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蓄電池とは、電気を蓄えられる機能を持った充電装置のことです。
現在、充放電性能や制御機能に優れた蓄電池が開発されており、小型化および軽量化も進んでいます。
また、近年では災害時などの緊急用電源としてだけでなく、節電や省エネに関する意識の高まりから、今最も注目を集めていると言っても過言ではないでしょう。
今回は、数ある蓄電池メーカーの中から、ニチコン株式会社に注目して特徴や価格などを解説いたします。
京都市に本社がある「ニチコン株式会社」は、家庭用蓄電池システムの国内累積販売台数ナンバーワンのメーカーです。
現在、海外にも拠点を置くニチコンは1950年に設立され、アルミニウム電解コンデンサの製造を開始、その後電力・機器用コンデンサをはじめとした高性能な製品の研究開発を行い、2012年には、世界初のV2Hシステムの開発に成功しました。
ニチコン製の家庭用蓄電池は、さまざまな製品ラインナップが用意されており、蓄電容量や蓄電方式によって異なるため、導入を検討する際には比較検討が欠かせません。
国内トップシェアを誇るニチコン製蓄電池にはどのような種類の商品があるのでしょう。
ここでは、ニチコン製蓄電池の特徴と種類について解説します。
どのメーカーの太陽光モジュールにも対応可能する単機能型蓄電池には、5種類の商品ラインナップがあります。
ここでは、その中でも2021年に発売開始した2商品について掘り下げて説明いたします。
容量が16.6kWhのESS-U4X1と、11.1kWhのESS-U4M1は、2021年に登場した新しいモデルです。
200V出力もできる全負荷対応であり、AIによる天気と連動した自動制御機能を搭載しており、V2Hシステムとも連携可能であることが特徴です。
既存の機種との大きな違いは、出力容量の大きさの違いと、AIによる自動制御が可能になった点だといえます。
ニチコンの単機能型の家庭用蓄電池に大容量タイプはあったものの、200V出力や全負荷対応ではありませんでした。
全負荷対応とは、家全体に電力を供給する蓄電池のことで、停電時であっても家庭の全ての電気機器を通常通りに使用することができます。
新しいモデルの2機種は、大容量蓄電池の良さを最大限に活かせるよう200V出力と、家全体で電気が使える全負荷対応が可能になったのです。
そして、AIによる自動制御とは、気象庁の天気予報をもとに発電量・電力使用量を予測して、余剰電力量を算出し、家産家消に最適な蓄電システムの運転設定を自動で行ってくれるものになります。
AI自動制御により自家消費に必要な運転設定をお任せできるので、手間がかからず自家消費の最大化を目指すことができるのです。
ハイブリッド蓄電池とは、「太陽光発電システム」と「蓄電池」を同時制御できるパワーコンディショナーが搭載されている蓄電池のことです。
太陽光発電システムと連動し、発電電力を蓄電池に直接貯めながら電気を使用できるため、長時間の停電にも対応可能です。
ハイブリッド蓄電池の一番のメリットは変換ロスが少ないことでしょう。
パワーコンディショナーは電気を変換するという性質上、電気ロスが発生します。
太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナーがそれぞれ2台ある場合は、太陽光発電システムで発電された電気は、太陽光発電と蓄電池の2台のパワーコンディショナーをそれぞれ経由しなければいけません。
その分、変換ロスが発生するので、実際に使用できる電気は少なくなります。
それに対して、ハイブリッド蓄電池は、太陽光発電システムと蓄電池の電気を1台のパワーコンディショナーで管理する事が可能になったのです。
変換ロスの少ないハイブリッド蓄電池は、発電した電気を最大限有効活用する事ができる上に、停電時に発電した電気を使いながら充電する事が可能です。
このようなメリットがあるハイブリッド蓄電池は、ニチコンでは12.0kWhのESS-H2シリーズと2種類の蓄電容量を選択できるESS-E1シリーズがラインナップされています。。
新しいモデルのハイブリッド蓄電池は200V出力かつ全負荷対応型である点と、気象警報対応運転サービスが付加されており、家の電気全てをバックアップする全負荷型対応になっています。
