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エコキュートは、多くのご家庭でIHクッキングヒーターとセットの「オール電化」として使用されています。一方で、中には都市ガスの契約を残したままガスコンロを使うなど、電気と都市ガスを使い分ける方もいます。
例えば「エコキュートには興味があるけど、IHは使い勝手が悪そう」とお考えの方には、エコキュートとガスの併用がおすすめです。
こちらでは、エコキュートと都市ガスを併用する際に知っておきたいメリットとデメリット、オール電化との違いについて解説していきます。
エコキュートと都市ガスを併用するメリット・デメリットを知るには、はじめにオール電化との違いを知っておくことが大切です。
まずはオール電化の強みと弱点についておさらいしていきましょう。
住宅のエネルギー源を電気に切り替えるため、都市ガスを契約する必要がなくなります。
都市ガスの基本料金は全国平均でおよそ1,000円です。基本料金だけの単純計算でも、年間では12,000円、エコキュートの耐用年数とされる10年では120,000円もの削減になります。
エコキュートを導入すると、夜間の電気料金がぐっと安くなる時間帯別の電気料金プランに加入できます。
ガス契約なしのオール電化にすることで、さらにお得な料金プランや電化割引の対象となり、光熱費がよりお得になります。
ガスを使わないため、事故による火災のリスクを大幅に減らすことができます。小さなお子さんやお年寄りのご家族がいる場合に安心ですね。
「離れた場所に暮らす子どもに、『うっかり消し忘れがあると心配だからIHにしなよ』と言われて……」とお問い合わせをいただくこともございます。
IHはフラットな調理設備なので、汚れてしまってもサッと一拭きで簡単に掃除することができます。ガスコンロの五徳の掃除は面倒で嫌になる…という人には大変おすすめです。
エコキュートは、大気中の熱を利用してお湯を作ります。ガス給湯機のようにに燃料を燃やさないので、お湯を沸かすことによる二酸化炭素の排出もありません。
もちろん電気を発電する火力発電でのCO2排出はありますが、ガス給湯機と比較すると半分以下に低減されます。
エコキュートは10〜20年前に比べると、かなり価格も下がりました。それでも初期費用の面ではガス給湯機よりもコストがかかってしまいます。
しっかり節電を意識して生活すれば光熱費の差額で十分回収できる費用ですが、やはりイニシャルコストの大きさはデメリットと言えるでしょう。
エコキュートを導入することで加入できる電力プランは夜間の電気料金が安くなるものの、逆に昼間の電気料金は割高になってしまいます。
そのため昼間によく調理をしたり、エアコンを一日中付けっぱなしにしているという方は注意が必要です。
IHクッキングヒーターでは、材質や底の形状などによって使用できる調理器具が限られています。
もしも今お使いのフライパンや鍋がIH対応品でないのであれば、調理器具をまとめて買い直す必要が出てきてしまいます。
最近では電力ひっ迫注意報がしばしば話題になりますが、万一停電が発生した場合、オール電化住宅は何もできなくなってしまいます。
なお「電気が足りていないのにエコキュートはやめるべき」という声がまれにありますが、エコキュートが主に電気を使うのは夜間電力です。
昼間に大量のお湯を沸き増したりしない限り、電力ひっ迫の要因にはなりませんので安心してください。
新築のオール電化住宅など、ガス配管のない環境からガスを引くとなると、工事が大掛かりになるため、費用もかさんでしまいます。
本当にオール電化にして後悔しないか、長期的な生活を考えた十分な検討が大切です。
「共働きで子どもは保育園に預けている・学校に行っている」といったように、昼間は家を空けていて電気使用量が少ないご家庭は、オール電化に非常に向いています。
また火災リスクが少ないため、小さなお子さんやお年寄りの方がいる場合や、とにかく光熱費を節約したいというご家庭にもおすすめです。
今すぐ無料見積もり descriptionそれではエコキュートと都市ガスを併用した際のメリット・デメリットを見ていきましょう。
