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エコキュートはメリットばかりじゃなかった!エコキュートの導入に伴うデメリットを解説

エコキュートはお財布や環境にやさしい給湯器ですが、メリットばかりのアイテム、というわけではありません。

こちらの記事では、エコキュートのメリットとデメリットを中心にご紹介していきます。
購入してから後悔しないためにも、エコキュートの導入を検討中の方は、良いところだけでなく悪いところも忘れずに吟味してください。

エコキュートとは

エコキュートとは、大気中の熱を利用してお湯を沸かすことができる、環境への負荷を抑えた給湯器です。
広く知られる「エコキュート」という名称は関西電力の登録商標で、正式には「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」と呼ばれます。

エコキュートは、大気中の空気を冷媒として熱を作ることができる「ヒートポンプユニット」と、そこで作られた熱を貯めておく「貯湯タンク」の2つから構成されます。

エコキュートがお得になるワケ

エコキュートがお得になるワケ

エコキュート最大の特徴は、「料金の安い夜間電力を使用することで、低コストでお湯を沸かすことができることができる」という点にあります。

そのため、エコキュートを最大限に利用したい場合は、昼間ではなく電気代が安い夜間に翌日分のお湯を沸かすことが必須となります。

また、せっかく夜間にお湯を沸かしても、お湯の量が足りず翌日の昼間に沸き増ししてしまうようでは意味がありません。翌日にどのくらいの量のお湯を使う予定でいるかをあらかじめ確認・設定しておくことが大切です。

エコキュートのデメリット

ここからは、本題のエコキュートの導入に伴うデメリットについて解説します。

エコキュートの導入には初期費用がかかる

エコキュートの導入には初期費用がかかる

エコキュートの導入には、「エコキュート本体料金」・「工事料金」が必ず発生します。
本体価格は各メーカーや機種によっても異なりますが、15万円前後で買えるものから60万円近いものもあります。

また、工事費用の相場は10万~16万円程度となり、これも工事業者によって異なります。相場に幅がある理由としては、業者によって含まれる工事や雑費が多少異なるためです。必ずしも安い業者が優良であるとは限りません。

ネットでは「工事費込み」の表記が多く一見お得に感じますが、自分で本体を購入し、工事会社に工事のみを依頼した方が安く済む場合もあります。可能な限り安く設置したい場合には、工事会社に見積もりを取ることもおすすめです。

近所から騒音の苦情が来る可能性がある

近所から騒音の苦情が来る可能性がある

エコキュートのヒートポンプユニット及び貯湯タンクは、基本的に屋外に設置します。そして前述したように、夜間に翌日分のお湯を沸かすため、深夜の時間帯にエコキュートが稼働します。

とはいえそれほど大きな音が出るわけではありません。ただし隣家が密接している場合などには近隣の方に迷惑をかけてしまうこともあるため、設置場所に注意する必要があります。

工事会社へ防音対策を依頼できる場合もありますので、事前に確認してみましょう。

湯切れを起こしてしまう場合がある

湯切れを起こしてしまう場合がある

エコキュートは電気料金が安い夜間にお湯を沸かします。一度貯湯タンクのお湯が空っぽになってしまうと、次にお湯が沸き上がるまで30分ほど待つ必要があります。

家族の帰省や親族の集まり、年末年始などにはいつもよりお湯の使用量が多くなることもあるでしょう。前日に沸かすお湯の量を調整しておく必要があります。

入溶剤が使えない機種もある

入溶剤が使えない機種もある

エコキュートの一部機種においては、推奨品以外の入浴剤の使用が使えない場合があります。

それらの機種で非推奨の入浴剤を使用してしまうと、循環ポンプの不具合や配管の詰まりなどが発生し、故障の原因となる恐れがあります。基本的には硫黄や酸、アルカリなどが含まれている入浴剤は使用することができません。

各メーカーや機種により異なりますので、入浴剤を使う習慣のある方は購入前に確認しておきましょう。

設置場所が必要になる

設置場所が必要になる

エコキュートにはもちろん設置スペースが必要です。貯湯タンクは一般的なガス給湯器よりも大きいものが多く、設置場所を確保しなければいけない点はひとつのデメリットと言えるでしょう。

貯湯タンクは容量によってもサイズが大きく異なるため、購入前に自宅のどの辺りに設置するのかを想定した上で機種を選ぶとスムーズです。

ガス給湯器よりも水圧が弱い

ガス給湯器よりも水圧が弱い

ガス給湯器は一般的な水道と同じ水圧で使えますが、エコキュートは減圧弁というもので水圧を制御しているため、水圧が低くなってしまうことがあります。

シャワーヘッドを交換して水圧を調整するという手段もありますが、確実に水圧が上がるというわけではないのでご注意ください。

エコキュートのお湯は飲めない

エコキュートのお湯は飲めない

エコキュートはお湯を一度温めていることから、加熱殺菌されていると勘違いしてしまい、そのまま飲用してしまう人もいます。しかし基本的にエコキュートのお湯は飲めません。

取扱説明書にも記載がありますが、エコキュートの貯湯タンク内は微細な汚れが付着している場合があり、飲用できないとされています。

ただし、最新式のエコキュートでは飲用可能なエコキュートもあります。エコキュートに変えてからも水道経由でお湯を飲みたい場合は、対応機器をチェックしておきましょう!

エコキュートのメリット

続いて、エコキュートの主要なメリットを抜粋してご紹介します。

一般的なガス給湯器よりも光熱費が安くなる

一般的なガス給湯器よりも光熱費が安くなる

光熱費が安くなるのは、エコキュートの最大のメリットと言えるでしょう。実際にエコキュートの導入を検討している人の中でも、光熱費を抑えたいという理由でエコキュートの導入を考える人も多いはずです。

エコキュートは電気料金の安い夜間にお湯を沸かすため、一般的なガス給湯器よりも光熱費を抑えることができます。

断水時に非常用水として使える

断水時に非常用水として使える

地震や台風などの災害でガスや水道、電気といったライフラインが止まってしまった場合でも、エコキュートがあれば貯湯タンク内のお湯または水を使うことができます。寒い冬の時期にお湯を使えるのは非常に助かりますね。

オール電化でガス代が不要になる

オール電化でガス代が不要になる

エコキュートだけでは変わらずガス料金も発生してしまいますが、同時にガスコンロをIHに交換することで、ご自宅が「オール電化」にすることができます。

オール電化になるとガスを契約する必要がなくなるため、結果的にガス代が0円になります。
今までの光熱費を電気へ一本化することにより家計の流れを確認しやすくなるため、節約をより意識できるようにもなります。

また、ガスを使わない=ガス漏れや火事が起こる危険性がぐっと下がることになるので、小さいお子さんがいるご家庭でも安心して暮らすことができます。

環境に優しい給湯器

環境に優しい給湯器

エコキュートは外気を利用してお湯を沸かします。一般的なガス給湯器と違って電気と空気の力でお湯を沸かすため、二酸化炭素の排出量も大幅に削減することができます。長年の課題とされている地球温暖化防止にも一役買ってくれます。

エコキュートのデメリット まとめ

エコキュートのデメリット まとめ

今回はエコキュートのデメリットについて解説しました。エコと謳われるエコキュートですが、良いところばかりではないことを知っていただけたと思います。

こうしたデメリットがあるとは言え、同時にそれを補ってくれるメリットがエコキュートにはあります。

エコキュートの導入を検討する際は、ぜひエコ電気サービスへご相談ください。

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