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【容量別】蓄電池価格を徹底解説!価格シミュレーションや商品まで

【容量別】蓄電池価格を徹底解説!価格シミュレーションや商品まで

「蓄電池の購入を検討しており、具体的な価格を知りたい」

蓄電池を購入しようと検討しているときに、多くの人が感じる悩みだと思います。

蓄電池価格の相場帯としては、1~5kWh未満の蓄電池が約52万円〜、5~10kWhの蓄電池が約83万円〜、10kWh以上の蓄電池が130万円〜が目安ですが、あなたの場合にいくらになるかは、どの容量・メーカー・商品を選ぶかで価格が大きく変わってきます。

蓄電池の容量 平均 1~5kWh未満 5~10kWh 10kWh以上
蓄電池本体価格 11.7万円〜 13.9万円〜 12.7万円〜 10.3万円〜
工事費(電気・設置) 22.5万円〜 10.0万円〜 19.6万円〜 26.7万円〜
費用の目安 3kWhの場合
51.7万円〜
5kWhの場合
83.1万円〜
10kWhの場合
129.7万円〜

思っていたよりも高いと感じ、予算的に少しでも安くしたいという思いで、蓄電池の価格だけで選んでしまう人がいますが、価格重視の決断は、あとから後悔する可能性があります。

実際、価格で選んで停電時に電力が足りなかったという失敗や、機器が大きすぎて思っていた場所に蓄電池を設置できないなど、後から後悔する人が少なくないからです。

価格重視で蓄電池を購入するリスク

決して安くはない買い物だからこそ、失敗や後悔だけはしない蓄電池選びをする必要がありますが、自分の場合はいくらくらいになるのか、具体的な価格はイメージしづらいですよね。

そこで本記事では、蓄電池の設置価格の相場帯はもちろん、具体的なモデルケースを用意し、それぞれの条件に応じた価格を紹介しています。

本記事を読むことで叶うこと
・蓄電池の市場における容量別の相場帯を把握できる
・モデルケースを通して、自分の場合の具体的な導入シミュレーションができる
・蓄電池の価格だけで商品を決定しないために注意すべきポイントがわかる

また、容量別のおすすめ製品や、蓄電池を価格で選ぶときに気をつけるべきポイントについても紹介しています。

本記事を最後まで読めば、あなたの目的に応じた蓄電池の価格を把握でき、失敗や後悔をしづらい蓄電池選びができるようになるでしょう。

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「うちの電気使用量だとどれくらいの蓄電池容量が必要で、どれくらいの価格になるのだろう?」
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【蓄電池の設置価格】目安は約52万円~130万円〜

冒頭でもお伝えした通り、蓄電池の設置にかかる費用は1~5kWh未満の蓄電池が約52万円〜、5~10kWhの蓄電池が約83万円〜、10kWh以上の蓄電池が130万円〜が相場帯です。

蓄電池の設置は、本体のほかに電気工事・設置工事の費用が必要で、どのくらいの容量の蓄電池を採用するかで、価格が大きく変わってきます。

蓄電池の容量 平均 1~5kWh未満 5~10kWh 10kWh以上
蓄電池本体価格 11.7万円〜 13.9万円〜 12.7万円〜 10.3万円〜
工事費(電気・設置) 22.5万円〜 10.0万円〜 19.6万円〜 26.7万円〜
費用の目安 3kWhの場合
51.7万円〜
5kWhの場合
83.1万円〜
10kWhの場合
129.7万円〜

