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現代では電気を利用することで人々が快適な生活を送ることができるようになっています。
部屋を明るくする照明や冷蔵庫、洗濯機といった各種家電はもとより、スマートホンの充電等を行うにも電気は必要です。
さらに、近年では家電を動かす以外にも給湯や調理の際にも電気のエネルギーを使う、オール電化が広く普及しつつあるのです。
このような観点から、今の人々の生活を根底から支えているのが電気であるということが分かります。 そして、多くの人にとってその電気を使用する上で一番気がかりなのは電気料金でしょう。
実は、中部電力ではさまざまな理由から2024年の4月から電気料金が値上がりするとされているのです。
ライフラインである電気は生活のために必ず必要とするものであり、電気料金の値上げは直接、家庭に大きな影響を与えることでしょう。
そこで今回は、そんな中部電力の値上げ事情について解説し、その対策法についてもご紹介します。
昨今、電気料金は全国的に値上がりの傾向を見せています。 そのため、中部電力以外の電力会社においても、概ね電気料金は上昇しているといえるのです。
電気料金は家計にダイレクトな影響を与えるため、既にその影響を強く感じている方も多いのではないでしょうか。
電気料金の値上げにはさまざまな要因が関係しており、ここからはそんな値上げの原因についてご紹介し、その値上げによる料金の変動についても解説します。
また、電気料金の値上げに対する効果的な節電方法についてもご紹介しますので、値上げの影響を少しでも緩和したい方や値上げ後もできるだけ安く電気を使いたい方は、ぜひチェックしてください。
中部電力が値上げを実施する主な原因は2つあり、そのうちの1つが発電側課金制度の導入です。
発電側課金制度とは、一般送配電事業者が再生可能エネルギーの導入拡大などに向けた電力系統の維持・拡充を効率的に行う目的で導入される制度で、これにより小売電気事業者が負担していた託送料金の一部を発電事業者が負担することになります。
中部電力パワーグリッド株式会社などでは、2024年4月1日からこの制度を導入するため、電気料金が値上げされます。
2つ目の電気料金値上げの理由は、レベニューキャップ制度の期中調整です。 レベニューキャップ制度とは、一般送配電業者が送配電設備の維持管理や再生可能エネルギーの拡充に向けた設備投資を計画的かつ効率的に実行することを目的とした託送金制度です。
託送料金は2023年4月から5か年の事業計画に基づいて設定されていますが、事業計画の期中調整として2024年4月から託送料金が見直されるため、このタイミングで電気料金が値上げされることとなりました。
実は、ここまででご紹介した2つの理由に共通した要素があり、それが再生可能エネルギーです。
値上げの理由には、この再生可能エネルギーを社会に一層普及させようとしているということが関係しているのです。
再生可能エネルギーとは、風力・水力・太陽光などの自然の力を使ったエネルギーのことで、近年ではこれらを利用した発電方法が注目されつつあります。
特に太陽光発電は一般家庭にも広く普及しつつあり、多くの家庭が太陽光発電を利用して家庭で使用される電力の一部をまかなっています。
また、太陽光発電は蓄電池と合わせて導入することにより、発電によって得られた電力を貯蔵しておくこともできるのです。
そうすることで蓄電池は非常用の電源としても使用でき、停電時にはこれで家電を動かすこともできます。このように再生可能エネルギーが普及したのには理由があり、それは社会が脱炭素の動きを見せていることです。
脱炭素とは温室効果ガスの実質ゼロを目指す動きのことで、二酸化炭素を排出しないようにするというものです。
現在の日本で主流となっている発電方法は火力発電ですが、これには大量の二酸化炭素が発生するというデメリットがあり、脱炭素の趣旨に反しています。
また、火力発電には化石燃料が必要となるというデメリットもあります。 化石燃料には一定の埋蔵量があるため、再生可能な発電方法とはいえません。
特に日本は資源に乏しく、発電所で使用する化石燃料のほとんどを輸入に頼らざるを得ません。 そして、化石燃料の価格も上昇しており、これも全国的な電気料金値上がりの原因の1つとなっています。
