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炎天下でも大雨でも雪でも、長い間屋外に晒され続けている給湯器。設置環境によって、どうしても部材の劣化などを原因とする水漏れは起こり得ます。エコキュートの水漏れは、放っておくと劣化の範囲が広がったり、機器の故障を招いてしまうことも。
一方で、あくまで機器の正常な動作による排水を水漏れだと誤解してしまっているケースがあるかもしれません。
もしもご自宅のエコキュートが「水漏れしてる!」と気付いた際には、以下を参考に、応急処置や修理・交換をご検討ください。
はじめに「問題のない水漏れ」について解説していきます。これらに該当する状態であれば、正常運転の範囲内のため問題はありません。どうぞ安心してそのままご使用ください。
お湯はあたためられると体積が増えるため、沸き上げ中はタンクから溢れ出たお湯が少しずつ機器の下部から排水されます。これは正常な動作なので、修理の必要はありません。
タンク下の排水ホースを確認するには、脚部カバーを取り外す必要があります。脚部カバーを外す際は、取扱説明書に記載された手順を参照してください。
エコキュートのお湯を沸かすヒートポンプは、沸き上げ運転中に低音の空気熱交換器が湿気を含む空気に触れることでフィンが結露したり、湿度が高く気温が非常に低い場合には霜が発生します。
このためドレンホースから排水されることがありますが、故障ではありません。この動作により、最大で毎分約0.5Lの水が流れ続けることもあります。
長い間使用していなかったエコキュートを稼働させると、タンクの排水口から水が漏れ出すことがあります。これはタンク内を減圧するために、内部の水の量を調整する正常動作です。そのままお湯をつくり始めたら問題はありません。次回の使用時には排水は起こらないでしょう。
長期間エコキュートを使わない場合は、タンク内部の衛生状態を保ちエコキュートの寿命を伸ばすためにも、事前に水抜きをしておくことが大切です。
「問題のない水漏れ」は、正確には「沸き上げ運転に伴う排水」であり、水漏れとは異なります。運転中にタンクや室外機の周囲で排水が見受けられる場合は、正常な運転範囲内である場合がほとんどのため、修理の必要はありません。
これらの排水は主に夜間の沸き上げ運転時に行われるため、漏れ出る水の量が”昼頃には機器の周囲が乾く程度”であるという点も特徴です。
なお、エコキュートが停止中で沸き上げをしていないにも関わらず、タンクや室外機から水濡れしている場合には、別の原因があると考えられます。
先ほど解説した3つの排水に該当しない場合は、配管や機器に問題があることが推測されます。以下のような水漏れについては、エコキュート本体や接続された配管を十分に点検する必要があります。
沸き上げを行なっていないにも関わらずヒートポンプユニットの周囲が濡れている場合には、内部の配管が破損していたり、ネジが緩んでしまっているなど、排水ではない他の原因が考えられます。
そのまま沸き上げを行なってしまうと、基盤など電気系統の不具合を誘発してしまう可能性があるので注意が必要です。
エコキュートのお湯は、水道水と混ざり合い適温に調整され蛇口から流れます。すぐにお湯が出るようであれば問題ありませんが、ずっと水のままであったり、お湯の温度がすぐに下がってしまうという場合には水漏れを疑いましょう。
普段通りお湯を使っているのに、リモコンに「お湯がなくなりました」と表示される場合も要注意です。
いずれも蛇口につながる配管に損傷があり、そこからお湯が流出してしまっているかもしれません。
リモコンが機器のエラーを知らせてくれたり、機器周辺が水浸しになってしまったりと、すぐに水漏れに気付くことができればラッキーです。しかし、気付かぬところでひっそりと水漏れしていた……という困ったケースも起こり得ます。
そのような場合、翌月の水道代・電気代の請求で気付くことになるでしょう。普段と変わらない湯量を使っていたはずなのにやけに請求金額が高くなったという場合も、水漏れを疑ってください。
今すぐ無料見積もり descriptionエコキュートが水漏れする原因はいくつか考えられます。ご自宅のエコキュートの状態をよくご確認いただき、原因に沿ってお手入れや修理依頼等、対処するようにしましょう。
給湯器の配管に使われている樹脂管は紫外線や凍結などの温度変化に弱く、劣化により徐々に割れ・裂けが発生する恐れがあります。エコキュートの施工説明書にも、配管は必ず断熱材で保護するようにとの記載があり、施工上でも注意が必要な箇所です。
工事を行った際にはしっかりと断熱材や遮光テープが巻かれていても、時間が経てば巻きが緩くなったり、ずれて配管が露出してしまうことも。そうした箇所から水漏れが発生する恐れがあります。