経済産業省発表のデータによると、蓄電池本体(システム)の平均価格は、容量が大きくなるほど1kWhあたりの費用は安くなる傾向があります。

一方で、蓄電池にかかる工事の費用は、容量が大きくなるほど高額です。5kWh未満と10kWh以上では、15万円以上も価格差があります。

蓄電池本体と工事にかかる費用に幅があるのは、配線部分の違いが影響しやすい傾向です。

家庭用蓄電池の設置は、特定の場所だけ電気を供給する特定負荷型と家中どこでも電気を使えるようにする全負荷型の2つのタイプがあります。

特定負荷型の場合は、リビングのエアコンと冷蔵庫のみという特定の箇所だけ電気を共有できるような工事で住むため、配線工事にかかる費用は安くなります。

蓄電池の特定負荷は工事費用は安いが、停電時に電気を復旧できるのは一部のみ。反対に全負荷は工事費用は高いが、停電時にも家全体で電気が使用できる

選ぶメーカーや業者はもちろん、配線についてどのタイプを選ぶかで価格差が生じやすいため、工事費用が高いと思うのであれば、相見積もりで金額の妥当性を判断しましょう。

参考:経済産業省「2024年度第3回 定置用蓄電システム普及拡大検討会 資料3 系統用・再エネ併設蓄電システムのコスト面・収益面での課題整理

【蓄電池の容量別】導入シミュレーション

蓄電池の価格について、おおよその相場感はわかったものの、自分の場合は具体的にいくらなのかが気になりますよね。

そこでこの章では、2人世帯・4人世帯を例に必要な蓄電池の容量とその場合の蓄電池価格について解説します。

なお、月間電気使用量から見た、蓄電池容量の目安は以下の通りです。

月間電気使用量(平均) 蓄電池容量
155kWh前後1~5kWh
156~310kWh6~10kWh
311~465kWh11~15kWh
466kWh以上16kWh以上

各家庭の世帯人数や生活スタイルで電気使用量は異なり、停電や災害時などに最低限確保しておきたい電気の容量も違いますよね。

以下の表は、主な家電と一般的な消費電力、災害や緊急時で想定される使用時間をまとめたものです。

家電 消費電力 使用時間(消費量) 2人世帯 4人世帯
電力:極少 電力:少 電力:多 電力:少 電力:多
蓄電池価格(目安)※本体+工事費 約50万円〜 約80万円〜 約130万円〜 約130万円〜 約150万円〜
想定電力消費量/日 約3kWh 約5kWh 約10kWh 約9kWh 約12kWh
蓄電池容量
(目安)
3kWh 5kWh 10kWh 10kWh 12kWh
ポータブル冷蔵庫 60W 24時間(1440W)      
冷蔵庫 200W 24時間
(4800W)
 
電子レンジ 1400W 1時間(1400W)        
炊飯器
(3.5合炊き)
700W 1時間(700W)    
洗濯機 400W 1時間(400W)      
エアコン
(10畳)
750W 4時間(3000W)     ●(2基)
扇風機 35W 3時間(105W)      
照明 100W 5時間(500W)
スマホ充電 15W 1時間(15W) ●(2台) ●(2台) ●(2台) ●(4台) ●(4台)
液晶テレビ 50W 4時間(200W)      

※消費電力は一般的なもので、お使いの家電によって異なる可能性があります。
※比較検討しやすいよう使用時間を設定していますが、お使いの家電で異なるため参考程度にしてください。

緊急時にどのような家電を使用したいのかで、備えておくべき容量も変わってくるため、世帯人数に加え緊急時における使用家電を想定しながら、確認していきましょう。

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同じ蓄電池でも、弊社でお見積りいただいた方の約9割以上が50万円以上の導入コスト削減を実現しております。

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2人世帯|ごくわずかな容量でOKなら蓄電池価格は約50万円〜

2人世帯で、設置場所が限られておりコンパクトなサイズを考えている場合や、停電時にはポータブル冷蔵庫を活用するなど、電気の消費量を抑えることを考えておるご家庭の場合、3kWh程度の蓄電池が目安です。

3kWhの蓄電池は50万円〜が相場帯となっています。

2人世帯|ごくわずかな容量でOKなら蓄電池価格は約50万円〜

一般的な冷蔵庫ではなく、緊急時にポータブル冷蔵庫へ切り替えるだけで、電気消費量を抑えることができるため、3kWh程度の蓄電池容量でもまかなうことができます。

万が一の備えとして考えているものの、大きな家電を使わないケースや設置場所の都合上、コンパクトサイズの蓄電池が良い場合は、3kWhのものを検討してもよいかもしれません。

2人世帯|必要最低限の容量なら蓄電池価格は約80万円〜

2人世帯で、災害や停電時に最低限の暑さ対策や灯りを確保できる程度を目的に蓄電池を検討している場合、5kWh程度の蓄電池を選ばれるケースが多く、蓄電池の導入コストとしては約80万円〜が目安です。

