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蓄電池には多くの種類がありますが、調べれば調べるほどどの蓄電池が良いのか悩んでしまう方、いらっしゃいませんか?
蓄電池は一度設置すると、特定負荷型は特定負荷型のまま、単機能型は単機能型のままで付き合い続けることになるので、決断が難しいところでもあります。
将来的に、家族構成の変化や発電設備のパワーコンディショナの故障で、これまで使っていたものとは異なるタイプの蓄電池が必要になるかもしれませんよね。
「オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ」は、ライフスタイルの変化に合わせて機器を選択・追加、 また、蓄電池の容量も6.3kwh・6.5kwh・9.8kwh・12.7kwh・16.4kwhの5種類から選択肢することができ、 ご家庭の状況に柔軟に対応することができる”次世代蓄電池”です。
今回はオムロンマルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズの「自在」に選べて「自由」に設置でき「自動」で使える3つの特徴を紹介していきます。
蓄電池とは電力会社から購入した電気や太陽光発電で発電した電気を充電し、貯めておくことができる設備です。
蓄電池に貯めた電気は昼間や夜間、停電時など必要な時に放電して使用できます。
特に太陽光発電やエコキュートと相性がよく、太陽光発電で発電した電気を貯めて夜間に使用したり、深夜の割安になった電気を貯めておいて、逆に電気代が割高になった昼間に使用するなどして活用可能です。
近年では太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間が満了し売電単価が安くなることに加え、電気代の高騰も手伝って自家発電・自家消費に切り替えるために蓄電池を導入するご家庭が急増しています。
また、大容量の蓄電池であれば1日分以上の電気を貯められることから台風などの自然災害に伴う停電時の非常用電源としても人気です。
一部のハウスメーカーでは新築時に太陽光発電と一緒に蓄電池も設置できるところもあり、今後ますます導入されるご家庭は増えていくでしょう。
蓄電池について、こちらの記事で詳しく解説しています。
蓄電池を導入するメリットには以下の4つがあります。
蓄電池のメリットについては、こちらの記事もご覧ください。
蓄電池を導入するデメリットには以下の3つがあります。
蓄電池のデメリットはこちらの記事でも詳しく解説しています。
蓄電池の導入を考えているのなら必ず知っておきたいのが適正価格です。
この適正価格を把握していないと悪徳業者に騙されてしまうこともあります。
蓄電池の適正価格は容量1kWhあたり約15万前後~20万円です。
1kWhあたり20万円以上の高額な見積もりや、反対に10万円などの格安の見積もりを出してくる業者はお断りしましょう。
格安の業者もお断りするのは工事の質が悪い可能性が高いからです。
安物買いの銭失いにならないよう、気をつけましょう。
蓄電池の適正価格についてこちらの記事でより詳しい解説を行っています。
冒頭でも述べたように、これまでの蓄電池システムは、一度設置すると単機能型は単機能型のまま、特定負荷型は特定負荷型のままで使い続けていくことになります。
しかしそれでは、家族構成の変化やパワコンの故障が起きた際、どうしてもご家庭の状況に最適ではない蓄電池として使用することになる可能性が残ってしまいます。
そこで登場したのが、このマルチ蓄電プラットフォーム。
KPBP-Aシリーズはベースが単機能蓄電池として製造されていますが、オプションユニットを追加することで、あとからでもハイブリッド型や全負荷対応ハイブリッド型に変更でき、ご家庭の状況変化に柔軟に対応できる機能を搭載しているのです。
マルチ蓄電プラットフォームでは、3種類のシステムと5種類の容量から、全15通りの組み合わせが可能です。
3つの蓄電システムに加え、オムロンのマルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズは蓄電容量も5種類から選ぶことができます。
2023年からはこれまでの3種類の蓄電容量から、さらに2種類増えて、5種類の蓄電容量から選ぶことができます。
実は法律上17.76kWh以上の蓄電池は、設置するにあたり消防署に届け出を行う必要があります。
そのため、実質的にこの16.4kWh蓄電池が家庭用蓄電池の最大クラス容量となるのです。
