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あなたのお家はどのタイプ?太陽光発電に最適な屋根の形状と方角・角度

あなたのお家はどのタイプ?太陽光発電を設置するには屋根の形状と方角の確認が大切です

太陽光発電の設置には屋根の形と方角の確認がとても重要です。お住まいのご自宅で効率的な発電を行う為に、今回は屋根の形状と最適な屋根の方角についてわかりやすくご紹介いたします。

お住まいの自宅屋根の形状を把握し、最適な方角に太陽光パネルを設置する事でシュミレーション通りの発電を行う事が出来ます。

屋根形状はイラスト形式でご紹介していますので、ご自宅の屋根の形と照らし合わせながら確認してみて下さい。

太陽光発電とは

太陽光発電とは

太陽光発電とは再生可能エネルギーである太陽の光で電気を発電する環境に優しい発電方法です。

自宅の屋根などに設置するだけで手軽に自家発電ができるので人気があります。

また、発電した電気はご自宅で消費するだけでなく、電力会社に売電することができるのも人気の一つです。

海外では新築時に太陽光発電の設置を義務化している地域もあり、その環境効果は見過ごせないものがあります。

今後、家庭用蓄電池やEV・V2Hの普及により更に太陽光発電の価値は高まっていくでしょう。

太陽光発電についてはこちらで詳しく解説しています。

太陽光発電のメリット

太陽光発電を設置する上でどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは以下のような太陽光発電のメリットをご紹介します。

太陽光発電の適正価格

太陽光発電の適正価格は1kWあたりの単価(kW単価)で表します。

気になる太陽光発電の適正価格は1kWあたり、約250,000円前後です。

見積り金額から1kWあたりの単価を確認する場合、下記のように求めます。

太陽光発電の見積り金額 ÷ 太陽光発電の発電容量 = kW単価

例えば、発電容量6kWの太陽光発電の見積り金額が1,500,000円であれば、

1,500,000円 ÷ 6kW = 250,000円/kw

以上のようになり、適正価格ぴったりでの見積りだと分かります。

メーカーや設置枚数、設置工法によってはある程度前後しますが、それでも適正価格で販売している業者であれば20万円代から外れるようなことはないでしょう。

太陽光発電の適正価格について、こちらの記事でより詳しく解説しています。

主要な5つの屋根形状と特徴

切妻屋根(きりづまやね)

切妻屋根

屋根のトップから地上に向けて山形の形状で勾配をつけて伸びていくタイプの屋根です。屋根の面積が広い為、太陽光発電システムを設置するのに適した屋根形状です。

屋根の方角にもよりますが屋根2面に設置する事が出来てパネルの枚数が増えるので発電量が多くなる場合もあります。

片流れ屋根(かたながれやね)

片流れ屋根

切妻屋根は2面であるのに対して、片流れ屋根はトップ部分から地上に向けて一面で構成された屋根の事です。

片流れ屋根は、北側に向けて下がって傾斜している事が多いようです。リビング、ベランダ部分にたくさんの光を取り込む事が出来てデザイン性も高いので最近の住宅で人気の形状です。

屋根面積も広く、太陽光パネルをたくさん積む事が出来るので屋根が南向きの場合は多くの発電量を期待出来ます。

寄棟屋根(よせむねやね)

寄棟屋根

トップから地上に向けて4方向に伸びた傾斜のある形状の屋根です。台形の形状の屋根が2面、三角形の屋根が2面の計4面で構成されています。

北面以外の3面の屋根に太陽電池パネルを設置する事で効率的に発電を行う事が出来ます。

寄棟屋根の場合、三角形の2面を効率的に使う事が重要なポイントになります。

方形屋根(ほうぎょうやね)

方形屋根

方形屋根は、トップから地上にかけて4方向に伸びた傾斜のある形状の屋根です。すべての面が三角形の4面で構成されています。

北向きを除いた3面を使って太陽光パネルを設置する事で効率的に発電を行う事が出来ます。

陸屋根 (ろくやね)

陸屋根

屋根に勾配の無い形状の平面の屋根の事で平屋根(ひらやね)とも言います。

陸屋根はビル、マンションなどの高さのある建築によく使用されています。雪のよく降る豪雪地域では、落雪による事故を未然に防ぐ目的で陸屋根を採用する住宅が増えているようです。

