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太陽光発電は一般家庭にも導入できる再生可能エネルギーの発電方法で、節電方法の一つとして注目されています。
しかし、その設置費用については具体的に知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、2024年の最新の情報を中心に太陽光発電の設置費用について詳しくご紹介します。
太陽光発電設備を導入する際、設置費用が特に重要と考える人は少なくありません。
そこでここからは2024年最新の費用相場をはじめ、太陽光発電の設置費用についてご紹介します。
太陽光発電の設置費用は、1kWあたりのパネルの値段で目安が分かります。
例えば、2019年には1kWあたり約30万円です。
この値段で一般的な住宅用で小規模な太陽光発電システムを設置する場合、3~5kW分のパネルを設置することになるため、約100万~150万円になると考えられます。
それでは、2024年では設置費用の相場はどのように変化しているのでしょうか。
実は2020年に約29.2万円、2021年に約27万円、2022年に約26万円と1kWあたりの費用が年々下がっている状況です。
2024年も25.5万円程度が相場になると想定されており、25.9万円程度が相場とされていた2023年から下がっています。
従って、約100万~150万円で設置できるとされていた過去よりも、かなり安く設置できる可能性があります。
また、太陽光発電設備の導入には都道府県や市が対応している補助金が使えるケースがあり、より安く太陽光発電設備を設置できるかもしれません。
例えば、三重県の四日市市では「スマートシティ構築促進補助金」という名前で、太陽光発電設備や蓄電池の導入に対する補助金を提供しています。
また、神奈川県川崎市でも住宅用太陽光発電に関する補助金制度が実施されています。
10kW未満の太陽光発電設備に限り補助金が受け取れたり、蓄電池と併設する場合に受け取れたりと、補助金ごとに申請できる条件が決まっている点には注意が必要です。
お住まいの地域で活用できる補助金がないか調べてみることをおすすめします。
ちなみに、国主導の補助金もありますが、こちらは蓄電池やV2Hに対する補助金のみが実施されており、太陽光発電設備単体の補助金は実施されていません。
蓄電池やV2Hとセットで導入する場合は、これらの設備に対して補助金が支給されるため、状況に応じて活用するのがおすすめです。
相場が分かったところで、設置費用の内訳をご紹介します。
太陽光発電設備の設置費用の主要な項目は主に3つです。
1つ目はソーラーパネルやパワーコンディショナーといった太陽光発電の設備に関わる費用で、費用を占める割合としては約74%です。
2つ目は太陽光発電設備を設置する工事に関わる費用で、全体の約25%になります。
3つ目は保険料や申請手数料といった工事や設備以外の費用で割合としては約1%です。
次に、太陽光発電の設備に関わる費用の詳細な内訳をご紹介します。
太陽光発電の設備の中で特に費用がかかるのが、ソーラーパネルです。
設置費用全体の中でも約6割を占める割合で、最も費用がかかるポイントといえます。
次に設備の中で費用がかかるのがパワーコンディショナーになります。
費用の中でパワーコンディショナーの割合は約20%です。
そのため、設置費用が100万円であれば20万円はパワーコンディショナー分の費用といえます。
そして、パワーコンディショナーの容量は、ソーラーパネルの容量、つまりは設置枚数次第で変わり、設置枚数が多くなるほどパワーコンディショナーに必要な容量が大きくなるため、かかる費用も大きくなります。
ちなみに、パワーコンディショナーは簡単にいうと、電力を家で使える電力に変換するための機器です。
ソーラーパネルで発電した電流は直流電力(DC)で、家庭で使えるようにするには交流電力(AC)に変換する必要があり、その役割をパワーコンディショナーが担っているのです。
他にも太陽光発電で得る電力を最大化するための動作や電力の消費・売電を制御する動作など、太陽光発電に関わるあらゆる動作も管理します。
つまり、太陽光発電を運用する上で重要な設備なのです。
最後の設備が架台です。
これはパネルを屋根に固定する器具であり、割合として費用の約20%が架台分です。
例えば、100万円の設置費用なら架台にかかる費用は20万円になります。
ただし、架台の設置場所や素材によっても前後するため、目安として考えるようにしましょう。
