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家庭用太陽光発電は、太陽の光を利用して自宅で電力を作り出すシステムです。
環境に優しく、電気代の節約につながるなどのメリットから注目されています。
しかし、いざ導入するとなると、初期費用や天候による発電量の変動など、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、家庭用太陽光発電の基本的な仕組みや注意点など、様々な情報をご紹介します。
具体的なメリット・デメリットを把握して、導入を検討する際の参考にしてみてください。
太陽光発電は、簡単にいうと太陽の光を利用して自宅で電力を生み出すシステムです。
10kW未満の規模の設備が家庭用にあたり、10kW以上の設備は産業用にあたります。
再生可能エネルギーとして注目されている太陽光発電ですが、具体的にどんな特徴があるのか知らないという方も多いでしょう。 そこでここからは、家庭用太陽光発電の基本的な情報をご紹介します。
太陽光発電は、再生可能エネルギーの1つで、太陽の光を直接電力に変換する技術です。
再生可能エネルギーとは、枯渇しない資源を利用したエネルギーのことで、太陽光発電はその代表例といえます。
火力発電に用いられる化石燃料などは限りある資源です。これに対して、太陽光発電に使われる太陽光は無限に供給されるため、エネルギー資源が枯渇する心配がありません。
日本においても、再生可能エネルギーの比率を増やす取り組みが進められている状況にあります。
特に太陽光発電は、個人宅でも導入できることから、その中核を担う存在といっても過言ではないでしょう。日光があれば電力の供給も止まらないため、将来的にはさらに普及が進むと予想されています。
家庭用太陽光発電は新築時に導入するほか、自宅の空きスペースに設置するなど後から導入することも可能です。
そして、敷地内にパネル分の空きスペースがないという場合でも、屋根やカーポートに太陽光パネルを設置できます。
後から設置する場合でも、ある程度のスペースがあれば解決できるため、屋根やカーポートを有効活用したい場合に便利です。
また、太陽光パネルは、日光を直接受ける位置に設置されることで、効率的な発電が可能になります。 屋根やカーポートが日当たりの良い環境なら最適な場所ということです。
家庭用太陽光発電で発電した余剰電力は買い取ってもらうことが可能です。
そして、FIT制度(固定価格買取制度)を活用すれば、期限付きではあるものの、一定の金額で売電ができます。 時間帯や日当たりなどで売電額が変動せず、安定した収入が期待できるため、設置費用の回収方法としても一般的です。
しかし、FIT制度はどんな制度なのでしょうか。
この制度は、再生可能エネルギーの普及を促進するための国の支援制度として実施されているものです。
制度の対象として認定を受けた太陽光発電システムは、一定期間にわたって固定の価格で電力を電力会社に売ることが可能になるのです。
この制度を利用することで、家庭用太陽光発電の場合は、10年間固定価格で売電を行えるようになります。 大体8年程度で初期投資の回収が見込めるため、活用しない手はないでしょう。
ちなみに、FIT制度の認定を受ける手続きは施工業者がサポートしてくれるため、導入時の手間も心配ありません。
2024年の売電価格は、1kWhあたり16円に設定されています。
つまり、2024年に導入し、制度の認定を受けた家庭用太陽光発電は、10年間16円で売電できるということです。
たとえば、年間に3000kWhの余剰電力が発生した場合、年間の売電収入はおよそ4万8000円(3000kWh × 16円)となります。
FIT制度では10年間売電価格が固定されるため、4万8000円×10年の長期的な収益を見込めるということです。
太陽光発電は、環境負荷の小さい再生可能エネルギーとして、世界中で注目されています。
例えば、化石燃料を使った火力発電は、CO2を排出してしまう発電方式です。
一方、太陽光発電はCO2を排出しません。 CO2は地球温暖化の要因とも考えられているため、環境への負荷が小さくクリーンな太陽光発電は、その解決策として期待が寄せられているのです。
また、地球温暖化が深刻化する中、各国はCO2排出量の削減を目指しています。
例えば、日本は2050年までにCO2排出を削減し、カーボンニュートラルを実現することを目指しています。
カーボンニュートラルとは、CO2などの温室効果ガスの排出を抑え、その排出量を森林や技術的な手段で吸収・相殺し、実質的に排出をゼロにすることです。
そして、太陽光発電はそのカーボンニュートラルを実現するための重要な手段の一つとして注目されているのです。
家庭用太陽光発電を活用するにあたって、どんな仕組みで動く設備なのか疑問に思ったことはないでしょうか?