このような理由のために、化石燃料に依存した発電方法は見直される必要があるのです。 これらの理由から、日本では化石燃料に頼らない再生可能エネルギーを利用した発電方法が注目されています。 そして、それらを推進するためにさまざまな政策が打ち出され、その影響で電気料金が値上がりしているのです。
ここでは、中部電力の電気料金値上げで実際に電気料金がどのように変動するのかをご紹介します。
中部電力では2024年4月からの価格変更で基本料金が上昇しているのです。 例えば、10Aの契約であれば24.14円値上げとなり、15Aの契約では36.21円値上げ、20Aの契約では48.28円値上げとなります。
また、30Aの契約では72.42円の値上げです。 このことから分かるように、契約アンペア数が大きいほど、基本料金増加の幅も大きくなります。
そのため、単身や夫婦だけの家庭に比べ、お子様と一緒に同居する家庭や2世代での住宅など、同居人数が多い家庭ほど負担が大きくなるとされています。
しかし、この度の価格改定では単に基本料金が値上がりしているだけではありません。 1kWhあたりの電気量料金も変動しており、こちらは若干値下がりしています。
例えば、最初の120kWhまでは0.13円の値下がり、120kWh超300kWhまででも0.13円の値下がり、300kWh超でも0.13円の値下がりとなっています。
このように基本料金は上昇する一方で電気量料金は下がっているため、結果的に家計にはどのような影響があるのか分からなくなってしまうという方も多いのではないでしょうか。
例えば、3人家族が同居する過程を考え、1か月に使用される電力を530kWhと仮定します。 この家庭が30Aの契約であった場合、基本料金は72.42円値上がりし、電力量料金は59.54円値下がりします。
結果的に、12.88円の値上がりということになるのです。 同様に計算すると、他の家庭でも概ね電気に関する料金は上昇するとされています。
このような電気料金の変動の影響を少しでも抑えるためには、電気料金の見直しが有効です。 今回の値上げをきっかけに電気料金を見直すことで、より自身の生活スタイルに合った電力プランが見つかるかもしれません。
例えば、中部電力のプランの場合、アンペア制を採用しているため、アンペア数を基準にして電気料金が決まります。
アンペア数が高い程、一度に多くの電気を使うことができるということです。
もちろんアンペア数の高い契約をしていれば、一度に多くの家電を動かすことができますが、高すぎる値で契約していると使わない分の基本料金を多く支払わなければならなくなってしまいます。
特に今は、ご紹介しているように基本料金が値上がりしているため、高すぎるアンペア数での契約はおすすめできません。
しかし、低すぎるアンペア数で契約してしまうと、すぐにアンペア数が上限に達してブレーカーが落ちてしまいます。 頻繁にブレーカーが落ちてしまうと調理が中断されてしまい、照明が突然消えるなど、非常にストレスの多い生活となってしまうのです。
そのため、電力プランを契約する際には自分に合ったアンペア数での契約が必要なのです。 例えば、単身の場合、適切なアンペア数は30Aとされています。
30Aあれば頻繁にブレーカーが落ちることなく、不自由のない生活をすることができます。
また、より良い電力プランを選ぶためには自分の生活スタイルを考慮することも有効です。 例えば、日中に外出していることが多い場合には夜間の電気料金が安くなるようなプランを選択することが適しているといえるでしょう。 そうすることで電力使用を夜間に集中させ、よりお得に電気を使用することができます。
電気料金の変動による影響を抑えるためには、適切な電気料金のプランを選択し、お得に電気を使うことが重要となるのです。
ここまででご紹介しているように、中部電力ではさまざまな理由のために2024年4月から電気料金が値上がりしています。
そして、その影響は家計に少なからずダメージを与えることでしょう。 その影響を抑えるためには料金プランの見直しが有効ですが、それ以外にも効果的な手段があります。
それは節電を意識して生活を行い、電気料金を少しでも節約することです。 そこでここでは、そんな節電の方法についてご紹介します。
節電のために最も有効な手段は省エネを意識して家電を使うことです。 省エネとは省エネルギーの略称で、エネルギーを効率的に使用することを指します。
省エネは実践することで電気料金を節約できるほか、地球温暖化の防止やエネルギーの安定供給にも繋がります。
