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V2Hを検討しているなら、どんなメーカーがおすすめなのか気になりますよね。
結論からお伝えすると2023年現在のおすすめはニチコン一択です。
そうなると、次は「なぜ、ニチコンがおすすめなのか」。
もちろん、ニチコンがおすすめな理由は数多くあります。
今回はV2Hのおすすめメーカーであるニチコンが「なぜ、おすすめなのか」に焦点を合わせて解説しました。
また、併せてそのほかのV2Hメーカーにも触れています。
V2Hの導入を検討しているのであれば、他社に比べてニチコンにどのようなアドバンテージがあるのか覚えておくと検討がスムーズに進むでしょう。
ぜひ、お役立てください。
V2Hとは電気自動車に貯めている電気を自宅でも使用するために必要な機器です。
家庭用蓄電池の蓄電容量多くても16kWh程度ですが、電気自動車であれば20kWh以上の蓄電容量を持っていることがほとんどなのでより多くの電気を貯めることができます。
そのため、電気代の削減や停電時の非常用電源として電気自動車を活用することが求められつつあります。
また、V2Hを導入することでわざわざ充電スポットへ行ったり、順番待ちをすることなく電気自動車を充電することが可能です。
今後、電気自動車が普及するにつれてV2Hもご自宅に欠かせない機器となっていくことが予想されています。
V2Hについて、より詳しい解説はこちらの記事でしています。
V2Hにはいくつかのメーカーがありますが、現在のおすすめはニチコン製のV2Hです。
ニチコンはV2Hを世界で初めて開発・販売したメーカーで、総合的な性能と安価な費用が特徴です。
また、他メーカーはニチコン製のOEM生産であったり、停電時に電気自動車に充電できない非系統連系タイプの機種なので、もうしばらくはニチコンがV2H業界をリードしていくでしょう。
そもそも実質的な選択肢がニチコンか後述する東光高岳くらいしかありません。
その中でも特にニチコンをおすすめするのには以下のように多くの理由があります。
それぞれ解説していきます。
ニチコンは世界で初めてV2Hシステムを開発したメーカーです。
そのためV2H自体の信頼性は非常に高いと言えるでしょう。
無論、他メーカーの信頼性が低いわけではなく、あくまでニチコンの信頼性が突出しているということです。
他社のV2HにニチコンのOEMが多いのも、その信頼性の高さによるものでしょう。
参考:ニチコン公式サイト「系統連系型 V2H(Vehicle to Home)システムを開発導入~クルマをくらしの電源へ~」
ニチコンのV2Hは設置費用が他メーカーよりも安価な設定になっているのも見逃せません。
最もリーズナブルな「EVパワー・ステーション スタンダードモデル」であれば100万円以内で設置することも可能です。
ニチコンはV2Hの種類も2機種5タイプと豊富です。
まず、「EVパワー・ステーションシリーズ」がスタンダードモデル・プレミアムモデル・プレミアムPlusモデルの3タイプ。
「トライブリッド蓄電システム ESS-T3シリーズ」は一体型とセパレート型の2タイプがあります。
そのため、ニチコンであれば必要な機能や予算、設置場所のスペースによって導入するV2Hを柔軟に選択することが可能です。
「EVパワー・ステーション スタンダードモデル」以外のニチコンV2Hは停電時にも太陽光発電で発電した電気を電気自動車に充電することができる系統連系型となります。
そのため、昼から夜にかけて停電が続いているような状況であっても、昼間に発電した電気を夜間に使用することができるので安心です。
非常時にもしっかり備えておきたいのであればプレミアム以上のV2Hを設置するのが良いでしょう。
ニチコンのV2Hは充放電能力が6kVAと他メーカーに比べて高出力です。
充放電能力が高ければ、電気自動車の充電にかかる時間が短くなり、多くの家電を同時に使用することができます。
また、「EVパワー・ステーション スタンダードモデル」以外のニチコンV2Hは停電時にも同じ充放電を発揮します。