どのような仕組みで発電し、売電が行われるかなど、設備の運用に疑問を持つ方は少なくないでしょう。
そこでここからは、家庭用太陽光発電の仕組みについてご紹介します。
家庭用太陽光発電を深く理解することによって、安心して導入を検討できるはずです。
太陽光発電は、屋根に設置されたソーラーパネルが太陽の光を集めて電気に変える仕組みです。
パネルは、セルと呼ばれる小さなユニットで構成されており、吸収した太陽光を電気エネルギーに変換します。
そして、この工程で発生した電気は直流電流のため、家庭でそのまま使うことはできません。
そこで、パワーコンディショナーという設備が直流電流を家庭で使える交流電流に変換するのです。
変換された電気は分電盤を通じて家庭内の照明や家電に供給され、日常生活に利用されるという流れになっています。
太陽光発電システムで得た電力は、家庭内で使う電力として供給される仕組みです。
発電した分、電力会社からの供給を受ける必要がなくなるため、購入する電力の量を減らすことができます。
特に、日中に電力消費が多い家庭では、太陽光発電を活用することで多くの電力を家庭内で賄えるようになるでしょう。
設置コストが大きくなりますが、必要な電力に合わせて発電容量の大きい設備を設置すれば、その分快適に過ごせるようにもなります。 家庭によっては、自家消費だけで賄う環境を構築しているケースもあり、節電手段としても有効な手立てです。
太陽光発電で生成した電力は、まず家庭内で使用されますが、消費しきれなかった余剰電力は電力会社に売電されます。
発電量が消費量を上回った場合、余剰電力は自動的に電力会社へ送られ、決められた価格で買い取られる仕組みです。
この仕組みにより、余った電力を無駄にすることなく、有効に活用できます。
そして、売電価格は固定価格買取制度(FIT)に基づいて決定されますが、制度終了後も電力会社に売電すること自体は可能です。
価格自体は制度対象の時より下がってしまうものの、余剰電力を無駄にしない仕組み自体は継続されるということです。
太陽光発電システムを効率的に運用するためには、いくつかの重要な機器が必要です。
まず、太陽光を集めて電力を生成する太陽光パネルが最も基本的な装置です。
このパネルの性能や設置枚数によって、発電量が左右されます。
そして、パネルを効率的な発電ができる角度に支える架台なども機器ではありませんが、重要な設備といえます。
次に、発電された直流電流を家庭で使用できる交流電流に変換するパワーコンディショナーも欠かせません。
パワコンで変換された電力は、分電盤を通して供給されるため、これも必須の設備です。
また、発電量や売電量、買電量を管理する電力メーターも同じく必需品といえます。
このメーターがあることで、電力の流れを正確に計測し、安定したシステムの運用を実現できます。
これらの機器の連携が、太陽光発電システムで安定した電力を供給するために欠かせないのです。
太陽光発電システムを導入する際に、必要に応じて設置する機器といえば蓄電池が代表的です。
蓄電池の設置自体が推奨されていますが、実は設置していなくてもシステムの運用自体は可能です。
ただ、蓄電池を設置することで、発電した電気を効率的に利用できるため、活用しないのはもったいないでしょう。
蓄電池は日中に発電した電気を蓄えられる機器で、夜間や停電時にその貯めた電気を使用できます。
つまり、蓄電池を活用することで、自家消費を増やし、電力会社からの電気購入量を減らすことができるのです。
節電のために太陽光発電を導入するなら、活用しない手はないでしょう。
また、蓄電池は災害時にも電力供給を確保し、非常時のバックアップ電源としても機能します。
節電と災害対策を考えているなら必須級の設備です。
家庭用太陽光発電は、太陽光という自然のエネルギーを電力に変換する発電方式です。
環境負荷の小さいクリーンな発電方式として注目されていますが、実際に使うことで得られるメリットについては知らない方も多いのではないでしょうか?