現在社会ではエネルギー需要が増加しており、2050年にはエネルギー需要が現在よりも80パーセントから150パーセントほど高くなるだろうという見通しです。
既にご紹介しているように化石燃料には限りがあるため、今後一層、省エネを意識した生活が必要とされるようになるでしょう。
省エネを意識した行動としてはエアコンや暖房器具を自動モードで使用することが有効です。 風量や温度を設定するのではなく、自動モードで使用することで電力を効率的に使って室温を調整することができるのです。
例えば、冷房を使用する際風量を最大にしたままだと、室内の温度がある程度まで下がったとしても強い勢いで冷風が続くため、無駄に電力を消費してしまうことになります。
そのため、電力を必要最低限に使って室内温度を調整する自動モードがおすすめなのです。 自動モードを使うことで、電気料金を節約しながら地球環境にも優しい生活ができるようになるでしょう。
家電によっては省エネモードが搭載されているものもあるため、このような機能を使っても同様の効果が期待されます。
これ以外にも、エアコンはフィルターを定期的に清掃することで電気代を節約できます。 フィルターの汚れをしっかり落として使用することで、エアコンの効率が上がり電気代を削減できるのです。
また、使用していない家電や照明のコンセントをこまめに抜いておくことも節電になります。 家電の場合、信号の受信やタイマー機能のために待機電力が発生しています。
こまめにコンセントを抜くことで待機電力の消費を避け、電気料金の削減が期待できるのです。
待機電力は家庭が年間に消費する電力の5パーセント程度を占めているともいわれ、これを削減できれば電気代にもその効果が出てくるはずです。
さらに、家電の使い方を工夫することで節電を目指すこともできます。 例えば、炊飯器の場合、保温機能をなるべく使用しないことが有効です。
保温を継続するにも電力が必要であるため、炊飯を終えた後には保温を切り、食べない分のお米を冷蔵あるいは冷凍しておくようにしましょう。
また、冷蔵庫を使用する場合には、中に物を詰め込み過ぎないようにすることが有効です。 冷蔵庫内に物を詰め込み過ぎると冷気の循環が鈍り、温度を一定に保つことができなくなってしまい、結果的に電気が無駄になってしまいます。 そして、冷蔵庫の扉を必要以上に開閉しないことも節電に繋がります。
冷蔵庫の扉を何度も開閉すると冷気が逃げてしまい、再度庫内の温度を下げるために電気が使われてしまうのです。 冷気が逃げるのを防ぐために、冷蔵庫用のカーテンなどを使用することも庫内の温度を上げないためには有効でしょう。
さらに、冷蔵庫にはなるべく温かい状態のものを入れないようにするのも重要です。 温かいものを冷蔵庫内に入れると内部の温度が上がってしまい、再度温度を下げるために電気が必要となってしまいます。
また、洗濯機を使用する際には、なるべく洗濯物を一度に選択することで使用する回数を減らすことができます。
さらに可能であれば、自身の契約している電力プランを確認し、電気代の安い時間に選択を行うようにしましょう。
乾燥機や浴室乾燥機を使う時間を短縮し、部屋干しなどを取り入れることも有効です。 このように省エネを意識しながら家電を使用することで、電気代を節約しながら地球環境にも良い生活が可能になることでしょう。
複数の節電方法を並行して実施することで、電気料金の値上がりの影響を抑えることが可能になります。
ご紹介しているように、中部電力の電気料金は2024年4月から値上がりとなりますが、ここ数年の電気代は全国的に値上がりしています。
その影響としては、火力発電所で使用されている化石燃料の価格が高騰していることや再生可能エネルギー推進のための政策などが関係しているのです。
また、それ以外の原因としては円安も挙げられます。 近年は円安が続いており、1ドルが140円から160円の間で推移しています。
円安の状態が続けば、海外から輸入している液化天然ガスや化石燃料の価格が相対的に高くなり、それが電気料金に反映されてしまうのです。
さらに、原子力発電の多くが稼働していないため、火力発電に頼らざるを得ない状況も電気料金の価格上昇に関係しています。 現在日本には稼働していない原子力発電がいくつかあります。
それらの原子力発電を稼働させることができれば、それだけ燃料の輸入を抑えることができ、結果的に電気料金を引き下げることができるのです。
