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今回ご紹介するのはカナディアン・ソーラーが2023年に新たに発売した全負荷対応ハイブリッド蓄電池「EP Cube」です。
EP Cubeは多くの蓄電池の中でもトップクラスの性能があります。
また、スタイリッシュなデザインも特徴の一つです。
角がラウンドしたフォルムはモダンな住宅にも違和感なく馴染みます。
それでは、EP Cubeの基本的な性能や仕様、特徴をわかりやすく紹介します。
蓄電池とは電力会社から購入した電気や太陽光発電で発電した電気を充電し、貯めておくことができる設備です。
蓄電池に貯めた電気は昼間や夜間、停電時など必要な時に放電して使用できます。
特に太陽光発電やエコキュートと相性がよく、太陽光発電で発電した電気を貯めて夜間に使用したり、深夜の割安になった電気を貯めておいて、逆に電気代が割高になった昼間に使用するなどして活用可能です。
近年では太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間が満了し売電単価が安くなることに加え、電気代の高騰も手伝って自家発電・自家消費に切り替えるために蓄電池を導入するご家庭が急増しています。
また、大容量の蓄電池であれば1日分以上の電気を貯められることから台風などの自然災害に伴う停電時の非常用電源としても人気です。
一部のハウスメーカーでは新築時に太陽光発電と一緒に蓄電池も設置できるところもあり、今後ますます導入されるご家庭は増えていくでしょう。
蓄電池について、こちらの記事で詳しく解説しています。
蓄電池を導入するメリットには以下の4つがあります。
蓄電池のメリットについては、こちらの記事もご覧ください。
蓄電池を導入するデメリットには以下の3つがあります。
蓄電池のデメリットはこちらの記事でも詳しく解説しています。
蓄電池の導入を考えているのなら必ず知っておきたいのが適正価格です。
この適正価格を把握していないと悪徳業者に騙されてしまうこともあります。
蓄電池の適正価格は容量1kWhあたり約15万前後~20万円です。
1kWhあたり20万円以上の高額な見積もりや、反対に10万円などの格安の見積もりを出してくる業者はお断りしましょう。
格安の業者もお断りするのは工事の質が悪い可能性が高いからです。
安物買いの銭失いにならないよう、気をつけましょう。
蓄電池の適正価格についてこちらの記事でより詳しい解説を行っています。
EP Cubeとはカナディアン・ソーラーが販売している全負荷対応ハイブリッド蓄電池です。
コンパクトな省スペース設計とスタイリッシュなデザイン、必要十分な性能を併せ持った蓄電池として、蓄電池も普及に貢献することが予想されます。
以下ではEP Cubeの仕様や特徴、性能を解説していきます。
蓄電池ユニット | ||
型番 | ||
EP CUBE HES-JP1-606G | EP CUBE HES-JP1-610G | EP CUBE HES-JP1-613G |
電池セル | ||
リン酸鉄系リチウムイオン電池 | ||
蓄電池公称容量 | ||
6.6 kWh | 9.9 kWh | 13.3 kWh |
蓄電初期実効容量 | ||
6.4 kWh | 9.6 kWh | 12.8 kWh |
外形寸法(W/H/D) | ||
600 × 1006 × 243mm | 600 × 1221 × 243mm | 600 × 1436 × 243mm |
質量 | ||
112kg | 147kg | 182kg |
太陽光発電入力(DC) | ||
MPPT回路数 | ||
4回路 | ||
定格入力電圧 | ||
360V(産業:480V) | ||
最大入力電圧 | ||
450V( 産業:600V) | ||
入力運転電圧範囲/MPPT電圧範囲 | ||
60V-450V(産業:550V) | ||
最大入力電流 | ||
16A/回路 × 4 | ||
最大短絡電流 | ||
20A/回路 × 4 | ||
最大入力電力 | ||
3kW/回路 × 4 | ||
太陽光発電変換効率 | ||
96%以上 | ||
系統連系出力(AC) | ||
相数(電気方式) | ||
単相3線式 | ||
変換方式 | ||
自励式電圧型電流制御方式 | ||
定格出力 | ||
5.6kW(力率0.95時)/ 5.9kW(力率1.0時) | ||
定格出力電圧 | ||
202V | ||
定格出力周波数 | ||
50Hz/60Hz | ||
定格出力時力率 | ||
0.95 | ||
出力電流ひずみ率 | ||
総合5%以下、各次3%以下 | ||
自立出力(AC) | ||
電気方式 | ||
単相3線式 | ||
変換方式 | ||
自励式電圧型電流制御方式 | ||
最大出力 | ||
5.9kVA | ||
定格出力電圧 | ||
202V/101V | ||
保護 | ||
単独運転検出 | ||
受動的方式・新型能動的方式(JEM 1498準拠) | ||
その他 | ||
防水防塵保護等 | ||
IP65 | ||
騒音レベル | ||
30dB未満 | ||
設置場所 | ||
屋外推奨 | ||
設置方式 | ||
床置き + 背面固定 | ||
冷却方式 | ||
自然空冷(内部攪拌ファンあり) | ||
設置標高(海抜) | ||
3,000m以下 | ||
動作温度 | ||
–20℃ ~ 50℃ | ||
太陽電池側DC地絡検出 | ||