そこでここからは、家庭用太陽光発電のメリットについてご紹介します。
太陽光発電は、発電過程で環境に有害な排出物をさないため、自然環境を守る重要なエネルギー源です。
また、太陽の光を活用するということは、資源の消費を伴わずに電力を得られる、自然環境への負荷が極めて低い発電方式といえます。
地球のために、エコな暮らしを実現したい方にとっても有用な手段といえるでしょう。
太陽光発電を導入することで、家庭の電気代を大幅に削減することが可能です。
日中は発電した電気を自家消費することで、電力会社からの電力購入を大きく抑えることができます。
また、エコキュートやオール電化を導入すれば、家のあらゆるエネルギーを太陽光発電で賄うことができます。
つまり、ガス代の削減をも期待できるのです。
2024年には、この組み合わせで光熱費を実質0円に近づけることも期待できるため、節約方法を探している方には最適といえます。
太陽光発電のメリットの一つは、余剰電力を売ることで副収入を得られる点です。
2024年度の売電単価は1kWhあたり16円で、5kWシステムを設置した場合、年間で約7万円の収入が期待できます。
この収入は家庭の自家消費量や設置場所、天候などによって変動しますが、家計を助ける手段として活用するのも良いでしょう。
ただし、年間20万円を超える売電収入には、確定申告が必要です。
経費として減価償却費などを差し引いた額に課税されるなど、どのような状況か確認することも大切です。
太陽光発電のソーラーパネルを屋根に設置することで、夏場は直射日光を遮り室内の温度上昇を抑えられます。
この効果により、冷房効率が上がるため、電力消費を抑える効果も期待できるでしょう。
また、冬はパネルが断熱材として機能し、室内の暖かい空気を逃がさないため、暖房効率も高まります。
つまり、太陽光発電の導入は、無駄な電力供給を防ぎつつ、快適な室温を保てる一石二鳥な手段なのです。
太陽光発電のソーラーパネルは、屋根材を紫外線や雨風から守り、劣化を防ぐ役割も期待できます。
パネルが屋根全体を覆うことで、強い日差しや風雨によるダメージを軽減するのです。
特に夏場の過酷な環境から屋根を守れるため、メンテナンス費用の大幅な削減も実現できます。
さらに、適切な施工を行えば、雨漏りや破損のリスクも抑えられると考えられています。
屋根の保護をしたいなら最適な手段ではないでしょうか。
太陽光発電と蓄電池を併用することで、停電時にも電力を確保できるのもメリットです。
昼間は太陽光発電で直接電力を供給し、夜間や曇りの日には蓄電池に蓄えた電力を使用することで、不便な状況を避けられます。 これにより、冷蔵庫やエアコンなど、生活に欠かせない家電を使用し続けることが可能です。
蓄電池には、家全体の電力を供給できる「全負荷タイプ」と、特定の家電に電力を供給する「特定負荷タイプ」があります。 容量によっては、停電中でも数日間電力を維持できるため、万が一の備えを探しているなら最適な手段です。
節電になったり売電収入が得られたりと、メリットしかないと感じる太陽光発電ですが、デメリットも存在することに注意が必要です。
人によってはメリットの方が上回ると考える方もいるため、まずはメリット・デメリットを比較することが重要でしょう。
そこでここからは、家庭用太陽光発電が抱えるデメリットをご紹介します。
太陽光発電のデメリットは、やはり高額な設置費用がかかるということです。
設置費用は、一般的に80万円〜150万円程度とされています。
近年はコストが下がり導入しやすくなっているというものの、この初期費用は大きな負担となるでしょう。
さらに、設置費用はシステムの容量や住宅条件によって異なるため、150万円より高くなるケースもありえます。
また、設置後には、定期的なメンテナンスも欠かせません。
ソーラーパネルの汚れやパワーコンディショナーの劣化が発電効率に影響するため、年に1〜2回の点検や清掃ができると安心です。 このメンテナンスには数万円かかるため、維持費として大きいと考える方もいるでしょう。
太陽光発電のメリットは非常に魅力的ですが、設置とメンテナンスにかかる費用との兼ね合いも考慮することが重要です。
太陽光発電は、天候や時間帯に大きく左右されるというデメリットがあります。
晴天時には高い発電量が期待できますが、曇りや雨の日には発電量が大幅に減少します。
また、夜間には日差しを受けられないため、電力の供給は期待できません。