しかし、原子力発電は構造に欠陥があった場合や地震などの影響でダメージを受けた際に周囲に甚大な影響を与えかねません。
そのため、原子力発電の再稼働に関しては慎重に検討を重ねる必要があるでしょう。 ここからは、これらの影響によって引き起こされた電気料金が今後どうなるのかということについて解説します。
また、それと合わせて電気料金の値上げが各家庭に与える影響やそれに対する対策についてもご紹介します。
実は、中部電力では2023年にも託送料金に伴う電気料金の値上げが発表されているのです。 その際には、従量電灯Bの30Aの契約において月の使用電力量が260kWhとした時の平均モデルで109円の値上げとなっています。
その後、2024年の4月にも電気料金が値上がりし、その際には同条件で38円、値上がりしています。
そして今後、値上げの要因となっている円安や化石燃料の価格高騰が改善されない限り、大幅な値下げは期待できないでしょう。
そのため、これからは電力をより効率的に使い、電気代を削減する必要が出てきます。 具体的な対策としては、節電を意識した生活をすることが最も手軽ですが、電気料金のプラン変更もおすすめです。
電気料金プランは普段意識されることが少ないですが、電気料金の値上げがあったタイミングや生活スタイルが変化した際には見直すことが有効でしょう。
そして、その際に有効となるツールが電気料金のシミュレーションです。 インターネット上には各電力会社のホームページなど、電気料金をシミュレーションできる場所があります。
そこで電気代のシミュレーションを行うことで、今の電気料金プランよりもお得に電気を使用できるプランが見つかるかもしれません。
シミュレーションの際に必要となる情報は、契約する電気料金のプランや電気使用量、深夜電力の使用機器などです。
これらの情報を入力することで実際にその電力プランを使用した際の電気料金が算出でき、電気料金が安くなるかどうかが判断できます。
このようにシミュレーションを利用することで電気料金の値上がりを視野に入れて、より良い電気料金のプランが見つかるでしょう。
中部電力の電気料金は、ご紹介しているように2023年から平均プランにおいて150円近く上昇しています。
そのため、年間では1,800円ほど出費が増えることとなり、家庭にとっては決して小さな金額ではないでしょう。
従って、各家庭ではこれから、この値上げされた分の金額を補うような対策が必要となります。 もちろん、節電を意識した生活や電気料金プランの見直しも効果的ですが、家庭で使用する電力の一部を家庭で生み出せるようになればより効果的です。 そのような手段としておすすめなのが太陽光発電の導入です。
太陽光発電を導入すれば、一部の電力を家庭で生産できるようになり、電気料金を安くすることができます。
また、太陽光発電によって生み出された電力は電力会社に売却することもでき、収入を得ることも可能です。 さらに、太陽光発電と一緒に蓄電池を導入すれば、ソーラーパネルによって発電された電力を貯めておくことができます。
蓄電池はそれ以外にも、普段から十分な量の電力を貯めておくことで災害によって停電が発生した際に非常用の電源としての利用が可能です。
蓄電池の容量にもよりますが、24時間程度一定の家電を動かすことができるため、蓄電池があるだけでライフライン復旧までの間、安心して過ごすことができます。
このように導入することで多くのメリットがある太陽光発電ですが、いくつかのデメリットも存在します。 最も大きなデメリットは、初期費用が非常に高額であるということです。
一般的に、太陽光発電を導入する際には100万円以上の費用が必要となります。 蓄電池も導入するということになれば、さらに費用はかさみます。
そのため、太陽光発電の導入は慎重に判断し、長期的な視野で初期費用がどの程度で回収できるのかといった計画を立てることが重要です。
太陽光発電はしっかりと計画を立てた上で導入することで、家庭で使用する電力の一部を生み出し、結果的に電気料金を削減することが可能になるのです。
中部電力の電気料金値上げは多くの家庭に影響を与えることになりますが、節電や料金プランの見直し、太陽光発電の導入によって負担を減らしていくことができるでしょう。
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