2人世帯|必要最低限の容量なら蓄電池価格は約80万円〜

停電時に困ることとして一番にあげられるのが、冷蔵庫・冷凍庫が冷えないことです。

食料品を冷凍庫でストックしている場合は、1日停電するだけで保存が効かなくなり、多くの食材や食品を処分することになります。

そのため、最低限の容量で考えているご家庭でも、冷蔵庫を24時間稼働でき、一晩程度の照明や充電などをまかなえる5kW前後を選ばれるケースが多く、蓄電池の導入コストは80万円〜が相場帯となっています。

2人世帯|緊急時も普段通り生活したいなら蓄電池価格は約130万円〜

2人世帯でも、緊急時にエアコンや一部の家電も使える程度の生活を維持したい場合、10kWh程度の蓄電池容量が目安です。そのため、蓄電池の価格は130万円〜が相場帯となります。

2人世帯|緊急時も普段通り生活したいなら蓄電池価格は約130万円〜

8月や1月などの暑さ・寒さが厳しい時期に停電になると、体への負担も大きいため、数時間程度はエアコンを使えることを前提に、蓄電池の容量を検討される方もいると思います。

電気の需要が増える8月・1月に400kWh程度の電力使用量があるご家庭は、2人世帯でも10kWh程度の容量があると安心でしょう。

4人世帯|必要最低限の容量なら蓄電池価格は約130万円〜

4人世帯になると、必要最低限の容量で考えていたとしても、2人世帯と比べると人数も増えるため、10kWh前後の容量が目安になります。そのため、蓄電池の価格としては130万円〜が相場帯です。

2人世帯|緊急時も普段通り生活したいなら蓄電池価格は約130万円〜

人数が多いと、猛暑時や寒さが厳しい場合、扇風機やヒーターだけでは物足りなさを感じやすくなるため、家族全員の生活を維持しようと考えているのであれば、10kWh程度を目安に検討しましょう。

4人世帯|緊急時も普段通り生活したいなら蓄電池価格は約150万円〜

4人世帯で、緊急時も普段と大きく変わらないような生活をしたい場合は、12kWhが目安です。10kWh以上の蓄電池は、150万円〜が相場帯となっています。

4人世帯|緊急時も普段通り生活したいなら蓄電池価格は約150万円〜

人数が多い分、エアコンの稼働台数が増えるケースも想定されるため、10kWh以上の容量が必要になる可能性があります。

4人世帯以上で、8月や1月の電気使用量が600kWh以上のご家庭は、12kWh前後の蓄電池容量にしておくと安心でしょう。

【容量別】おすすめの製品・費用

自分の電気使用量や生活スタイルに合わせ、おおよその蓄電池容量に見当がついたら、具体的にどの製品について確認していきましょう。

【5kWh以下】おすすめの製品

メーカー パナソニック
品名 eneplat
リチウムイオン蓄電池ユニット
(3.5kWh・屋内)
容量 3.5kWh
型番 LJB1335
充電電力 1.0kW
サイズ W480xH660xD139
重量(蓄電池ユニット) 約46kg
設置場所 屋内
使用環境温度範囲 0℃〜40℃
メーカー希望小売価格 1,144,000円
公式 パンフレット
見積り 見積り依頼をする

パナソニックのeneplatは、業界で初めて蓄電池と同時に電気自動車の充電・放電を可能にした商品です。

万が一の備えとしてはもちろん、今後市場の拡大が見込まれる電気自動車との相性も良い蓄電池となっています。

【5~10kW】おすすめの製品

メーカー 京セラ オムロン
品名 マルチ入力型ハイブリッド蓄電システム
Enerezza Plus(エネレッツァプラス)
マルチ蓄電プラットフォーム
KPBP-Aシリーズ
容量 5.5kWh 9.8kWh
型番 EGS-MC0550 KP-BU98B-S
充電電力 連系1.5kW/自立2.0kW 要問合せ
サイズ W485×H562×D280 W490×H741×295
重量(蓄電池ユニット) 約64kg 約102kg
設置場所 屋内・屋外兼用 屋内・屋外兼用
使用環境温度範囲 -20℃~40℃ (結露なきこと) -10~45℃(ただし結露および氷結なきこと)
メーカー希望小売価格 3,421,000円 要問合せ
公式 商品詳細ページ 商品詳細ページ
見積り 見積りを依頼する 見積りを依頼する

