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ほとんどの場合、家庭用太陽光発電はご自宅の屋根に設置することになります。
なので、太陽光発電の設置前に屋根塗装をしておくべきか相談を受けることがとても多いです。
また、設置後の屋根塗装についても同様に多くの相談が寄せられています。
そこで今回の記事で解説するのは多くの方が気にしている、太陽光発電設置前と設置後の屋根塗装についてです。
以上の項目に分けて、分かりやすく解説していきます。
太陽光発電とは再生可能エネルギーである太陽の光で電気を発電する環境に優しい発電方法です。
自宅の屋根などに設置するだけで手軽に自家発電ができるので人気があります。
また、発電した電気はご自宅で消費するだけでなく、電力会社に売電することができるのも人気の一つです。
海外では新築時に太陽光発電の設置を義務化している地域もあり、その環境効果は見過ごせないものがあります。
今後、家庭用蓄電池やEV・V2Hの普及により更に太陽光発電の価値は高まっていくでしょう。
太陽光発電を設置する上でどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは以下のような太陽光発電のメリットをご紹介します。
太陽光発電の適正価格は1kWあたりの単価(kW単価)で表します。
気になる太陽光発電の適正価格は1kWあたり、約250,000円前後です。
見積り金額から1kWあたりの単価を確認する場合、下記のように求めます。
太陽光発電の見積り金額 ÷ 太陽光発電の発電容量 = kW単価
例えば、発電容量6kWの太陽光発電の見積り金額が1,500,000円であれば、
1,500,000円 ÷ 6kW = 250,000円/kw
以上のようになり、適正価格ぴったりでの見積りだと分かります。
メーカーや設置枚数、設置工法によってはある程度前後しますが、それでも適正価格で販売している業者であれば20万円代から外れるようなことはないでしょう。
太陽光発電の適正価格について、こちらの記事でより詳しく解説しています。
太陽光発電の設置前に屋根塗装をするべきかは、屋根の状態によります。
屋根材の塗装面が傷んできている場合などは、太陽光発電を設置する前に屋根塗装をしておくのがおすすめです。
反対にあまり傷んでいない場合は、塗装せずに太陽光発電を設置することもあります。
太陽光発電を設置される前には屋根の劣化具合をしっかりと確認してもらいましょう。
その際には屋根の写真を見せてもらうのがおすすめです。
屋根塗装の主な目的は屋根の劣化を防ぐことと、美観を保つことです。
日本で最も普及している屋根材であるスレート瓦は塗装面が劣化してくると、水捌けが悪くなっていきます。
そうなると日当たりの悪い部分はコケが生えるようになるのです。
ところどころにコケの生えた屋根は見た目も悪く、ひどく劣化した屋根は後述する雨漏りの原因になることもあります。
屋根材が劣化する一番の原因は紫外線です。
太陽光発電を設置することで紫外線を防ぐことができ、屋根材の劣化を遅らせることができます。
しかし、既にコケが生えている場合、日当たりが悪くなることで逆にコケの成長を早めてしまう危険があります。
太陽光発電の設置前にはコケが生えているかもよく確認しましょう。
スレート瓦などは屋根材を保護する塗装面が劣化することで紫外線などの影響により割れやすくなります。
割れた箇所から雨水が侵入することで雨漏りの原因となります。
また、前述したコケも雨漏りの原因です。
スレート瓦の隙間を埋めてしまうほど大量にコケが生えている場合など、雨水の逃げ場が無くなってしまい、雨漏りを引き起こす可能性があります。
ここでは太陽光発電の設置前に屋根塗装をおすすめするケースをご紹介します。
屋根のトラブルは家全体の寿命を縮める可能性もあるので、弊社では設置前によく屋根材の状態を確認し、屋根塗装が必要な場合は必ずご案内しています。
エコ電気サービスでは以下のケースに当てはまる場合、屋根塗装をおすすめしています。
太陽光発電の設置予定場所に既に屋根材にコケが生えている場合は屋根塗装をおすすめしています。
少量のコケであれば通常はほとんど問題にならないのですが、太陽光発電を設置すると屋根自体には日光が当たりません。
すると、最初は少量だったコケが増殖する可能性あります。
前述のようにコケがスレート瓦の隙間を埋めてしまうと、雨漏りをする可能性も否定できません。
ですので、現地調査の際に危険なコケを発見した場合、お客様に屋根塗装をおすすめしています。
屋根材の割れが複数あると雨漏りのリスクが高まります。
割れた箇所から雨水が侵入し、屋根材の下にある防水シートの劣化を早めるからです。
屋根材の割れは塗装の劣化に起因していることが多いので、割れが複数ある場合も屋根塗装をおすすめしています。
もちろん割れた屋根材は新品に差し替えるのでご安心ください。
屋根塗装は10年~15年の周期で行うのが一般的です。
もしも太陽光発電を設置する段階で屋根塗装を10年前後行っていない場合は、設置前に屋根塗装をおすすめします。
太陽光発電の設置後に屋根塗装をする場合、太陽光パネルを一度取り外すか、太陽光パネルの設置面は塗装しないかのどちらかになります。
太陽光パネルの撤去・再設置にはもちろん費用がかかりますし、10年前後未塗装で劣化した屋根材をさらに放置するのも気が引けますよね?