太陽光発電を同時に設置する、または太陽光発電のパワーコンディショナーを入れ替える、というタイミングであれば、変換効率の良いハイブリッド型がおすすめです。
トライブリッドシステムは、太陽光発電・家庭用蓄電池・電気自動車の3つで電気をやりとりするシステムです。
トライブリッド蓄電システムの場合は、トライブリッドパワーコンディショナというパワーコンディショナ―1台で、太陽光発電と蓄電池、V2Hの直流・交流変換、電力の制御まで一括対応してくれます。
そのため、電力の変換に伴う損失を軽減でき、V2Hの活用によってスピーディにEVへ充電できるのです。
トライブリッドシステムのメリットとして、電気自動車の燃料費を最小化できることが挙げられます。
電気自動車の燃料である電気は、家庭用電源から充電するか、太陽光発電で生まれた電気を利用する方法が一般的です。
昼間の太陽光発電で生み出した電気を蓄電池に充電し、夜間でも電気自動車へ充電することが可能です。
次に、ハイブリッド蓄電池のメリットでもあった「電気ロスが少ない」ことも挙げられます。
パワーコンディショナー・蓄電池・V2Hスタンドを一つのシステムで連携させたトライブリッドシステムであれば電気ロスが解消され、自家発電した電気をムダなく使用することができます。
このように便利なトライブリッドシステムですが、対応車種は限られていますので、新たに購入される際は、事前確認を行った上で検討しましょう。
最後に、V2Hは電気自動車用の充電設備だけでなく、電気自動車のバッテリーに貯められている電気を自宅へ供給し、自家消費できるようにしたシステムのことです。
V2Hを導入するメリットとしては、自宅の充電コンセントより短時間で充電できたり、余剰電力やと深夜電力の活用で電気代料金を削減できたりするほか、ガソリン車よりも毎月の負担額を抑えることができ、災害時に非常用電源として活用が可能な点が挙げられます。
そんな便利なV2Hですが、V2Hに蓄電機能は搭載されていないため、設備本体に電気が貯まらない仕組みでした。
しかし、V2Hシステムと連携可能になったニチコンの新型の単機能型蓄電池では、停電時でも電力供給することができるようになったのです。
さまざまな蓄電池を調べるなかで、なぜニチコン蓄電池が選ばれるのか、その理由を知りたい方も多いでしょう。
ここでは、ニチコン製蓄電池を使うメリットや商品ラインナップについて解説します。
現在、太陽光パネルのみ設置している方は、先を見据えてトライブリッド蓄電システムを導入することをおすすめします。
なぜなら、蓄電池やV2Hスタンドを後から追加できるため、家族の人数や暮らしに合わせてシステムをカスタマイズできるからです。
例えば、ご夫婦二人の生活の場合、太陽光発電と蓄電池1つで自家消費と停電時の備えが可能になります。
次にお子さんが生まれ家族が増えると、自家消費率を上げるために蓄電池を増設し、蓄電できる量を増やすことができます。
そして、電気自動車を購入した場合、さらにV2Hを増設することで、家や車に使用する電気を自給自足することが可能になるのです。
買い足す事でご家庭のニーズに応えることができる蓄電池として、ニチコン製品は高い支持を得ています。
ニチコン蓄電池の特徴と言えば、急な停電に強いことが挙げられるでしょう。
ニチコン製品には蓄電容量が大きい製品が多いという特徴があり、16.6kWhの蓄電が可能な商品もあります。
16.6kWhあれば、1日の消費電力量10kWhで太陽光発電の余剰電力が1日5kWh以上といったご家庭でもカバーでき、急な停電でも蓄電池のバックアップと充電された電気を活用して、生活に必要な電気をまかなうことができるのです。
その中でも、特にハイブリッド蓄電システムは大容量かつ高出力で、溜めた電気を無駄にすることなく活用できるのが特徴です。
停電になった場合、自動で家庭内に電気を供給する以外に太陽光発電システムによって発電した電気を自動で蓄電することもできます。
家を丸ごとバックアップできる全負荷対応分電盤を導入しており、停電時でも200ボルトのエアコンやIH調理器などを使用することも可能です。
そのため、停電になってもいつもと変わらない生活が送れることが魅力といえるでしょう。
ニチコン蓄電池では家庭の電気使用状況に合わせてモードが設定できるため、無駄なく電気を使いこなすことができます。
