蓄電池を選ぶ際に大切なポイントをご存知でしょうか?
現在、様々なメーカーがそれぞれ複数の蓄電池を販売しています。すべてを網羅しようとするとキリがありません。そこで今回は、蓄電池を選ぶ際に大切なポイントをご紹介します!
何を優先して、何を妥協するのか。これからご紹介するポイントを基準にしていただければ、ご家庭にぴったりの蓄電池が見つかります。
蓄電容量によって、1度の充電で使用できる電力量が異なります。電気代の削減率や、停電に対応できる時間に差が出ますので、しっかり確認しておきましょう。
蓄電容量は一般的に”kWh”で表示され、これは1時間あたりに使用できる電力量を指します。
例えば、蓄電容量1kWhの蓄電池なら消費電力100wの液晶テレビを10時間連続使用できることを表しています。
ただし多くの場合、バッテリー保護の観点などから、実際に使える容量は制限されています。これを「実質容量」と呼びます。
実質容量は
蓄電容量 × 85% =「実質容量」
として簡易的に割り出すことができますが、ほとんどのメーカーは実質容量も商品案内に記載してくれています。蓄電容量だけを見ていると、設置してから容量不足に陥る可能性もありますので注意しましょう。
各家庭によって最適な蓄電池の容量は異なります。
重要なのは、あなたのご家庭の電気使用やライフスタイルです。
普段日中に家を留守にすることが多かったり、電気代もそこまで高くない場合、費用対効果を考慮すると大容量の蓄電池は必要ないでしょう。
反対に、日中の電気使用量が多い場合や、大所帯で電気代も平均よりもかなり高い場合は、低容量の蓄電池では頼りないかもしれません。
サイクル寿命というと、あまり聞きなれない言葉かもしれません。
簡単に言い換えると、蓄電池の寿命です。
お手持ちのスマートフォンやタブレットにもバッテリーとして蓄電池が採用されていますが、誰しも経験があるように、毎日使用し続けているうちに徐々に充電の減りが早くなっていきます。
これはバッテリー自体が劣化し、最大蓄電容量が減ってしまうことが原因です。
このような状態が続くことで、バッテリーの交換が必要になります。
このバッテリーの劣化が現れるまでを「サイクル寿命」といいます。
1サイクルは充電100%→0%→100%のように放電と充電で1セットです。
サイクル寿命が長くなるほど、蓄電池をより長く使用することができます。
長いものであれば、12,000サイクル使用した後でも最大蓄電容量が初期の容量の約70%を維持します。1日1サイクルとしてみると、30年以上の間繰り返し使用できる計算です。
家庭用蓄電池は、サイクル寿命が短い機種でもスマートフォンのように2~3年で劣化することはありませんのでご安心ください。
蓄電池選びの際には、蓄電池自体の性能だけではなくメーカー保証にも注目しましょう。
ほとんどのメーカーでは蓄電池本体と蓄電容量に対して10~15年の長期保証があります。
ただし、その詳細な内容についてはメーカーごとに違いがあるので注意が必要です。
例えば、メーカーによっては10年保証しか用意していない場合や、有料で15年保証にできるメーカーがあります。他にも、最大蓄電容量の70%を保証しているメーカーや、はたまた60%を保証するメーカーがあります。
保証とは少し異なりますが、中には故障などのトラブルをインターネットを介して見守ってくれるメーカーもあります。
異常が発生した時には、メーカー側ですぐに対応してもらえるので安心ですね。
いかがでしたでしょうか。
蓄電池はメーカーや機種によっても様々な特徴があります。
今回は、その中でも特に重要な部分をピックアップしました。
これらのポイントを十分に吟味して、是非あなたのご家庭に合った蓄電池を見つけてください。それぞれの蓄電池については、下記の商品案内ページより詳細をご覧いただくことができます。
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