お風呂場の掃除って面倒ですよね。なかなか落ちない滑り、梅雨や夏場のカビ、汚れが不快な配管掃除……そんな厄介なお風呂掃除に一役買ってくれるのが、三菱エコキュートのふろ配管自動洗浄機能「バブルおそうじ」です。
今回は三菱エコキュートの便利なお掃除機能「バブルおそうじ」について、洗浄に欠かせないマイクロバブルのはたらきと併せて解説していきます。
お風呂掃除が億劫なみなさん、是非三菱エコキュートの導入を検討する際の参考にしてくださいね！
「バブルおそうじ」とは、お風呂の栓を抜くだけでマイクロバブルがふろ配管の自動洗浄を行ってくれる、三菱エコキュート独自の便利な機能です。
面倒で独特の滑りが不快なお風呂の配管洗浄の手間を省くことができる上に、洗浄剤も必要ないことから、多くの方が三菱エコキュートを選ぶ理由のひとつにもなっています。
株式会社レビューさんが運営する、家電選びをお手伝いする情報メディア「さぶろぐ」では、2022年2月、全国の20歳以上の男女150名を対象に「掃除が嫌いなエリア」についてのアンケート調査が行われました。
アンケートの結果、みんなが選ぶ掃除が嫌いなエリア堂々の第一位に選ばれたのが「お風呂場」でした。
次いで「トイレ」への回答数が多かったものの、掃除範囲の広さや清掃時の体勢のつらさ、滑りやカビの発生のしやすさなどの理由により、3割以上の方がお風呂場を選ぶ結果となりました。
水回りはどうしても汚れやすく、掃除してもすぐに不快な滑りやカビが発生してしまいます。そんな面倒なお風呂掃除が一段階ラクになる、三菱のバブルおそうじについてより詳しく紹介していきます。
バブルおそうじの仕組みは、単純でありながら非常に画期的です。
配管内を通るお湯に含まれるマイクロバブルが、配管の壁に付着した皮脂や水垢などの汚れを吸着し、汚れを剥がすように離脱させます。
微小な汚れにもしっかりアプローチする上に、汚れの再付着を予防する効果も期待されます。
マイクロバブルは1〜100μmの微細な気泡のことで、1000μm以上と規定される通常の泡とは異なった性質をもっています。
マイクロバブルは内圧が高く、水中に長時間滞留し、ゆっくりと上昇しながら収縮します。この上昇と収縮の過程で、周囲の汚れを吸着します。
また、マイクロバブルは「－」に帯電していることから、汚れの吸着に優れています。
マイクロバブルがナノ化し水中で消滅する現象を「圧壊」といいます。圧壊する際に「フリーラジカル(OHラジカル)」が発生し、有機物を直接分解できる効果があることが最近の研究で分かってきました。
■参考：マイクロバブル発生装置 YJノズル https://www.micro-bubble-evc.com/micro-bubble/
マイクロバブルは三菱エコキュートのほか、シャワーヘッド「ミラブル」でお馴染みのサイエンス社の製品にも多く採用されています。
サイエンス製品におけるマイクロバブルは、体の表面や毛穴にたまった皮脂や老廃物にマイクロバブルが吸着して、お湯の流れとともに洗い流してくれるというもの。
バブルおそうじが洗浄剤を使わなくても汚れを落としてくれるのと同じく、こちらもボディソープを使って身体をゴシゴシこする必要がありません。
人体にも安全に使用できて、やさしく汚れを取り除いてくれるマイクロバブル。洗浄剤を使った後の流し残しが気になったり、洗浄剤のにおいが得意でないという方にも非常におすすめです。
こちらは汚れが付着した状態の配管を用いて、1回の洗浄後の配管内の汚れ残りを比較した実験結果です。
水洗浄のみの場合はまだまだ汚れが残っていることが確認できますが、バブルおそうじで洗浄した配管は見事に汚れが落ち、きれいになっていることが分かります。
こちらは皮脂に見立てた口紅を塗布したプレートを60秒間水に浸け、マイクロバブルの有無でどのくらい除去具合が異なるかを比較した実験結果です。
ほんの1分間水に浸けただけで、その差は歴然ですね。マイクロバブルが皮脂を吸着し、取り除くという性質がよく分かります。
なお、この実験はマイクロバブルの性質を見せるためのもので、実際の製品とは発生量などの条件が異なります。
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バブルおそうじの洗浄機能は、お風呂に入った後に浴槽の栓を抜くだけで、かんたんにスタートさせることができます。浴槽の栓を抜く＝排水を開始することで、水位の減少を検知して自動で洗浄が始まります。
あとは配管洗浄と同時に排水が完了するのを待つだけ。もう数ヶ月に1回、年に1回の、滑り汚れと戦う大掃除は必要ありません。
10年もしくはそれ以上の長い期間使用する給湯器ですから、毎日自動で配管をきれいに洗浄してくれるバブルおそうじは、たいへん魅力的な機能ですね。
「栓を抜いたのに、配管洗浄が作動しない。故障かな？」
こんなときは故障ではなく、自動洗浄と同時に使用できない機能が運転中であったり、センサーが反応できなかった可能性が考えられます。
エコキュートが「ふろ自動中」、または「ふろ配管の凍結予防運転中」の場合は配管の自動洗浄を行いません。
また、以下のような場合にはセンサーが水位の変動を感知できず、配管洗浄が作動しないことがあります。
自動で配管洗浄が始まらなくなったからといって、故障してしまったというわけではないので安心してください。
先ほど「バブルおそうじの使い方」で紹介した通り、ふろ配管の自動洗浄はリモコンを通して作動させることもできます。
自動で配管洗浄が始まらなかったときには、リモコンのカバーを開いて「洗浄ボタン」を押してみてください。
万一手動で操作しても作動しなかった場合には、実際に故障している恐れがあります。その際は、販売施工店やメーカーに直接お問い合わせください。
洗浄剤が不要なバブルおそうじ機能ですが、長年使い続けている場合など、薬剤を使ってしっかり洗いたいという方もいらっしゃるかと思います。メーカーが推奨する洗浄剤であれば、使用することができますよ。
三菱電機からは、専用の別売り配管洗浄剤が販売されているので、そちらを使用すると間違いがないでしょう。
市販の洗浄剤を使用する場合は、ジョンソン株式会社製の「ジャバ(1つ穴用)」に限られており、その他の市販の洗浄剤を使うことはできません。
洗浄剤を使用する際は、エコキュートの取扱説明書に従って循環洗浄を行いましょう。
■参考：三菱電機会員制サイト 家電おたすけメモ
https://www.mitsubishielectric.co.jp/club-me/howto/memo/2108/index.html
“Q: 給湯器がエコキュートなのですが、使えますか？
A: 追い焚き機能があれば、ジャバをご利用いただけます。エコキュートの場合、定期的に配管内を洗浄する必要があるようです。追い焚き機能がなくても、定期的な循環洗浄を勧められているようですので、メーカーの取り扱い説明書を参照するか、メーカーにお問い合わせください。”
引用元：ジャバ公式サイト
三菱エコキュートのPシリーズ、Sシリーズの機種はいずれも追い焚き機能があるので、問題なくジャバを使用することができます。
今回は三菱エコキュートの「バブルおそうじ」およびマイクロバブルのはたらきについて紹介してきました。
バブルおそうじは、かんたんな操作でエコキュートのタンク・浴槽間のふろ配管を洗浄剤を使わずに自動洗浄することができる、非常に便利な機能です。
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