太陽光を最大限に自家消費するグリーンモード、、太陽光で発電した電気をしっかり売る経済モード(売電モード)、トライブリッド蓄電池に搭載されているEVモードの3つのモードがありライフスタイルに合わせた運転コントロールが可能です。
まず、グリーンモードは、太陽光で発電した電力の余剰分を蓄電池と電気自動車に充電し自宅で使うため、電力会社から電気を購入せず、自給自足が可能となります。
次に、売電モードは、太陽光で発電した電力の余剰分をすべて売電するモードです。
蓄電池への充電は電気単価の安くなる夜間の電気を使用します。
最後に、EVモードは昼間に電気自動車が自宅にある場合は太陽光で発電した電力をすべて電気自動車に充電します。
また、昼間に電気自動車が自宅になければ蓄電池に充電し、電気自動車がつながったら自動で電気自動車の電気を蓄電池に移動するエレムーブ充電を行います。
このように複数のモードがあるため、普段の電気の使い方を考慮して選択すると良いでしょう。
ニチコン蓄電池は、単機能タイプ・ハイブリッドタイプ・トライブリッドタイプ・ポータブルタイプと4つのタイプに分かれており、それぞれのタイプごとに幅広く製品が展開されています。
いずれも、コンパクトなタイプ、または大容量のタイプから選ぶことができます。
設置工事不要で手軽さを求める方には、ポータブルタイプがおすすめです。
蓄電容量は2kWhと少なめですが、コンパクトでキャスター付きなので室内移動が行うことができ、コンセントから給電することができるため、オフィスや店舗の停電時にも活躍しています。
また、設置工事が限定されるマンションなどでも使用できるため、必要最低限の電力を気軽に確保したいご家庭に人気があります。
ニチコンでは、追加料金で延長保証も用意されています。
蓄電システムの本体保証は10年ですが、無償である10年の保証期間に追加して5年の延長保証が受けられます。
保証される内容は、通常使用による故障を修理する機器保証と、蓄電池容量に対しての容量保証となっています。
また、トライブリッドパワコンの本体保証は15年保証となっており、室内モニターは5年保証です。
自然災害補償に関しては明記されていないメーカーが多いですが、ニチコン製品には自然災害保証も10年ついているので安心です。
追加代金による延長保証の金額は商品によって異なりますので、購入を検討される際はぜひ調べてみましょう。
ニチコン蓄電池はクラウド上で、24時間365日遠隔で使用状況やエラーを監視するシステムが搭載されています。
また、AIによる自動運転機能も備えているため、電気の使用状況や気象庁の天気予報から最適な運転を自動で予測し制御してくれます。
見守りサービスは、蓄電システムのエラー発⽣状況を見守るだけでなく機器のソフトウェア更新などに対応しているので安心です。
ハイブリッド蓄電システム、トライブリッド蓄電システムをお使いの場合は太陽光出力制御要請が発生した場合に自動対応が行えます。
見守りサーバーに違いはありますが、全てのモデルで見守りサービスが無料で利用できるため、利用者からは高い評価を得ています。
ニチコン蓄電池で、忘れてならない無料サービスが「気象警報自動制御サービス」です。
お住まいの地域に早期注意情報(高)が発令されると、夜間の安い時間に充電して事前に停電に備えることができるサービスです。
自動で夜間の割安な電気を貯めることにより、災害時の停電リスクがより低減されるので安心して災害時も過ごすことができるでしょう。
AIが過去の電力使用状況や天気を学習し、翌日の余剰電力量を予測してくれるので、常に効率良く蓄電システムを活用できます。
電気代削減につながる理由は、翌日の天気予報から「発電量・電力使用状況」を予測し、余剰発電量の充放電制御が行われるからです。
例えば、翌日が雨予報の場合、夕方以降の放電量を抑えて翌日の日中に使用できるように備えます。
そして翌日が晴れ予報の場合、前日の夕方は蓄電電力を放電して電気をまかない、蓄電池の空き容量を作ります。
このように電気を電力会社から購入することなく、効率良く自家発電したものを消費することができるため、大幅な電気代削減が可能となるのです。
ここからは、トライブリッド蓄電システム・ハイブリッド蓄電システム・単機能蓄電システムそれぞれで人気の商品シリーズのラインナップや価格帯について解説します。
ぜひ、導入の際の検討材料として参考にしてください。