さらに200V機器にも対応しているので、テレビや照明などの家電の他、200VエアコンやIHクッキングヒーターなども使用可能です。
スタンダードモデルは停電時には他メーカーと同じ3kVAに制限され、200V機器も使用できません。
そのため、停電時にも多くの家電の使用が想定される場合はプレミアムモデル以上の設置を検討しましょう。
「トライブリッド蓄電システム ESS-T3シリーズ」のV2Hスタンドはスタンド自体に給電ケーブルが付いている一体型と、それぞれが独立しているセパレート型があります。
セパレート型はニチコンV2Hの中で最も設置に必要な面積が少なく、設置予定場所が狭い場合に有効です。
また、見た目も非常にスマートになっており、家の外観に一体型がマッチしないなどの理由でセパレート型を選択されることも多くあります。
V2Hの保証期間が長いこともニチコンをおすすめする理由の一つです。
ニチコンの保証期間は以下のリストをご覧ください。
他メーカーが1年保証のところ、ニチコンは最も短いスタンダードモデルでも2年の保証期間があります。
トライブリッド蓄電システムにいたっては15年保証ですから、文字通り桁違いです。
非常時にも活用する設備なので、これだけの保証期間があれば安心して設置できますね。
「EVパワー・ステーション スタンダードモデル」以外のニチコンV2Hは塩害地域に対応しています。
しかし、通常は沖縄・離島や海岸近くで直接潮風が当たる重塩害地域には設置できません。
沖縄・離島では「EVパワー・ステーション プレミアムモデル/プレミアムPlusモデル」にオプションとして用意されている沖縄・離島仕様を選択する必要があります。
その場合、保証期間が従来の5年から1年に短縮される点には注意が必要です。
ニチコンの「EVパワー・ステーション プレミアムモデル/プレミアムPlusモデル」では浸水被害軽減設計を採用しています。
V2H本体だけでも25cmまで、設置基礎も合わせると約35cmまでの浸水による被害を軽減します。
ちなみに、一般的な住宅の基礎は35cm〜40cm程度なので、基礎下までの浸水であれば耐えられる設計です。
万が一の浸水にまで対応しているユーザーファーストなメーカーであるニチコンを弊社ではおすすめしています。
ニチコンのV2Hはいくつかの種類があります。
それぞれに特徴があるので一つずつご紹介していきます。
「EVパワー・ステーション」はニチコンが販売しているV2Hシステムの名称です。
EVパワー・ステーションにはスタンダードモデルとプレミアムモデルがあり、それぞれ性能や機能が異なります。
まずスタンダードモデルから解説します。
スタンダードモデルはV2Hとして最低限の機能をリーズナブルな価格で実現しているのが特徴です。
電気自動車の電気を自宅に供給できるのはもちろん、太陽光発電で発電した電気を電気自動車に貯めることもできます。
しかし、停電中に太陽光発電から電気自動車への給電ができません。
また、停電中に電気を供給できるのは100V機器までとなり、放電能力は3kVAまでとなります。
EVパワー・ステーション スタンダードモデルについて詳しくはこちらの記事をチェック。
プレミアムモデルはスタンダードモデルよりも更に高機能なモデルです。
様々なアップグレードが施されていますが、特に停電時の性能がアップしています。
まずスタンダードモデルとは違い、停電時であっても太陽光発電が発電した電気を電気自動車へ充電することが可能です。
また、停電時は全負荷対応になったので200V機器を使用することもでき、その際の放電能力は6kVAにまで引き上げられました。
その他、スマホでのモニター表示や浸水対応設計、塩害対応仕様の設定など、設置費用は高くなりますが大幅なパワーアップを遂げています。
EVパワー・ステーション プレミアムモデルについて詳しくはこちらの記事をチェック。
EVパワー・ステーション プレミアムPlusモデルはEVパワー・ステーションシリーズの中でも最もハイエンドなモデルです。
特徴的なのが、プレミアムモデルにプラスして停電時に活躍するUPS装置と自動切換分電盤が付随している点でしょう。
