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あなたは蓄電池をどのような基準で選びますか?
現在、様々なメーカーから多数の蓄電池が販売されています。
その中からご自宅に合った蓄電池を選ぶのはなかなか難しいですよね。
蓄電池を検討する際には、それぞれの機種の特徴を押さえ、そこから優先順位を決めて選ぶことが重要です。
もしもあなたが寿命や停電時の使用を基準に選ぶのなら、田淵電機の蓄電池「EIBS」がぴったりです。
今回はこのEIBSをご紹介いたします。
よほど電子機器に詳しくない限り、あまり聞きなれないメーカーなのではないでしょうか。かく言う私もこの業界に入るまでは存じ上げませんでした。
田淵電機株式会社は大正14年創業の歴史ある国内メーカーで、任天堂にも電源部品を提供するほどの高い技術を持っています。
全世界に知られる任天堂にも部品提供していると言うのはなんだか親近感がありますよね。
太陽光発電の部門においては、「家庭用蓄電池」と、発電した電気を家庭で使用できるように変換する「パワーコンディショナ」を主に製造しており、様々なメーカーにOEM提供しています。
家庭用蓄電池は大きく分けて2種類に分類され、ハイブリッドパワーコンディショナを使用して太陽光発電と連系する”ハイブリッド型”と、蓄電池単体で設置可能な”単機能型”があります。
単機能型の蓄電池を太陽光発電の併設する場合には太陽光発電用のパワーコンディショナーとは別に蓄電池用のパワーコンディショナーが必要になります。
田淵電機の蓄電池EIBSは、ハイブリッドパワーコンディショナーで太陽光発電と連系して一緒に使うことができるハイブリッド蓄電池に分類されます。
蓄電池EIBSがあれば、売電単価が下がった後に太陽光発電で創った電気を蓄電池に貯めてご自宅で使用したり、長時間の停電にも対応できます。
ハイブリッド型の蓄電池の中には、太陽光発電のメーカーによっては設置ができないものもあります。
EIBSはほぼ全てのメーカーと組み合わせて設置することができるので、非常に汎用性の高い蓄電池です。
それでは、まずはEIBSの基本的な容量や寸法から確認してみましょう。
蓄電容量 | 4.0kWh(初期実行容量3.4kWh) |
充電電力 | 2.0kW |
放電電力 | 2.2kW |
寸法(幅/高さ/奥行) | 47.6/85.0/30.55(cm) |
重量 | 約85kg |
設置場所 | 屋内・屋外兼用 |
使用環境温度範囲 | 0℃~+40℃ |
騒音レベル(1m範囲) | 22dB以下(人の呼吸音相当) |
大きさ的にはエアコンの室外機などと同程度のサイズ感であることがわかります。
また騒音レベルを見ても非常に小さな音なので近隣住民への影響もありません。
よほど特殊な環境でもない限り、どのご家庭にも対応している蓄電池です。
EIBSには専用のパワーコンディショナがセットになっています。
少し前までのパワーコンディショナの耐用年数は10年前後なので、ちょうど買い替え時期の方も多く、交換費用を節約することができます。
連系運転時 出力 | |
定格出力 | 5.5kW |
定格出力電圧 | 202V |
自立運転時 出力 | |
最大出力 | 最大2.0kVA |
出力電圧 | AC101V±5V |
太陽光発電 入力 | |
最大入力電力(ストリングあたり) | 2.15kW |
最大入力電力 | 450V |
効率 | |
効率 | 95.0% |
基本データ | |
寸法(幅/高さ/奥行) | 48.7/68.1/20.0(cm) |
重量 | 約29kg |
設置場所 | 屋外 |
使用環境温度範囲 | -20℃~+40℃ |
騒音レベル(1m範囲) | 44dB以下(人の鼻息相当) |
寿命が近いパワーコンディショナーは発電の効率が落ちているケースが多いので既に太陽光発電を導入されているご家庭にとっては喜ばしいことですよね。
前項ではEIBSの寸法など基本的なデータをご紹介しました。
ここではEIBSの特徴と機能をご紹介します。
半日程度の停電時でもEIBSなら安心です。
ほとんどの蓄電池がカタログ等に記載されている蓄電容量と実際に使える容量には多少の差があります。