ESS-T3シリーズは、電気自動車も太陽光で走らせることのできる、クリーンエネルギーの最先端のトライブリッド蓄電システムです。
特徴は、次世代の家庭のエネルギーマネジメントの中心になくてはならない、新しくなったトライブリッド蓄電システムが搭載されていることです。
また、系統との連系出⼒5.9kWhであるのに加えて自⽴出⼒5.9kVAの高出力で、全負荷200Vを標準装備して災害時にも安心です。
他にも、最小4.9kWhから最大14.9kWhまで、組み合わせで容量が選べる蓄電池ユニットは後から増設も可能です。
最初は最小限にしておいて、必要な時に後から増設することが可能なので、ご家族のニーズに合わせて変化させていくことができるでしょう。
そして、電気自動車やプラグインハイブリッド車と組み合わせられることが大きな魅力です。
毎日の通勤やお買い物に使っている車も、昼間に発電して蓄電システムに蓄えておいた電力で充電すれば、毎日の電気自動車のエネルギーを自家製電気でまかなうことができるのです。
トライブリッド蓄電システム「ESS-T3シリーズ」のメーカー希望小売価格は、最大の14.9kWhで460万円、最小の4.9kWhで240万円となっています。
太陽光発電をこれから設置したい方・太陽光発電をすでに設置している方・停電に備えて電気を蓄えたい方・停電時に家全体をバックアップしたい方・将来V2Hの導入を考えている方におすすめしたいのは、ハイブリッド蓄電システム「ESS-E1シリーズ」です。
太陽光発電で作った電気を蓄電池や電気自動車に貯めて効率良く使うために欠かせないパワーコンディショナ―ですが、ESS-E1シリーズにはハイブリッド蓄電システム、V2H連携が可能な発展型太陽光パワーコンディショナ―が搭載されています。
太陽光発電と蓄電池のパワコンを一つで制御することで、電気の変換ロスが少なく無駄を抑えることができます。
そして、蓄電容量を7.7kWhと9.7kWhから選ぶことができることも特徴です。
電力使用可能時間の目安としては、7.7kWhで約15時間、9.7kWhで約20時間となっています。
一般家庭における1日の消費電力量の目安は5kWh〜7kWh程度とされているため、家庭用蓄電池は5kWh〜7kWh程度の容量が主流です。
7.7kWhは一般的な家庭、9.7kWhは電気の消費量が多い家庭やオール電化住宅など、ライフスタイルに合わせて選択できるでしょう。
アプリや室内リモコンで制御できるため、いつでも思いついた場面で切り替えができます。
もちろんニチコン製品を選ぶメリットの一つでもある、見守りサービスや気象警報・早期注意情報自動制御も無料で利用できます。
ハイブリッド蓄電システム「ESS-E1シリーズ」のメーカー希望小売価格は、9.7kWhで320万円、7.7kWhで260万円となっています。
家庭用としては最大級の蓄電容量16.6kWhと、たっぷり蓄えられる11.1kWhのラインナップがあるESS-U4シリーズをご紹介します。
ESS-U4シリーズは、停電時にしっかり電気を供給するため、家庭における標準的な家電を長時間にわたって使用できることが強みです。
また、節電にも活用することができ、太陽光発電と組み合わせることで電気の自給自足を目指すことも可能です。
他にも、停電時に蓄電システムから給電する配線系統を選ばない自動切替分電盤で、全ての部屋の電源をバックアップしてくれます。
そのため、万が一停電したとしても、いつもと同様にどの部屋でも電気を使うことができ、安心して生活を送ることができます。
単機能蓄電システム「ESS-U4シリーズ」のメーカー希望小売価格は、16.6kWhで450万円、11.1kWhで370万円となっています。
エコ電気サービスでは、蓄電池はもちろん、取り扱いのある太陽光発電やV2Hシステムなど、全ての商品を適正価格でご案内することをお約束しています。
まだ蓄電池のメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。
訪問販売が来てその場で契約してしまったなど、お急ぎの場合はお電話でのご相談が便利です。
スマートフォンをお使いであれば番号をタップしていただくだけで発信できます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。