このように、様々な費用が合わさって、太陽光発電設備の設置費用が決まります。
太陽光発電の設置費用は、屋根材の種類や設置枚数によっても大きく異なる点に注意が必要です。
そもそも、屋根材に関しては、スレート、瓦、金属屋根など、さまざまな種類があります。
これらの屋根材の違いにより、適した工法や使用する取り付け具が異なるため、工事費用にも差が生じる仕組みです。
例えば、金属屋根(ガルバリウム)は屋根材が金属で耐久性が高く、太陽光発電設備の設置による負荷にも強い素材です。
形状も平坦なケースが多く、太陽光発電との相性が良いので、設置工事が容易に済む傾向にあります。
これに対し、瓦屋根は構造的には耐久性が高いものの、特殊な工法を取る必要があるため、費用が高くなる傾向にあります。
太陽光パネルを載せることによる影響も配慮する必要があるため、事前調査が必要な点も費用が上がる要因です。
また、スレート屋根は軽量ですが、他の屋根材と比べると耐久性が低いという特徴があります。
平坦な形状のため、パネルの設置自体は容易ですが、耐久性の関係で別途工事が必要になる可能性がある屋根材です。
このように、屋根の素材や形状によって、費用が変わる点には注意が必要です。
特に耐久性に不安がある屋根材や古い家屋の場合は、事前に補強工事が必要になるケースもあるため、それも費用が大きくなる要因になりえます。
次に、太陽光発電設備の規模、すなわちソーラーパネルの設置枚数によっても費用が変化する点には注意が必要です。
まず、相場について紹介した際にも触れた通り、1kWあたり25.5万円程度で、何kw分設置するかで決まります。
例えば、小規模な設備を設置する場合は3~5kW分、中規模な設備を設置する場合は6kW~10kW分の費用がかかるといった形です。
太陽光発電設備の容量が大きくなればパネルの枚数も増えるため、その枚数分、費用がかかります。
ちなみに屋根材によっては、耐久性の問題で予定していた枚数分設置できないというケースもあります。
想定と違う設備規模になれば理想的な運用もできなくなるため、見積もりの際には費用と合わせておよそ設置できる設備の規模も確認すると安心です。
太陽光発電システムの設置で発生する費用は初期費用だけではありません。
メンテナンス費用や撤去費用など、設置後の維持管理にも費用が発生するのです。
特にメンテナンス費用は長期的に効率よく運用するために欠かせない費用です。
ここからは太陽光発電設備の導入後に必要となる主な費用について詳しく説明します。
太陽光発電設備の設置後は、安定して運用するためにも定期的なメンテナンスが必要です。
そのため、メンテナンス費用がかかることは避けられません。
太陽光発電設備のメンテナンスには、清掃と点検の2種類があります。
まずは、清掃について詳しくご紹介します。
太陽光発電設備の清掃では、主にソーラーパネルの清掃を行うことになります。
ソーラーパネルは屋外に設置する関係上、パネルに汚れやホコリ、鳥の糞などの汚れが付着してしまうものです。
そして、汚れが溜まったソーラーパネルは、太陽光を吸収しづらくなるため、発電効率が低下してしまいます。
それを防ぐためには年に1~2回の清掃が推奨されているのです。
また、ソーラーパネルの清掃は自ら行うのではなく、設置業者などの専門業者に依頼することが推奨されています。
理由としては、屋根という高所に設置するため個人での対応には危険が伴うことと、清掃時に誤って傷などをつけてしまうと保証上の問題が生じるためです。
費用としては3~6万円ほどを想定しておきましょう。
しかし、基本的にソーラーパネルの汚れは雨で落ちる設計になっているとされており、一部メーカーでは清掃の必要はないと案内しているところもあります。
そのため、頻繁に行う必要はなく、定期的な点検をきっかけにしたり、明らかな発電量の低下が見られたりしたときに依頼するのがおすすめです。
ちなみに、春先は花粉と黄砂の関係で、清掃を行ってもすぐに汚れてしまうため、清掃は避けるのが無難です。
ほとんどの汚れが落ちて、目立つ部分の清掃だけで済む、梅雨明けの季節が清掃のタイミングとしてはおすすめといえます。
雨の頻度が落ちて汚れが蓄積していた場合のケアにもなります。
次に点検にかかる費用について紹介します。
太陽光発電設備の点検では、パネルの固定が適切か、パワーコンディショナーの状態、発電量の確認など、様々な部分のチェックが必要です。
適切な点検とメンテナンスが各設備の寿命を延ばし、効率的な運用にも繋がるため、必ず行うようにしましょう。