オール電化ではなく”エコキュートと都市ガスの併用”を検討する方の中でも、特に気にかけている人が多いのが「ガスコンロの使い勝手」ではないでしょうか。
IHクッキングヒーターでは専用の調理器具が必要であったり、料理によっては満足な火力が出ず、思うように調理ができないことが懸念されます。
都市ガス併用にしてガスコンロを残すことで、お悩みを解決できます。
また、ガスファンヒーターは立ち上がりが早く素早く足元をあたためてくれることから非常に人気があります。
エアコンでは物足りないという方にとっては、ガスファンヒーターが使えることも魅力のひとつでしょう。
せっかくエコキュートを導入しても、昼間に電気を多く使うようではあまり節約につながりません。
そんな場合、都市ガスを併用することでガスコンロやガスファンヒーターを使うことができるので、光熱費を抑えることができます。
オール電化住宅は停電してしまうとIHやエアコンがすべてが使えなくなってしまいます。
都市ガス併用であれば、乾電池式のガスコンロを使うことができますし、ガスファンヒーターがあれば冬場の寒さも凌げます。
換気扇は使えなくなってしまうので、換気には気をつけてくださいね。
ガス併用であっても、エコキュートを導入すれば夜間の電気料金が安い時間帯別料金プランに加入することができます。
都市ガス併用の場合、ライフスタイル次第では、時間帯別料金プランよりも従量電灯プランの方が適している場合もあります。
毎月の電気使用量をもとに、検討・判断しましょう。
今すぐ無料見積もり descriptionオール電化であれば電気へ一本化できるため、ガスの基本料金がなくなり光熱費の大幅な削減になります。
しかし、ガス併用では電気とガスの両方で基本料金がかかることになるため、コストがかさんでしまいます。
エコキュートを導入することにより、電気契約のアンペア数が増えることがあります。
都市ガスと電気を併用する上に基本料金が上がるとなると、大きな経済効果を感じられないこともあります。
大規模な災害によりガスが止まってしまった場合、電気に比べてガスは復旧までに時間がかかります。
カセットコンロとカセットガスを常備しておくと安心ですね。
「きれい好きなので家族が入浴するたびにお湯を張り替える」「自宅が美容室や飲食店の店舗になっていてお湯を使うことが多い」といったように、お湯を多く使う方にはエコキュートがおすすめです。
深夜の電気料金が安くなる電気料金プランに加入すれば、大量のお湯を使用していてもガス給湯をするより費用を抑えることができます。
ただし、タンクのお湯が足りなくなってしまった場合には電気料金が割高な時間帯にお湯を沸き増しする必要があります。導入を検討する場合は、使用する湯量を踏まえた上でタンク容量を決めましょう。
「エコキュートのお得な給湯性能に魅力を感じるけど、IHやエアコンの暖房はちょっと……」とお考えであれば、都市ガスの併用がおすすめです。
都市ガス併用だとあまり経済的メリットがなさそうとお考えではないでしょうか。
弊社では「エコキュートの導入で、ガスを併用しているけど光熱費が安くなった」とのお声も届いております。
もしも「エコキュートにしたらガスコンロを諦めなければいけないと思っていた」という方がいらっしゃいましたら、是非この機会にシミュレーションをご依頼ください。
電気契約・都市ガス契約にエコキュートを加えることで、非常に協力な災害対策を実現できます。
さらに太陽光発電システムがあれば、停電しても日中にエコキュートやエアコンをいつも通り使うことができます。
蓄電池が加わることで、昼間に発電した電気を貯めておけるので、夜間の停電時でも電化製品の使用が可能です。
エコキュートは都市ガスと併用して使用することができるので、ガスコンロにこだわりがある!という方にも非常におすすめできる給湯機です。
ただし「オール電化」と「都市ガス併用」、どちらがお得になるかは、各ご家庭のライフスタイル次第と言えるでしょう。お家の給湯器をエコキュートにしたからといって、必ずしも光熱費が下がるわけではありません。
また、金銭面だけでは割り切ることのできないメリット・デメリットも様々です。コストの問題だけに捉われずに、いろいろな角度から比較検討することが大切です。