16.4kWh、と何度も述べてきましたが、具体的にどれくらいの容量なのかはあまりピンとこないのではないかと思います。
停電時に大容量16.4kWhの蓄電池があれば……
これらの機器を連続で2日間使用することができます。
もちろん日中は太陽光発電から充電もできるので安心です。
このように大容量蓄電池であれば、長時間の停電でも普段通りの生活ができます。
例えば、台風の影響で電線が切れた場合など、停電時間が長引くことが予想される場合でも余裕をもって活動することができます。
はじめに、<基本となるマルチ蓄電パワーコンディショナと蓄電池ユニットの組み合わせ>をご紹介します。
この場合は、「単機能型蓄電システム」として使用いただけます。
単機能型蓄電システムは、太陽光発電とは独立したシステムとして働きます。
太陽光発電を設置していないご家庭や、まだ太陽光発電のパワーコンディショナが新しく、交換の必要がない場合に適した組み合わせです。
「単機能型蓄電システム」は、下記のような場合におすすめです。
単機能型蓄電システムに<オプションで用意されているPVユニットを追加する>ことで、「ハイブリッド型蓄電システム」として使用することができます。
太陽光発電と蓄電池を同時に設置される場合にはこちらの使い方がおすすめです。
また、一旦は単機能型蓄電システムとして設置し、既設のパワーコンディショナが故障した際、修理する代わりにPVユニットを追加するという使い方も可能です。
そして、単機能型蓄電システムは停電時に使用できる電気容量が1.5kWであることに対し、ハイブリッド型蓄電システムは5.6kWと大容量になります!
停電時でもたくさん電気を使用することが可能なのです。
「ハイブリッド型蓄電システム」は、下記のような場合におすすめです。
さらに<ハイブリッド型蓄電システムにオプションのトランスユニットを追加する>ことで、「全負荷対応ハイブリッド型蓄電システム」として使用することが可能です。
停電時であってもご家庭の電気をほぼ全て使用することができます。
また、200Vの電化製品も使用可能なので、災害対策としては前述の2タイプよりも優れています。
「全負荷対応ハイブリッド型蓄電システム」は、下記のような場合におすすめです。
業界最大クラスの蓄電容量でありながら、なんと本体の大きさは他の10.0kWh以下の蓄電池とほとんど変わりません。
メーカー / 商品 | 蓄電容量 | 幅/ 高さ/ 奥行 (mm) | 質量 |
オムロン / マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ | 16.4kWh | 490/ 1009/ 295 | 153kg |
田淵電機 / ハーフEIBS | 4.0kWh | 476/ 850/ 305 | 85kg |
田淵電機 / EIBS7 | 7.0kWh | 580/ 1070/ 370 | 130kg |
シャープ / JH-WB1821 | 8.4kWh | 700/ 605/ 360 | 135kg |
伊藤忠商事 / スマートスターL | 9.8kWh | 762/ 1145/ 440 | 180kg |
ニチコン / ESS-U2X1 | 16.6kWh | 106 / 1250/ 300 | 234kg |
表から分かるように、オムロンの蓄電池にサイズが近いものほど蓄電容量が小さくなっています。
また、同程度の蓄電容量をもつ蓄電池がニチコンから発売されていますが、横幅は2倍以上にもなることが分かります。
こちらは170cmの成人男性、一人暮らし用の小型冷蔵庫とKPBP-Aシリーズ 16.4kWhとのサイズ比較です。
縦長のスリムな形状のため、ご自宅の空いている空間を有効活用できます。
「オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ」に採用されている蓄電池は、なんと屋内外どちらにも対応している優れもの。
そのため、他のメーカーのように塩害地域や積雪地域だから設置できない……なんてことになりません。
ただし屋内設置時の注意点がひとつだけ。
16.4kWhの蓄電池には高さと重量があるため、蓄電池自体が倒れてしまわないようコンクリートにアンカー固定をする必要があります。
屋内設置の際は土間や車庫を選ぶなど、設置基礎となる部分に多少の工夫が必要です。
KPBP-Aシリーズのパワーコンディショナは屋外設置タイプです。
一般~塩害地域までは一般タイプを設置することができます。