頻度としては設置後1年には初期不良点検が必須とされており、それ以降4年に1回以上が義務とされています。
しかしながら、設置場所や規模によっても代わるため、業者と相談のもと点検スケジュールを決めることが重要です。
そして、定期点検の費用は5万円前後かかるのが一般的です。
太陽光発電システムは、寿命や性能の低下に伴い、最終的には撤去が必要になります。
この撤去作業にも費用がかかるため、設置の前にしっかりと計画しておくことが重要です。
撤去費用は、設置した太陽光発電の規模や設置場所、撤去方法によって異なりますが、相場としては15万円前後とされています。
そして、撤去費用の内訳はパネルの撤去費、運搬費、処分費の3つで構成されています。
パネルの撤去費の相場は10万円前後とされており、撤去費用の中で一番割合の多い項目です。
ソーラーパネルの撤去は屋根の上など高所で作業をする関係上、安全に配慮して作業する必要があります。
つまり、足場を設置するなどの安全対策としての作業も発生するということです。
撤去作業自体に対する費用はもちろんのこと、安全対策の作業分の費用も発生することを覚えておきましょう。
次に、運搬費は簡単にいうと処理施設まで運搬するまでの手間賃で、費用としては3万円前後とされています。
ソーラーパネルやパワーコンディショナーなど太陽光発電に関わる設備は一般ごみではなく産業廃棄物です。
そのため、産業廃棄物を処理ができる施設に運搬する必要があります。
また、運搬も自治体から許可を得ている業者が運搬する必要があるため、ある程度の費用がかかる仕組みです。
処理施設までの距離やパネルの枚数、運搬に使うトラックの台数によって費用が前後します。
3つ目の処分費は、産業廃棄物処理施設での適切な処理に対して発生する費用です。
リサイクルや再利用など、適切な処理を進めるためにあたって必要な費用として理解しておきましょう。
処分費はパネル1枚あたり1,200円前後で、枚数にもよりますが3万円前後に収まることが多いです。
太陽光発電設備の撤去費は上記の内容で決まりますが、設備の規模が大きければ撤去費用もその分大きくなります。
設置作業の時点で撤去費用についても価格を把握して、最後に備えて計画を練っておくと安心です。
太陽光発電を設置する際には、見積もりを元に判断することも重要です。
特にいくつかの業者を比較して検討することは、後悔なく太陽光発電設備を活用するためにも欠かせません。
しかしながら、見積もりを取る際にどのような点に気を付ければ良いか分からないという方もいるでしょう。
そこでここからは、太陽光発電の設置費用の見積もりを取る際に、重要な情報をお伝えします。
ここからは太陽光発電システムの見積もりを取る上で重要なポイントを紹介します。
まず、確認が必要なのが、金額です。
特に設置工事の総額は相場と比較することで適正な金額かどうかの判断材料になります。
そして、注意点として総額を補助金が受けられる前提で計算されている場合には、補助金を含まない金額も確認しておくことをおすすめします。
その理由は、太陽光発電設備の設置工事に関わる補助金は100%通るものではなく、後々トラブルになることも考えられるからです。
総額の他にも、パワーコンディショナーやパネルといった設備の金額についても相場との激しいズレがないか確認しておくと安心できます。
次に、見積もりは詳細な内訳が記載されているものなので、機器代や工事費などの項目、保障内容など工事に関わることについては、必要に応じて質問することも重要です。
質問に対する対応を確認することで、見積書では分からない業者のサービス面を判断することに繋がります。
例えば、万が一のトラブルに対する保証はどう対応してもらえるのかなど、今後太陽光発電を運用する上で把握しておきたいポイントです。
しかし、明確な回答が得られなければ、太陽光発電を運用していくことに不安を感じてしまいます。
不安や疑問について解消できるように対応する業者の方が安心して任せられます。
業者との繋がりは設置したら終わりではありません。
メンテナンスや撤去工事などで引き続きサポートを受けることも考えられます。
安心して太陽光発電を活用するためにも、対応についてチェックするように意識しておきましょう。
太陽光発電システムの設置費用は、設置場所によって大きく変動します。
例えば、平坦な屋根や緩やかな傾斜の屋根は、設置が比較的簡単で、費用も抑えられる傾向があります。
一方で、急な傾斜や複雑な形状の屋根は設置作業が難しく、別途補強する器具などが必要になるケースもあるのです。