蓄電池において、安全性や性能の高さを重視している人は多いと思いますが、そのような人には、京セラのEnerezza Plusがおすすめです。

メーカーが行った圧壊試験・過充電試験において、発煙や発火などのトラブルが認められない安全性の証明された製品で、独自のクレイ型リチウムイオン電池により、従来の蓄電池よりも長寿命が期待できます。

オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズは、蓄電池のシステムをマルチに変更できる製品です。

これまでの蓄電池システムは、一度導入すると変更ができませんでしたが、KPBP-Aシリーズは単機能蓄電池ベースのシステムを、オプション追加をすることでハイブリッド型へ変更したり、全負荷対応への仕様変更したりできるようになります。

蓄電池は導入から十数年使用することになりますが、その中で家庭の状況や生活スタイルも変わっていきますよね。

将来、親との同居や子どもが大きくなるなどの予定がある人は、電気を使いたい場所が増えたときに柔軟に対応できる機能を搭載したオムロンのマルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズを検討してみてはいかがでしょうか?

【10kWh以上】おすすめの製品

メーカー ニチコン 長府工産
品名 単機能蓄電システム トライブリッド蓄電システ厶®
ESS-T3シリーズ
容量 11.1kWh 14.9kWh
型番 ESS-U4M1 ESS-T3XCK
充電電力 要問合せ 要問合せ
サイズ W1060×H1250×D300 W592×H436×D332
重量(蓄電池ユニット) 182kg 約67kg
設置場所 屋外 屋外
使用環境温度範囲 -10℃~40℃ -10℃~40℃
メーカー希望小売価格 3,700,000円 1,900,000円
公式 パンフレット パンフレット
見積り 見積りを依頼する 見積りを依頼する

ニチコン蓄電池「ESS-U4M1」は、蓄電池単体でも停電時の全負荷に対応できる蓄電池です。

しかも、自立出力が従来の蓄電池の1.5~2倍あり、冷蔵庫やエアコンなどの複数の家電を同時使用しても問題なく利用できる稼働力もおすすめのポイントです。

長府工産のトライブリッド蓄電システ厶® ESS-T3シリーズは、4.9kWhから最大14.9kWhまで、容量のバリエーションが豊富がそろっており、ライフスタイルに合わせて後から増設も可能な商品です。

大容量なのにコンパクトな設計となっているため、隣家との距離が近いご家庭でも、導入しやすいでしょう。

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同じ蓄電池・太陽光発電でも、弊社でお見積もりいただいた方の約9割以上が50万円以上の導入コスト削減を実現しております。

国内外の各種メーカーの蓄電池を取り揃えており、無料でお見積もり・ご相談をしていただけます。

「うちの電気使用量だとどれくらいの蓄電池容量が必要で、どれくらいの価格になるのだろう?」
「ほかの業者で見積もりをもらったが、価格が高くて不安」

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蓄電池の価格を基準に選ぶ場合の注意点4つ

家庭用蓄電池の価格について、具体的な導入シミュレーションや一部の商品を取り上げながら説明してきましたが、正直なところ高いという感想を持たれた方も多いことでしょう。

蓄電池は、容量が小さくても数十万円もの費用がかかるため、少しでも安くしたいと思われるのは当然のことだと思います。

しかし、蓄電池の価格を基準に選ぶ場合、次の4つには注意が必要です。

蓄電池の価格を基準に選ぶ場合の注意点4つ
1.価格の安さだけで選ばない
2.蓄電池を採用する目的や利用場所に応じた製品・容量を選ぶ
3.万が一の保証やサポート・定期メンテナンスの有無を確認する
4.蓄電池の寿命を確認する