これは家庭用蓄電池に採用されているのがリチウムイオン電池であることに起因します。
リチウムイオン電池は容量をフルに使ってしまうと早くに劣化してしまうのです。
なので家庭用蓄電池ではバッテリー保護のために実際に使える容量を低く設定しているのです。
EIBSの場合は、蓄電容量4kWhに対して実際に使える容量は3.4kWhになっています。
例えば、停電が半日続いたとします。
その際に、消費電力がそれぞれ約100wの冷蔵庫と液晶テレビ、約10wのLED照明とスマホ充電器を2つずつ使用し続けたとして、合計2.88kWhになります。
EIBSは3.4kWhまでは電気を貯められるのでもう少し余裕がありますね。
翌日以降も停電が続くような場合でも、太陽光発電の電気を貯めることで対応することができるので安心ですね。
田淵電機の蓄電池「EIBS」の大きな特徴として挙げられるのは、そのサイクル寿命の長さです。
サイクル寿命は充放電を繰り返して何回程度で性能が劣化するかを表しています。
一般的なスマートフォンのバッテリーは約500サイクル程度で劣化していきますが、EIBSはスマートフォンの24倍となる12,000サイクルが過ぎても、もとの蓄電容量の約70%を維持する優れた耐久性を持っています。
1日1サイクルの使用でなんと32年もの間、ほとんど劣化することなく電気を貯めて放電することができるので非常にコストパフォーマンスの高い蓄電池です。
呼称はメーカーによって経済モードなどそれぞれ違いますが、EIBSにも従来の蓄電池にあった「ノーマルモード」が搭載されています。
ノーマルモードでは電力会社が用意している”時間帯によって、電気の購入単価が変わる”プランを活用して電気代を節約できます。
エコキュートなどを使っているご家庭では既に加入していることがほとんどなので確認してみましょう。
具体的なEIBSの動きとしては、深夜の安い電気を貯めておき、日中は電力会社から電気を買わずに貯めていた電気を放電します。
これによって昼間の高い電気は使わずに夜間の安い電気を優先的に使うことができるので、結果的に電気代をグッと安くすることができるのです。
このモードでは太陽光発電の電気は従来通り、ご家庭の電気をまかなった後、余った分を電力会社に売電します。
またEIBSには「節エネモード」も搭載されています。
このモードは電力会社が太陽光発電で創った電気を固定価格で買い取ってくれるFITの期間が満了した場合に選択します。
節エネモードを選択すると、太陽光発電で創った電気のうち、ご家庭で使い切れなくて電力会社に売電していた電気をEIBSに充電しておくことができます。
電気を使用する時は優先的にEIBSに貯まっている電気を使用することで電気代の節約に繋がります。
また、EIBSに貯めきれない電気はもちろん電力会社に売電できます。
従来までの蓄電池は”夜間の電気を貯めて、太陽光発電で創った電気は売電するモード”(ノーマルモード)か”太陽光発電で創った電気を蓄電池に貯めるモード”(節エネモード)しかありませんでした。
しかし、これでは突発的に電気の使用量が増える年末年始などの際には、貯めていた電気が無くなってしまうことがありました。
その対策も兼ねてEIBSには1日2サイクルすることで”夜間の電気を貯めて、太陽光発電で創った電気も貯めるモード”が搭載されました。
それが「スマートモード」です。
年末年始やGWなど連休で日中の電気使用量が増えそうな時などにリモコンで簡単に切り替えることができます。
これによって電気の単価の高い日中の電気を電力会社から買わなくて済むので、蓄電池の経済的メリットを最大限得ることができるようになりました。
いかがでしたでしょうか。
今回は田淵電機の蓄電池EIBSをご紹介しました。
最後にEIBSの仕様や特徴を振り返ってみましょう。
長いサイクル寿命やスマートモードなど、EIBSは他の蓄電池には無い強みがあります。
近年多くなっている大規模停電や売電単価の下がるFIT終了後の対応、電気代に悩まれているあなたのぴったりの蓄電池です。
田淵電機のハイブリッド蓄電池 EIBSのご相談やご質問、お見積りはエコ電気サービス株式会社にお任せください。