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2001年の発売から20年以上が経ち、エコキュートの『省エネ』『経済的』というイメージは広く浸透しているのではないでしょうか。一方で、『災害に強い』というイメージを持つ人はまだまだ少ないかもしれません。
実はエコキュートには、災害時でも大活躍する機能が備わっているんです。
地震や台風が頻繁に発生する災害大国日本。つい先日、東京電力・東北電力の電力供給不足が危ぶまれたことからも、停電・断水時対策としてエコキュートのニーズが非常に高まっています。
ガス給湯器や電気温水器は、ガス・電気の供給が断たれてしまうとお湯を使えませんし、断水してしまうと水道から流れる水も使えません。
災害が起きるとただでさえ不安になってしまうのに、不便な思いをするのはつらいですよね。
お家にエコキュートがあれば、そんな非常時でもお湯・水を使うことができます。エコキュートが『災害に強い』理由を、詳しく見ていきましょう。
「停電したら、電気でお湯を温めるエコキュートではお湯を使えないんじゃないかな」とお考えではありませんか?
確かに、エコキュートは電気が断たれている状態でお湯を沸かすことはできません。しかし、エコキュートのお湯は、ガス給湯器や電気温水器と異なり、瞬間的に沸かしているのではないのです。
深夜の安い電気料金で加熱したお湯を、併設した保温タンクに貯めて翌日使うのがエコキュートの給湯サイクル。つまり、毎朝タンクの中にはお湯・水がたっぷり貯まっている状態なんです。
そのため、災害や計画停電により電気の供給が断たれてしまっていても、タンクにお湯が貯まっている限りはお湯を使い続けることができます。
ただし、温度調整はできません。水栓から高温の熱湯が出てくる可能性もありますので、出湯時にはやけどに注意が必要です。一度お鍋や浴槽に必要な量を出して、冷ましてから使うようにしてください。
エコキュートはタンクに貯められたお湯を使うと、同じだけの水を水道からタンクに取り込みます。そのためタンク内は常に水とお湯で満たされている状態です。
断水時には、水栓から直接お湯や水を使うことはできません。その代わり、タンクユニット下部の非常用水コックを開くことで、タンクいっぱいに貯められたお湯・水を取り出して生活用水として使うことができるんです。
大雨や雷で夜に突然停電が発生することを想像してみてください。日中にお湯をたくさん使っていた場合、タンクのお湯はすでに減ってしまっている状態で、それ以上沸き上げることはできません。これでは備えとして少し心もとないですよね。
気象警報と連携するパナソニックの「エマージェンシー沸き上げ」なら、災害警報や注意報発令が出た際に、タンクがお湯で満水になるように自動で沸き上げてくれます。
設定は専用アプリ「スマホでおふろ」で行います。沸き上げを開始するとスマホにプッシュ通知が届くため、気象警報を素早くキャッチできて安心です。外出先から”ふろ予約”ができるなど、バスライフが便利になる嬉しい機能もあります。
エコキュートのタンクは背が高く、地震によって転倒してしまわないか不安だという方もいるかもしれません。
ご安心ください、最新のエコキュートは耐震性がぐっと向上しています。
タンク容量によりますが、ほとんどのメーカーの角形タンクにおいて、300L台のものは耐震クラスS、400L台のものは耐震クラスAを得ています。
耐震クラスS・Aは、建物で例えると病院や学校・官庁施設に匹敵する、防災設備に相応しい耐震性です。震度7相当の地震にも耐え得る耐震構造を、多くの機種で実現しています。
今すぐ無料見積もり descriptionそれでは実際に停電・断水が発生した際、「どのように」「どのくらい」お湯や水を使えるのか確認していきましょう。
断水しておらず停電のみであれば、お湯を使うのに特別な操作は必要ありません。水栓を捻れば、通常の水圧でお湯が出てきてくれます。
ただし先ほども述べたように、電気が止まっているため温度調整はできません。使い始めはコップなどでお湯を受け、やけどしないようにあらかじめ温度を確認してから使うようにしてください。
断水している場合には、シャワーや蛇口からのお湯を出したり、お湯はり・追いだきをすることはできません。
貯湯タンクからお湯・水を取り出すには、タンクの非常用取水栓を操作する必要があります。タンク下部のコックから、バケツやポリタンクで直接お湯を受けてください。
なお一部の機種では、断水していなくても停電してしまうと、お湯の使用ができなくなるものもあります。購入前に確認するようにしましょう。