太陽光発電システムに最適な屋根の方角は「真南」です

太陽光発電システムに最適な屋根の方角は「真南」です

太陽電池パネルを設置するには方角がとても重要になります。設置する方角によって発電量が大きく変わってしまうからです。

太陽光発電パネルを設置する際に、効率的に発電出来る方角は上記のように南側です。北側設置は、発電量が極端に少なくなってしまう為設置はおすすめしません。

太陽光発電の方角と発電量の違い

太陽光パネルは方角によって発電量が大きく異なるので、屋根の形状によってはパネルが高出力のものを選んだ方が効率的に発電出来ます。

屋根の向き方角と太陽光モジュールの発電量
真南100%
南西・南東96%
真西・真東85%
60%程度

太陽電池パネルの最適な角度は30度

太陽電池パネルの最適な角度は30度

太陽光パネルを設置する屋根の方角は、真南が最適という事は前述させていただきましたが方角に加えて屋根の角度も重要なポイントになります。

屋根の角度30度の場合の発電効率は100%

太陽光パネルを設置する屋根の角度は30度前後が理想とされていて、屋根の角度30度の場合の発電効率は100%となり最も多くの電力を作る事が出来ます。

屋根の傾斜角度20度の場合の発電効率は98.2%

屋根の傾斜角度が30度の場合では100%でしたが、屋根の傾斜角度20度の場合でも98.2%の発電効率を見込めます。

太陽光パネルの設置する方角と比べるとパネルの角度が発電効率に及ぼす影響は1〜2%程度ですので、20度から30度の間でお住まいの地域に合わせて調整した上で設置すれば全く問題ありません。

屋根の角度はお住まいの緯度によって若干異なります

30度が最適と前述しましたが、緯度の異なる北海道などでは35度。沖縄では20度にするのが理想とされています。

本州などでは30度くらいの角度でパネルを設置するのがベストです。

全国各地の年間推定発電量

太陽光発電メーカーのQセルズが発表しているシュミレーションより引用

全国各地の年間推定発電量

各都市での年間予想発電量は(Q.PEAK DUO-G6/5.68kwhシステム(公称355W 16枚/真南/傾斜角度30度パワーコンディショナー変換効率96%))で設置の場合

全国各地の年間推定発電量
札幌6,796kwh帯広7,551kwh
秋田6,226kwh盛岡6,686kwh
仙台6,908kwh新潟6,334kwh
宇都宮7,129kwh東京6,694kwh
静岡7,711kwh名古屋7,545kwh
松本8,131kwh金沢6,343kwh
鳥取6,391kwh京都6,696kwh
大阪7,006kwh出雲6,267kwh
広島7,464kwh高松7,379kwh
高知7,379kwh福岡7,042kwh
熊本7,361kwh宮崎7,813kwh
那覇7,187kwh

まとめ

今回は太陽光発電システムを導入する上で、屋根の形状と最適な方角と角度についてご紹介させていただきました。

現在、屋根の形状は主要なもので5つあります。それぞれの屋根の形で取り付けるべき太陽光パネルの枚数も変わります。

主要な屋根の形状

  1. 切妻屋根(きりづまやね)
  2. 片流れ屋根 (かたながれやね)
  3. 寄棟屋根 (よせむねやね)
  4. 方形屋根(ほうぎょうやね)
  5. 陸屋根(ろくやね)

屋根の方角

太陽光パネルが一番効率的に発電出来るのは、南向きの屋根です。

南向きを100%とすると、南東・南西向きは96%の発電効率。続いて真西・真東は86%。北向きは約60%と大きく発電効率が落ちる為設置はおすすめしておりません。

今回は代表的な屋根の形状を5つご紹介させていただきましたが、他にも複合的につながった屋根、はかま屋根、差し掛け屋根なども存在します。

太陽光発電の設置に伴うシュミレーションを無料で行っています

エコ電気サービスではGoogle Earthを使用してお客様のご自宅の屋根を事前にお調べし、最適なの太陽光発電メーカー・太陽光パネル枚数などのご提案・シュミレーションも無料で行っています。ご質問・ご相談などございましたらお気軽にご連絡下さいませ。

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