これにより、プレミアムモデルではいくつかの手順が必要だった停電時の放電が、ボタン1つで行えるようになりました。
誰でもかんたんに停電から復旧させることができるので、従来モデルに比べてさらに安心できますね。
EVパワー・ステーション プレミアムPlusモデルについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
トライブリッド蓄電システムは「太陽光発電」・「蓄電池」・「V2H」の3つの機器を1台のトライブリッドパワーコンディショナで制御できる非常に効率的なシステムです。
充電も放電も1台のパワコンで制御できるので、電気を変換する際に生じるロスを低減することができます。
また、トライブリッド蓄電システムで使用するV2Hスタンドは一体型とセパレート型があり、セパレート型はV2H本体から充放電コネクタを切り離して別々に設置が可能です。
そのため、セパレート型であれば駐車場所が狭い場合でもスペースを気にせず設置できます。
また、V2H自体の保証期間が15年とEVパワー・ステーションに比べて10年以上長いので安心です。
2022年9月現在、家庭用のV2Hを販売しているメーカーは4社あります。
ただ、そのうち2社はニチコンのOEM生産となり、実質的なメーカーは2社です。
ニチコンは前述したように世界で初めてV2Hを生産・販売したメーカーであり、昨年度もV2Hシェア率No.1を記録しているメーカーです。
EVパワー・ステーションとトライブリッドシステムを合わせて4種類のV2Hをラインナップしており、予算などに応じて選べます。
選択肢の多さと非常に安価な価格設定でV2Hの盟主としての地位は当分揺るがないでしょう。
弊社でもV2Hということであれば一番におすすめしているメーカーです。
デンソーは世界2位の自動車部品メーカーであり、トヨタをはじめ世界20社以上の自動車メーカーに部品を供給しています。
そんなデンソーが発売しているV2Hはニチコンの「EVパワー・ステーション プレミアムモデル」のOEMとなりますが、デンソー製HEMSと連係できるなど独自の機能が追加されています。
ご家庭でデンソー製HEMSを活用しているのであれば、選択肢に加えても良いでしょう。
光高岳は三菱電機や東芝と並び重電8社の一角を担う電気機器メーカーです。
高速道路のパーキングエリアや道の駅などの設置されている急速充電器では国内でシェア率1位を獲得。
V2Hでは非系統連系タイプを「SmanecoV2H」という名称で販売しています。
長府工産は1980年に住宅設備メーカーとして設立され、2009年からは太陽光発電やエコキュートなどをはじめ自社製品以外の販売も手掛けるメーカー商社です。
弊社も販売特約店として取引しており、昨年度も伊奈社長より直々に感謝状を贈呈していただきました。
そんな長府工産のV2Hはニチコンの「トライブリッド蓄電システム ESS-T3シリーズ」のOEMで「LiB Tower Plus」という名称で販売されています。
違いは長府工産は屋外設置専用で、ニチコンは屋内外兼用という点です。
ただ、ニチコンのトライブリッド蓄電システムは蓄電池ユニットを屋外に設置する場合、追加で外装カバーを購入する必要があり、設置費用が高くなってしまいます。
その点、長府工産のOEMであれば元から屋外設置専用なので外装カバーが必要なく、設置費用を削減することが可能です。
今回はエコ電気サービスがおすすめしているV2Hのメーカーをご紹介しました。
結果的にはニチコン一社だけになりましたが、これからV2Hがより普及していくにつれ、様々なメーカーが台頭してくるはずです。
ただもうしばらくは総合力のあるニチコンが一番おすすめなのは変わらないでしょう。
以下、V2Hのおすすめメーカーまとめです。
エコ電気サービスでは少しでも多くのお客様に喜んでいただけるよう、使い勝手の良い設置場所を選定し、適正価格にてV2Hを設置させていただくことをお約束しています。
現在、V2Hについてご興味をお持ちの方もぜひお気軽にご相談ください。
あなたのご自宅に最適な場所に適正価格でV2Hをご提案させていただきます。