対応( 異常時PCS停止) | ||
太陽電池入力側DC断路器 | ||
2回路/個 × 2個 | ||
保証 | ||
15年 | ||
表示 | ||
本体側面にLEDライト点灯で動作表示 | ||
本体操作 | ||
EP CUBE APP | ||
簡単表示カラーモニタ | ||
別売品 | ||
逆電力検出用CT | ||
専用CTセンサー(付属品) | ||
通信 | ||
Ethernet, Wi-Fi, Bluetooth | ||
絶縁方式 | ||
非絶縁(トランスレス) |
参考:カナディアン・ソーラー公式サイト「EP CUBE」
EP Cubeは太陽光発電の発電量や電気使用量に合わせて、3つの蓄電容量を選択することができます。
EP Cubeの蓄電容量は以下の3つから選べます。
モジュール式のバッテリーを採用しているので、蓄電容量が増えても横幅や厚みは変わりません。
その代わりに高さが出るので、窓の下に設置するのは避けたほうがいいでしょう。
EP Cubeは突然の停電時にも家全体の電気を賄うことができる全負荷対応の蓄電池です。
停電時の備えとして蓄電池を導入をお考えであればEP Cubeはおすすめです。
もちろん、停電時200Vにも対応しているので、IHクッキングヒーターなどの200V機器を仕様することもできます。
お料理中などに停電が発生しても、安心して過ごすことができます。
ただし、全負荷に対応すると特定負荷に比べると蓄電池内の電力を多く消費します。
EP Cubeは全負荷と特定負荷を設置時に選ぶことができますので、停電時は一部の電気を使えるだけで十分だとお考えであれば、特定負荷を選択するのもいいでしょう。
EP Cubeは通常時も停電時も一度に多くの家電を使うことができる、最大出力5.9kWに蓄電池です。
例えば、停電時に蓄電池の最大出力以上の電力を使用してしまった場合、電力が足らずに蓄電池自体が停電してしまいます。
EP Cubeは最大出力が5.9kWと大きい蓄電池なので、そのような心配がありません。
また、太陽光発電からの入力も1回路あたり3kW、最大12kWもあります。
万が一、停電が長引いた場合でも翌日が晴れであればすぐに蓄電池を充電することが可能です。
EP Cubeはハイブリッド型蓄電池なので、太陽光発電用・蓄電池用にそれぞれパワーコンディショナを設置する必要がなく、設置に必要なスペースはわずかです。
また、ハイブリッドパワーコンディショナ一体型なので通常のハイブリッド蓄電池より、より設置スペースを節約できます。
EP Cubeは運転モードを切り替えることで、幅広いシーンに対応します。
モードの切り替えは専用アプリ「EP CUBE APP」から簡単に行えます。
グリーンモードでは、太陽光発電で発電した電気の余剰分をEP Cubeに蓄電します。
これにより、よりグリーンなエネルギーを最大限活用できます。
太陽光の売電はEP Cubeの充電が終わってからになるので、FIT期間終了後のご家庭におすすめのモードです。
スマートモードでは太陽光発電からの充電に加えて、割安な深夜電力を活用してEP Cubeを充電します。
1日に2回の充放電で節約と自給の両方に貢献するモードです。
売電モードでは太陽光発電の余剰分はこれまで通り売電し、EP Cubeには深夜電力で充電します。
FIT期間中のご家庭におすすめのモードです。
蓄電優先モードでは、EP Cubeを満充電の状態で維持し、停電に備えて準備します。
停電が起こった際にはEP Cubeの電力でご家庭に電力を供給します。
台風の発生などで専用アプリから通知があった場合に、設定します。
蓄電残量の確認や本体の操作、設定などはEP Cube専用アプリ「EP CUBE APP」で行います。
お持ちのスマートフォンやタブレットにダウンロードするだけで、かんたんにEP Cubeのモニタリングが可能です。
また、台風など悪天候による停電が予想される場合には、蓄電優先モードに切り替えるように通知で教えてくれます。
EP Cubeで採用されているリン酸鉄系リチウムイオン電池は、従来のコバルト系リチウムイオン電池に比べて安全性が高いとされています。
一般的にリチウムイオン電池の安全性に関する主な懸念は発熱や発火、爆発などです。
これらはリチウムイオン電池の充電・放電過程で発生する熱により、電解液が蒸発したり発熱したりして発生します。
しかし、リン酸鉄系リチウムイオン電池は、コバルト系リチウムイオン電池に比べて電池内部の熱が発生しにくく、電解液の蒸発が抑制されるため、安全性が高いとされています。
また、リン酸鉄系リチウムイオン電池は材料の供給が安定しているため、価格が安定しているという利点もあります。
EP Cubeには品質保証15年が無料で付随しています。
蓄電池は金額の大きな買い物なので、メーカー保証が15年も受けられるのは安心ですね。
今回はカナディアン・ソーラーから発売されている「EP Cube」について解説しました。
スタイリッシュなデザインで今後増々人気が出ることが予想されます。
以下がEP Cubeの特徴です。
エコ電気サービスでは今回解説したEP Cubeはもちろん、取り扱いのある全ての商品を適正価格でご案内することをお約束しています。
まだメーカーなどがお決まりでない場合、専任の担当者が一緒にメーカーを選定しますので、ご安心ください。
また、お急ぎの場合はお電話でのご相談が便利です、スマートフォンをお使いであれば番号をタップしていただくだけで無料相談窓口に発信できます。
ぜひお気軽にご相談ください。