なので、弊社では屋根塗装を10年前後していない場合、太陽光発電の設置前に屋根塗装をおすすめしています。
太陽光発電の設置に足場が必要な場合も屋根塗装をおすすめすることがあります。
数年後に再度、足場を組んで屋根塗装をするくらいなら、太陽光発電の設置時に一緒に塗装しておこうというケースです。
屋根の状態によっては塗装ではなく屋根材を交換する葺き替えや、上から新しい屋根材を設置するカバー工法をおすすめする場合があります。
特にカバー工法は葺き替えに比べて費用が抑えられることが多く、断熱性能の向上の期待できるのでおすすめです。
しかし、もともとの屋根材をそのまま残しているので屋根の下地である野路板は古いまま、更に葺き替えよりも屋根は重くなってしまいます。
カバー工法による耐震性などへの影響は非常に少ないと言われていますが、築年数の長い住宅や過去に雨漏りをしたことのある住宅には葺き替えをおすすめしています。
複数の屋根材が少し体重をかけただけで割れてしまう時は既に屋根材の耐久性が失われている可能性があります。
塗装は屋根材の美観を整えたり、耐久性を持続させるために行うので、既に耐久性が失われている屋根材には効果が期待できません。
なので、そのような場合は塗装よりも葺き替えやカバー工法がおすすめです。
長いあいだ屋根のメンテナンスを怠ってしまった屋根にそのまま太陽光発電を設置するのはおすすめしません。
例えば、屋根塗装を20年前後実施していない場合も葺き替えやカバー工法をご提案することがあります。
それだけのあいだ屋根塗装していない場合、屋根材の寿命はほとんど残っていないでしょう。
太陽光パネルの耐用年数は30年を超えているので何もせずに太陽光発電を設置しても、すぐにパネルを取り外しての葺き替えやカバー工法が必要になります。
もちろん、パネルの脱着費用も追加で必要です。
事前に葺き替えやカバー工法をしておくことで、そのような事態を回避できます。
太陽光発電を設置した後も、屋根塗装の劣化は進んでいきますのでどこかのタイミングで塗装は必要です。
ここでは太陽光発電設置後の屋根塗装について解説します。
太陽光発電の設置は屋根全体を塗装するのは難しくなります。
屋根材と太陽光パネルの隙間は非常に狭いため、パネル下の屋根材を塗装するのは一度パネルを取り外さなければいけません。
そのため、塗装費用に加えてパネルの撤去・再設置費用が必要になり、場合によってはパネル保管費用も必要です。
また、古い架台の専用ビスが劣化して再利用できない場合には新たな架台を購入しなければいけないこともあります。
そのため、太陽光発電設置後は後述の部分塗装がおすすめです。
太陽光発電を設置した後は設置面の下は塗らない部分塗装がおすすめです。
太陽光パネルの下は紫外線や雨風が直接当たらなくなるので塗装の劣化が通常よりも遅くなります。
そのため、設置前にしっかりと塗装や葺き替えをしておけば、太陽光発電設置後はパネル下の塗装をしなくてもほとんど問題ありません。
塗装費用も全面塗装より安く抑えられ、ほとんどのご家庭が部分塗装を選ばれています。
屋根塗装をする際には足場が必要です。
同様の外壁塗装にも足場が必要になります。
屋根と外壁の塗装を別々に行うと、それぞれ足場を設置する費用が必要です。
一方の塗装で使用した足場を使って、もう一方の塗装を実施すればお得に塗装できます。
なので、予算に余裕があれば屋根塗装をする際に一緒に外壁塗装をするのがおすすめです。
また、太陽光発電の設置にも足場が必要なのであれば、1つの足場を使って3つの工事ができるので、さらにお得になります。
今回は太陽光発電の設置前に屋根塗装をするべきか解説しました。
塗装するべきかどうかはお屋根の状態によって変わってきます。
屋根の状態が良好であれば、塗装は必要ありません。
反対に、コケが生えてきているようなお屋根であれば太陽光発電の設置前に屋根塗装を実施するべきでしょう。
また、屋根材が割れているなどしているのであれば塗装ではなく、葺き替えやカバー工法をおすすめしています。
最後に今回のまとめです。
エコ電気サービスでは、あなたのご自宅のお屋根に合わせた最適な方法をご提案しています。
また、太陽光発電・屋根塗装はもちろん、取り扱いのある全ての商品を適正価格でご案内することをお約束しています。
まだ太陽光発電のメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。
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