ヒートポンプから水が漏れている場合は、ドレン口の詰まりが原因かもしれません。本来ドレン口から流れ出るはずだった結露・溶けた霜の排水が別の場所から溢れてしまっているだけなので、この場合はドレンホースの内部を掃除して詰まりを解消すると症状が改善されます。
屋外に設置されたヒートポンプは、砂埃や塵、落ち葉といった汚れを巻き込んでしまいがちです。メンテナンスの一環として、定期的に排水穴・ドレンを掃除してあげることも大切です。
高い位置に設置しているなど、ご自身での処理が難しい場合には、業者を呼んでメンテナンスを行なってもらいましょう。
もしもご自身でエコキュートの設置場所を変えたり、配管などを調整したことがある場合、それが水漏れの原因となっている可能性があります。
思わぬところでホースが外れていたり、配管の接続箇所に隙間が残ってしまう恐れがあるので、設置場所を変えたい場合には業者に依頼するようにしましょう。
水漏れと思わしき症状が現れた場合には、以下の応急処置を行ってください。あくまで不具合を確認するため・現状を悪化させないための対処方法ですので、修理の際は業者へ相談しましょう。
機器や配線を見る限り水漏れはしていなさそう、だけどエラーコードや水漏れらしき症状が出ている……という場合には、一度エコキュートをエラー解除を試してみてください。エラーの解除方法は、各メーカーの取扱説明書に従ってください。
感知機能の誤作動であれば、その後問題なくシステムが立ち上がります。
それでも続けてエラーが表示されるようであれば、どこかで水漏れが発生している疑いがあるので、業者に点検を依頼しましょう。そのまま使い続けてしまうと、水道代・電気代の思わぬ高額請求や機器の故障に繋がる可能性があります。
エコキュートの水漏れを確認した場合は、直ちに機器を停止させておきましょう。エコキュートへ水を供給する配管の止水栓を閉め、安全のため電源を落としてください。
水漏れした箇所から機器の内部に水が侵入してしまった場合、感電・漏電の危険や電気系統への影響も考えられます。二次被害を避けるためにも、水漏れしているエコキュートは稼働させないようにしましょう。
給湯器の工事には専門的な知識や電気工事の資格が不可欠で、エコキュートの水漏れをDIYで直すことは非常に困難です。修理を検討する場合は、必ず専門の業者へ問い合わせるようにしましょう。
エコキュートの水漏れ修理を依頼先は、水漏れしている箇所によって「メーカー」「施工業者」の2つに分けられます。
タンクやヒートポンプの本体・内部から水が漏れている場合は直接「メーカー」へ、タンクやヒートポンプに繋がれた配管から水漏れしている場合は、エコキュートを設置した「施工業者」へ問い合わせてください。
なおメーカーに修理依頼すると、保証適用外であれば点検の結果問題がなくても基本的に出張費用を請求されます。一方施工業者であれば、アフターサービスとして無償で点検してくれる場合もあるでしょう。漏水箇所が不明であれば、ひとまず施工業者への連絡がおすすめです。
配管の交換等、簡易的な部品交換で済む場合、費用は1万円〜3万円程度で済む場合がほとんどでしょう。そうした修理内容であれば、基本的に点検したその場で直すことが可能なので、業者を呼べばすぐにお湯が使えるようになります。
ヒートポンプユニットやタンク内部の故障が原因で、ユニットごと交換する必要がある場合には、10万円〜15万円、あるいはそれ以上の修理費用がかかる可能性もあります。
もちろん、保証対象の部品・保証期間内であれば無償で対応してくれますので、購入時の契約書や保証書等を手元に用意しておくと安心です。
エコキュートの耐用年数はおよそ10年とされています。設置から年数が経っている場合、機器をまるごと交換するよりは安いからとユニット交換をしても、すぐに別の部品に不具合が出てしまう可能性もあります。その結果、かえって修理費用が高くつくことになってしまいかねません。
また、メーカーが過去販売した機種の部品を在庫として保有しているのは、PL法から10年程度と推定されます。メーカー側に修理部品の在庫がなければ、どちらにせよ機器を交換する必要が出てきます。
水漏れしたエコキュートを修理するか交換するかは、設置年数を考慮して選ぶことがおすすめです。
エコキュートの水漏れと思われる現象には、「そのまま使用を続けて問題のないもの」と「修理等の対処をする必要があるもの」の2つがあります。
修理が必要な水漏れは、放っておくと破損箇所を拡大させてしまったり、エコキュートの故障の原因となります。一旦止水するなどして応急処置をした後、早めに施工業者へ相談しましょう。
エコキュートの交換・買い替えをご検討されている方は、エコ電気サービスまでお気軽にご相談ください。施工保証10年コミコミ特価にて無料見積もりを承っております!