エコキュートは機種により様々なタンク容量があります。タンク容量370Lの場合、20Lのポリタンク約18個分や2Lのペットボトル185本分に匹敵します。
4人家族の場合、370Lなら約3日分、460Lなら約4日分の生活用水を確保できることになります。
手洗いやトイレ用、食器洗いなど……停電・断水中でもいつも通りの生活ができるのはとても安心ですね。
停電・断水時も活躍するエコキュートですが、非常時にも安心して使えるよう、日頃から気にかけておいてほしいことを3つ挙げていきます。
エコキュートは水道水を加熱して使用するため、飲み水としても使えるイメージがあるかもしれません。
確かに、水を高温で沸き上げた時点でのお湯はほぼ滅菌状態になります。しかし、貯湯するタンク内には長期の使用で水道水に含まれる成分が沈澱・付着している可能性があります。
一度沸かしたお湯は、水道水に含まれるカルキ等の殺菌成分が抜け落ち、国の水質基準に満たないと推定される状態になります。そうした水がタンクを経由するため、そのままでは飲用には適していないとされています。
断水のみであれば、タンクの水を煮沸することで飲用できるようになります。しかし、停電が起こると加熱方法がカセットコンロ等に限られてしまいます。
非常用の飲料水は、別途用意する必要があるでしょう。
普段の給湯はもちろん、生活用水や煮沸した飲料水として問題なく使用するためにも、年に2〜3回を目安としてタンクを「水抜き」してお手入れするようにしてください。
水抜きの手順は下記のような流れです。
タンクのお湯を2分ほど排水することで、底に付着した湯垢や沈殿物を押し流すことができます。
断水復旧後、しばらくは「空気の混ざった水」や「濁った水」が出てくる場合があります。こうした水をタンクに入れないためにも、断水が発生した際はタンクの給水配管専用止水栓を閉じておくようにしましょう。
復旧の知らせが入り次第、台所や洗面所の蛇口を水側を全開にして、水に空気や汚れが混ざっていないことを確認してください。
確認ができたら、給水配管専用止水栓を開き、お湯を使用してください。
今すぐ無料見積もり descriptionつい先日発生した、福島県沖を震源とする地震は記憶に新しいですね。地震だけでなく、豪雪や台風、大雨など、1年を通して多くの災害が発生しています。直近の特に停電・断水被害が大きかったものをまとめました。
発生時期 | 災害内容 | 停電 | 断水 |
令和4年3月25日 | 福島県沖を震源とする地震 | 約223万戸 | 69,999戸 |
令和3年冬期 | 日本海側を中心とした大雪 | 3,713戸 | 16,113戸 |
令和3年8月 | 全国的な大雨 | なし | 5,457戸 |
令和3年2月13日 | 福島県沖を震源とする地震 | 約95万戸 | 26,562戸 |
断水の原因には地震による直接的な水道管の損壊のほか、ポンプ場の停電によるものや、水道管の凍結が原因と見られる配水池内水量の減少など、大雪などによる被害も多く含まれます。
改めて、日本が災害大国であることが身に沁みますね。
※参照元:内閣府 防災情報のページ
仙台市が実施した「東日本大震災に関するアンケート(※)」の調査結果では、”食料・飲料水の確保が困難”や”ガスの供給停止により風呂が使用できない”といった項目を抑え、”断水でトイレ・風呂などの生活用水の確保が困難”と感じた人が最も多いことがわかりました。
災害に備えポリタンクに貯水したり、携帯トイレを準備しておくことも有効的ですが、長期に渡る断水となるとやはり心許なさは否めません。
そこでさらなる備えとしておすすめしたいのが、エコキュートのタンクユニットです。
停電・断水時の備えとして、エコキュートが非常に有効であることがお分かりいただけたかと思います。
寒い冬に温かいお湯が使えたり、夏の汗ばむ時期に非常用水としてたっぷりの水を確保できると、非常に心強いでしょう。
また、災害というものは予告なしにやってくることも数多くあります。いざという時に使い方が分からず慌ててしまわないよう、日頃から災害時の使い方を意識しておくことが大切ですね。
お家に太陽光発電があれば、停電が長く続いてお湯が切れてしまっても繰り返し沸き増しが可能です。
さらに全負荷型の蓄電池があれば、昼間に貯めた電気で夜間でもお湯を沸かせる上、その他の家電もいつも通り使うことができます。
エコキュートや太陽光発電、蓄電池を用いた災害対策についてのご相談は、お気軽にエコ電気サービスまでお問い合わせくださいませ。