気をつけるべき理由や意識しておきたいポイントなどを解説します。

価格の安さだけで選ばない

高価な買い物であるため、安く買えることが理想ではありますが、価格の安さだけで選ぶのはリスクです。

例えば、同じ容量の蓄電池でも、メーカーによってサイズが異なります。

また、機種によっては、屋外や屋内など、設置場所を指定されている場合があり、機種の選択肢が限られてしまいます。

塩害エリアでは、防水性、防錆性、防塵性に優れた塩害仕様の蓄電池を選ぶなど、お住いのエリアに合った蓄電池を選ぶべきケースもあります。

価格の安さだけでなく、性能なども考慮し、総合的に判断することが大切です。

蓄電池を採用する目的や利用場所に応じた製品・容量を選ぶ

あなたの自宅や生活スタイルにあった蓄電池を選ぶ場合、蓄電池設置の目的や条件を明確にしておくことが重要です。

蓄電池の性能や特性はメーカーや商品で大きく異なるだけでなく、先述の通り、同じような世帯人数でも、最終的な目的によって備えておくべき容量も変わってきます。

日々の電気代節約や災害・停電時に最低限の電気を確保することを目的としている場合、5kWh前後の容量が目安となります。

緊急時に普段通りの生活をしたいと考えている家庭や、停電時の多くの電力を必要とする冷蔵庫やエアコンなどの家電を長時間使いたいと思っている場合、備えておくべき容量としては10kWh前後が目安です。

また、特定の家電だけを使うことを想定している場合は特定負荷型ですが、家中のコンセントに電気を供給できる状態を考えているケースでは全負荷型の蓄電池を選ぶ必要があります。

選ぶ蓄電池のタイプが異なるため、必ず目的や万が一のときに電気を使えるようにしたい場所などを明確にし、価格と照らし合わせながら条件に合ったメーカーの製品を選ぶようにしましょう。

万が一の保証やサポート・定期メンテナンスの有無を確認する

蓄電池の価格は数十万円以上で決して安くはないため、故障やメンテナンスに対する備えについても確認することをおすすめします。

価格が安い場合、保証期間が短かったり、初回メンテナンスのみで長期にわたる定期的なメンテナンスは対象外となっていたりする可能性があります。

家庭用蓄電池の保証期間は10〜15年が多く、設置後の保守的なメンテナンスの義務はありませんが、4年に1回程度を目安に行うのがおすすめです。

蓄電池の価格が安い業者の中には、保証やメンテナンスをオプションとして基本料金を安くしている業者などがあり、どこへ依頼するかで保証やサポート、メンテナンスの内容が変わってきます。

蓄電池を購入する際は、保証やサポート・メンテナンスを含む価格なのか、別途ランニングコストが必要になるのかも確認した上で、価格の妥当性を判断しましょう。

蓄電池の寿命を確認する

蓄電池を選ぶうえでは、蓄電池の寿命も商品を選ぶ重要な判断ポイントです。

使用環境や設置環境などの影響により多少の前後はありますが、大体10年〜30年前後が寿命とされています。

同じ容量・値段の蓄電池だったとしても、寿命が違えば最終的なコストが変わってきます。

蓄電池は充放電(サイクル)を繰り返すたびに蓄電容量が少しずつ減少していき、十分な性能を発揮できなくなるまでをサイクル寿命と呼びます。

サイクル寿命が多い蓄電池は長期間にわたり使用することが可能です。

このサイクル寿命は蓄電池によって異なり、6,000サイクルから20,000サイクルまで幅広く存在します。

しかし、蓄電池の寿命は単にサイクル寿命だけによるものではありません。

実際にはバッテリーの劣化に加え、機器自体の劣化もありますので、多くの蓄電池の保証期間は前述のように10年〜15年程度です。

価格だけに注目するのではなく、蓄電池の寿命や保証期間も参考にして導入する蓄電池を決定しましょう。

まとめ

家庭用蓄電池の価格について、具体的な事例を挙げながら紹介してきました。

蓄電池の価格は、容量ごとに相場帯があり、本体価格は容量が大きいほど安くなる傾向がありますが、逆に工事費は高くなる可能性があります。

蓄電池の容量 平均 1~5kWh未満 5~10kWh 10kWh以上
蓄電池本体価格 11.7万円〜 13.9万円〜 12.7万円〜 10.3万円〜
工事費(電気・設置) 22.5万円〜 10.0万円〜 19.6万円〜 26.7万円〜
費用の目安 3kWhの場合
51.7万円〜
5kWhの場合
83.1万円〜
10kWhの場合
129.7万円〜

ですが、蓄電池は価格だけで選ぶのではなく、蓄電池を導入する目的や生活スタイル、日々の電気使用量などを含め、総合的に判断することが重要です。

自分の場合、どれくらいの蓄電池価格になるのか見当がつかないという方は、ぜひ当社エコ電気サービスの無料お見積もりをご活用ください。

もし他社様のお見積もり価格のほうが安い場合、さらにお値引きのご相談なども行っておりますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。

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まだ蓄電池のメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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