追加の工事が発生するということは、補強に使う設備の分や補強工事の分で費用が増してしまうため、設置費用を変動させる要因になります。
また、太陽光発電設備の設置工事は高所での作業になるため、屋根の形状によっては安全面に配慮して足場の設置が必要となる場合があります。
そのため、足場の設置費用が追加されて、総額が高くなる可能性があるのです。
次に、太陽光発電設備には効率よく発電できる理想的な角度というものがあります。
一般的には真南向き30°が理想とされていますが、パネルを設置する場所や地域の日照時間などによっても変わります。
そして、設置場所にただ設置するだけでその角度にできない場合、別途工事が必要になる場合はその分費用がかかるかもしれません。
費用優先か性能優先かでも変わるため、業者と都度相談することが重要です。
このように、設置場所は費用を変動させる要素です。
設置を予定している場所が特殊な場合は、追加工事の関係で相場よりも少し高くなる可能性があることも認識しておきましょう。
太陽光発電システムの設置費用を正確に見積もるためにも、業者に必要な情報を伝えられるようにしておくと安心です。
例えば、設置場所の屋根の形状や材質、傾斜角度などは金額を左右する要素のため、事前に伝えておくと見積もりがスムーズになります。
もちろん設置業者の方でも適切な調査のもと見積もりを作成してくれますが、設置の難易度や必要な補強工事の有無が判断しやすくなり、見積もりの作成がスムーズになるため、必要な情報が準備しておくと良いでしょう。
そして、情報収集に役立つのが、立面図や平面図です。
これらの図面があれば屋根の面積を割り出すことができ、実際に載せられるパネルの枚数を判断してもらえます。
また、傾斜角度や屋根の形状の判断にも役立つため、もし図面を保存しているなら提示できると良いでしょう。
太陽光発電システムの設置費用は、メーカーや設置業者によって大きく異なります。
予算内での工事の実現にも業者やメーカー選びが大きく影響します。
そこでここからは、参考材料として主要なメーカーや業者ごとの設置費用の相場を比較し紹介します。
太陽光発電システムの設置費用は、選択するメーカーや業者によって大きく異なることがあります。
また、費用ばかりに注目するのではなく、設備の品質も合わせて確認することが重要です。
ここでは、いくつかの主要メーカーとその製品、設置費用の相場について詳しく見ていきます。
一般的な住宅で設置されることが多い5kW前後を基準に相場価格を紹介します。
まずは、国内で広く知られているメーカーであるパナソニックです。
パナソニックの太陽光発電システムは、設置容量が5.76kWの場合は1kWあたり28.2万円となり、相場としては162.4万円とされています。
他メーカーと比較すると価格が高い傾向にありますが、曇りや朝夕にもしっかり発電できるなど、高性能であるため選択肢に挙がるメーカーです。
次にカナディアンソーラーは高品質・低価格が特徴の海外メーカーです。
設置容量が5.74kWの場合は1kWあたり23.6万円/kWで、相場としては135.5万円のため、コスパ重視の方にはぴったりのメーカーです。
国内製品よりもパネルサイズが大きい分、他と同じ5kW前後でも設置枚数が少なくなりますが、必要なスペースには大差がないため注意しましょう。
最後に紹介するのが長州産業で、海外製品と同水準の低価格を売りにしている国内メーカーです。
5.44kWの場合は1kWあたり23.2万円となり、相場は126.2万円になります。
発電効率も高いことで売電の効率も良いため、短期間で費用を回収できることも売りにしています。
この他にも他メーカーにはない10年の雨漏り保証も提供しているため、もしもの事態に備える際に信頼できるメーカーです。
このように、太陽光発電の設置費用は、メーカーごとに様々です。
メーカーが売りとする性能やアフターサービスなどでも変わるため、費用以外の要素も比較して検討しましょう。
また、設置作業に対応する業者に関しても同様で、アフターサービスや信頼性の面でも費用は大きく異なります。
相場と各業者の強み、実際の費用を比較して考えてみるのがおすすめです。
エコ電気サービスでは、太陽光発電はもちろん、取り扱いのある蓄電池やV2Hシステムなど、全ての商品を適正価格でご案内することをお約束しています。
まだ太陽光発電のメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。
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