでなく、電力会社からの電気でも可能です。
深夜の電気が安い電力プランに加入しておくとより経済的になります。
経済モードでは太陽光発電で発電し、余った電気はこれまで通り売電がします。remixbatteryへは充電は電力会社の電気のみ使用します。
しっかりと売電しつつ、電気代の削減が可能な経済的なモードです。
まず、太陽光発電の発電量が多く、ご家庭の消費電力を上回っている場合はremixbatteryからの放電は行われません。
反対に、雨の日や夕方以降などの発電電力が足らない場合にremixbatteryの蓄電電力を使用します。
安心モードは突然の停電などに備えて、常に一定の蓄電残量を確保する事ができるモードです。
設定できる蓄電残量は30%~100%の範囲となります。
残量設定ができる以外は前述のグリーンモードと変わりありません。
手動モードはシステム保守のメンテンスモードなので通常使用時は選択する必要はありません。
停電モードへは停電時に自動で切り替わるのでモード選択画面には表示されません。
停電を検知すると約5秒ほどで自動で電気の供給が始まります。
昼間は太陽光発電の電気を使用し、余った電気はremixbatteryに充電します。
夜間はremixbatteryに充電された電気を使用できるので、グリーンモードと大きくは変わりません。
また、停電が復旧すれば停電モードも自動で解除され、停電前のモード設定に戻ります。
remixbatteryには蓄電池設置後も安心してお使いいただけるよう3つの保証が付随しています。
下記から各保証を解説していきますのでご検討中の方は是非ご確認ください。
remixbatteryの蓄電容量は3タイプ。
その全てが10年間、初期実行容量の60%以上を保証されています。
製品に起因する機器の故障は無償修理・無償交換を保証しています。
また、修理・交換の為の配送費・回収費も無償での対応です。
ただし、修理・交換工事の工事費用は保証外となります。
また、製品の付属品や外部部品も保証外です。
機器保証については有償にて保証の5年延長が可能です。
合わせて15年間の保証となるので安心ですね。
台風・落雷・水害などの自然災害による故障も無償修理・無償交換の対象となります。
毎年台風の直撃を受けるような地域でも安心して蓄電池を設置できますね。
ただし、地震・津波・火山噴火による故障や、盗難には自然災害保証は適用されません。
いかがでしたでしょうか。
今回は「remixbattery ハイブリッド蓄電システム RAC-01HBシリーズ」をご紹介してきました。
長寿命のリン酸鉄リチウムイオン蓄電池の採用など、多くの特徴がありましたね。
以下に「remixbattery ハイブリッド蓄電システム RAC-01HBシリーズ」の特徴をまとめておくのでご覧ください。
脱炭素社会に向けて様々な家庭用蓄電池が登場しています。
あなたのご自宅にぴったりな蓄電池は見つかりましたか?
エコ電気サービスでは豊富な知識を持ったアドバイザーが蓄電池選びのお手伝いをしています。
どんな蓄電池が良いのか迷った時には是非お問い合わせください。