そして、冬場には日照時間が短くなるため、発電が安定しないことも考えられます。
季節によっては日中でも電力の供給が難しくなるケースもあるということです。
しかし、発電効率の高いパネルを選んだり、設置の仕方を工夫することで、状況が悪い時にも一定の発電量を維持する手段はあります。
太陽光発電の効率は、家の立地や屋根の形状によって大きく左右されるのがデメリットです。
特に、屋根の方角や傾斜は発電量に強く影響する要素です。
理想的なのは南向きの屋根で、日中に多くの太陽光を集められるため、発電効率が高まります。
さらに、屋根の傾斜が30度前後であれば最も効率的とされています。
そして、家の立地条件によっては日当たりの良し悪しがあるため、発電効率も変動するでしょう。
次に、屋根の形状では、切妻屋根や片流れ屋根など太陽光を効率よく集められる形状なら発電量が増加します。
逆に、屋根の面積や形が適していない場合、十分なパネル設置が難しく、発電効率が低下する恐れがあります。
しかしながら、設置の仕方で発電効率も調整できるため、まずは設置業者に相談してみるのがおすすめです。
家庭用太陽光発電のメリット・デメリットを理解したことで、導入を検討している方も多いでしょう。
しかし、2024年における状況は過去と異なり、新たな注意点がいくつか出てきています。
導入の際は、注意点を理解したうえで、計画を立てることが成功のカギです。
ここからは、2024年に太陽光発電を設置する際の注意点をご紹介します。
家庭用太陽光発電を導入する際は、売電収入に依存するのではなく、自家消費を増やす運用が重要です。
2023年度および2024年度のFIT制度による固定買取価格は、家庭用太陽光発電の場合は1kWhあたり16円に設定されています。
しかし、2025年度の買取価格は15円と、売電価格が下がる状況にあるのです。
意味がないというほど安くはないものの、経済的メリットが弱いと感じてしまうかもしれません。
しかし、パネルの変換効率の向上やシステム全体の進化などにより、発電量については上昇し続けています。
また、購入する電力の料金も上昇傾向にあります。
そのため、発電した電力を自家消費するなら、節電効果は大きく、強い経済的メリットを得られるのです。
太陽光発電で生み出した電力をできるだけ自家消費することで、電力会社からの電力購入を減らし、効率的に電気料金を削減できます。 FIT制度が終了してからも、自家消費なら節電というメリットが継続できるのもおすすめの理由です。
太陽光発電の設置費用は高額であるため、補助金を活用できることは非常に安心です。
しかし、近年では太陽光発電のみでは補助金を受けられないケースも存在しています。
特に、国の補助金は新築住宅の建築や購入に限られる場合が多く、既存住宅への補助は限られている状況です。
一方、各地方自治体では、蓄電池を併用することで、補助金が増額するケースが増えています。
現状、必ずしも蓄電池がないと補助金が受けられないケースは稀ですが、今後併用が必須条件になる可能性もあるため、注意しましょう。
具体的にどんな条件になっているかは、お住まいの地域の情報を確認することが必須です。
例えば、東京都の「蓄電池と太陽光発電システムの設置助成事業」は、太陽光発電や蓄電池の導入で受けられる補助金です。
太陽光発電のみなどの方法でも補助金を受けられますが、蓄電池も一緒に導入することで、補助金の増額が期待できます。
また、補助金は支給条件だけでなく、金額も地域ごとに異なります。 利用の際には最新の情報を確認することが重要です。
家庭用太陽光発電の効率をさらに向上させるためには、蓄電池との併用が非常に重要です。
蓄電池を導入することで、日中に発電した電力を貯められます。
そして、貯めた電気は夜間や消費電力の多い時間帯に活用できます。
蓄電池がない場合、余った電力は売電するしか方法がありません。
蓄電池を併用することで、自家消費を優先し、電力会社からの電力購入を大幅に削減できます。
また、蓄電池があれば停電や災害時にも電力を供給できるため、緊急時の対策としても役立つでしょう。
常に家庭内の電力供給できる状態を整えたいなら、蓄電池の活用はおすすめです。
エコ電気サービス株式会社では、お客様のご自宅の屋根の環境をヒアリングさせていただいた後に最適なパネルのご提案からお見積りまでをすべて無料で行っております。
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