そして海岸から500m以内の重塩害地域では、重塩害対応タイプが用意されているので安心して導入いただけます。
停電時には特別な操作は不要で、自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わります。
もしも停電が起こった時に、高齢のご両親や小さなお子様しかご自宅に居ない場合でも安心です。
更に、クラウド接続による遠隔モニタリングやAI機能による充放電の最適化もオムロンのマルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズなら簡単にできます。
オムロンのマルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズは、「クラウド接続」が可能です。
クラウド接続を行うことで、故障や異常をメーカーがモニタリングできるようになり、万が一の故障や異常にはいち早くメールでお知らせしてくれるので、素早く対応できます。
また、HEMS機器を導入しなくても、PC・スマホから蓄電量や発電量を確認することができます。
マルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズには、AI機能が搭載されています。
搭載されているAIが、クラウドから気象情報を取得し、今まで手動で行う必要があった操作を自動で制御してくれます。
例えば、翌日の天気予報が晴れの場合は、夜間の充電量を減らすといった調整を行うので、より効率よく蓄電池を制御できるようになります。
さらに災害・気象警報が発令された場合には、自動で蓄電池を充電し万が一の停電に備えるので、お子様や高齢のご家族がお一人で過ごしている時でも安心して過ごすことができます。
もちろん、停電時・復電時の切替も自動なので、何かを操作したりあらかじめ設定しておく必要もありません。
型式 | KPBP-A | KPBP-A-S (重塩害対応) |
定格出力 | 5.9kW (単機能) 5.6kW (ハイブリッド) | |
周囲温度範囲 | -20~50℃ | |
周囲湿度範囲 | 25~95%RH | |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外 | 屋外 (重塩害対応) |
寸法 (幅/高さ/奥行) | 450 / 562 / 232 (mm) | |
質量 | 約24.5kg (ケーブルボックス、取付板含む) | |
保護構造 | IP55 | IP66 (重塩害対応) |
型式 | KP-BU164-S |
種類 | リチウムイオン電池 |
蓄電容量 | 16.4kWh (実行容量14.8kWh) |
公称電圧 | DC256.9V |
電圧範囲 | DC210~290.5V |
満充電までの所要時間 | 約3時間 (25℃の場合) |
使用周囲温度範囲 | -10~45℃ |
使用周囲湿度範囲 | 25~95%RH |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外または屋内 |
寸法 (幅/高さ/奥行) | 490 / 1010 / 295 (mm) |
質量 | 約150kg |
サイクル数 | 11,000サイクル |
保証期間 | 15年 |
容量保証 | 15年後初期容量の60%以上 |
設置方式 | 自立設置 (コンクリートにアンカー固定) |
保護構造 | IP55 |
型式 | KP-BU98B-S |
蓄電容量 | 9.8kWh (実行容量8.8kWh) |
公称電圧 | DC154.14V |
電圧範囲 | DC126~174.3V |
満充電までの所要時間 | 約3時間 (25℃の場合) |
使用周囲湿度範囲 | -10~45℃ |
使用周囲湿度範囲 | 25~95%RH |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外または屋内 |
寸法(幅/高さ/奥行) | 490 / 740 / 295 (mm) |
質量 | 約102kg |
サイクル数 | 11,000サイクル |
保証期間 | 15年 |
容量保証 | 15年後初期容量の60%以上 |
設置方式 | 屋内:床置き設置 (壁にビス固定) 屋外:壁掛け設置または自立設置 (自立時はコンクリートにアンカー固定) |
保護構造 | IP55 |
型式 | KP-BU65B-S |
蓄電容量 | 6.5kWh (実行容量5.9kWh) |
公称電圧 | DC102.76V |
電圧範囲 | DC84~116.2V |
満充電までの所要時間 | 約3時間 (25℃の場合) |
使用周囲湿度範囲 | -10~45℃ |
使用周囲湿度範囲 | 25~95%RH |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外または屋内 |
寸法(幅/高さ/奥行) | 490 / 847 / 147 (mm) |
質量 | 約65kg |
サイクル数 | 11,000サイクル |
保証期間 | 15年 |
容量保証 | 15年後初期容量の60%以上 |
設置方式 | 屋内:床置き設置 (壁にビス固定) 屋外:自立設置 (コンクリートにアンカー固定) |
保護構造 | IP55 |
型式 | KP-BU63-B |
種類 | リチウムイオン電池 |
蓄電容量 | 6.3kWh (実行容量5.7kWh) |
公称電圧 | DC102.4V |
電圧範囲 | DC96~113.6V |
満充電までの所要時間 | 約3時間 (25℃の場合) |
設置周囲温度範囲 | -20〜45℃ |
使用周囲温度範囲 | -10~45℃ |
使用周囲湿度範囲 | 25~95%RH |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外 |
寸法 (幅/高さ/奥行) | 681 / 626 / 334 (mm) |
質量 | 約79kg |
サイクル数 | 12,000サイクル |
保証期間 | 15年 |
容量保証 | 15年後初期容量の60%以上 |
設置方式 | 自立設置 (コンクリートにアンカー固定) |
保護構造 | IP55 |
型式 | KP-BU127-B |
種類 | リチウムイオン電池 |
蓄電容量 | 12.7kWh (実行容量11.4kWh) |
公称電圧 | DC204.8V |
電圧範囲 | DC192~227.2V |
満充電までの所要時間 | 約3時間 (25℃の場合) |
設置周囲温度範囲 | -20〜45℃ |
使用周囲温度範囲 | -10~45℃ |
使用周囲湿度範囲 | 25~95%RH |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外 |
寸法 (幅/高さ/奥行) | 681 / 909 / 334 (mm) |
質量 | 約132kg |
サイクル数 | 12,000サイクル |
保証期間 | 15年 |
容量保証 | 15年後初期容量の60%以上 |
設置方式 | 自立設置 (コンクリートにアンカー固定) |
保護構造 | IP55 |
型式 | KP-DDP66 | KP-DDP66-S (重塩害対応) |
入力回路数 | 4回路 | |
周囲温度範囲 | -20~50℃ | |
周囲湿度範囲 | 25~95%RH | |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外 | 屋外 (重塩害対応) |
寸法 (幅/高さ/奥行) | 450 / 562 / 232 (mm) | |
質量 | 約16kg (ケーブルボックス、取付板含む) | |
保護構造 | IP55 | IP66 (重塩害対応) |
型式 | KP-TRN40 | KP-TRN40-S (重塩害対応) |
周囲温度範囲 | -20~50℃ | |
周囲湿度範囲 | 25~95%RH | |
設置場所 | 海岸及び汽水域から500mを超える屋外 | 屋外 (重塩害対応) |
寸法 (幅/高さ/奥行) | 450 / 562 / 232 (mm) | |
質量 | 約24.5kg (ケーブルボックス、取付板含む) | |
保護構造 | IP55 | IP66 (重塩害対応) |
最後に、マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ の特徴を振り返りましょう。
このように、オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズは様々な特徴があり、これからの多様化していく生活にマッチする次世代蓄電池です。
『エコ電気サービス』では、新発売の蓄電池が登場するごとに職人全員がメーカー研修を受講し、確かな知識でご自宅に最適な蓄電池をお届けしております。
次世代型蓄電池に関するご相談も、どうぞお気軽にお問い合わせください。