私たちは東証・名証上場の 株式会社東名 のグループ会社です
エコキュートの通販ページや見積りサイトで、「脚部カバー込み」という記載を目にしたことはありませんか?
名前の通りエコキュート脚部のカバーだということは分かりますが、「本体のパーツのようなのに、セットに含まれていないのはなぜ?」と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、エコキュートの脚部カバーに関する疑問点にお答えしていきます。
脚部カバーは、メーカーにより鋼板製や樹脂製のものがあります。メーカーや機種(タンク容量)により幅がありますが、カタログ掲載価格はおよそ1万〜2万円です。
そんなエコキュートの脚部カバーには、2つの役割があります。
脚部カバーは、エコキュートの貯湯タンク下部にある配管や脚部を保護してくれます。
配管が露出した状態でも、エコキュートは問題なく機能します。しかし、地面にほど近い部分の配管ですから、設置環境によっては猫やイタチなどの動物にいたずらされてしまったり、砂埃や落ち葉を巻き込んでしまうことが考えられます。
こうした被害や汚れからエコキュートを守ってくれるのが、脚部カバーです。
また、脚部を覆っておくことは冬場の配管の凍結予防としても有効です。寒冷地域でなくても、稀に発生する大寒波で早朝などに配管が凍結してしまう可能性があります。
配管に断熱材やヒーターバンドを巻く+脚部カバーで覆うことで、しっかりとした凍結防止対策ができます。
脚部カバーは、エコキュートの貯湯タンクの配管を隠して見た目をスッキリさせてくれます。配管が剥き出しの状態では、確かに乱雑に散らかって見えてしまいますよね。
日頃からご近所さんの目にも入るような場所にエコキュートを設置するのであれば、脚部カバーで外観を整えてあげることが好ましいでしょう。
脚部カバーは、画像の矢印の箇所のように配管の構造に合わせて一部を切り離すことができるようになっています。
どのような設置場所・配管の向きであっても露出する箇所が最低限になるような、メーカーの工夫が見受けられます。
脚部カバーにはしっかりとエコキュートを守る役割があることが分かりました。では、どうして本体には含まれていないのでしょうか?
メーカーにおいては、脚部カバーは本体とセットではなく別売品・オプション品として販売されています。このことからも分かるように、脚部カバーは必ずしも取り付けなくてはいけないというものではないのです。
例えば、ガレージのような屋根のある半屋外の場所に設置するのであれば、雨水が付着したりする心配もほとんどありません。シャッターもあるのであれば、動物の侵入も滅多にないでしょう。
また、人目にも付かない家の裏などに設置する場合、ご自身・ご家族さえ気にしないのであれば、配管を露出させたままでも構いません。そのような場合であれば、脚部カバーは設置しなくてもよいと考えられます。
こちらの写真はガス給湯器の配管部分です。エコキュート同様、機器の下部に配管が露出した状態で配置されていますね。
設置される高さが異なるため一概には比較できませんが、ガス給湯器のような従来の機器においても、配管は露出していても問題ないとされていることが分かります。
なお、ガス給湯器にもエコキュートと同様に、配管カバーがオプションとして販売されています。
当社へエコキュートの交換工事をご依頼いただいたお客様にも、脚部カバーが取り付けられていないエコキュートを長年使用されている方が時折いらっしゃいます。中には、屋根のない屋外設置の場合もあります。
もちろん脚部カバーを取り付けた場合と比較すると、雨風などによる配管の劣化は多少なりとも早く発生するでしょう。カバーを設置するに越したことはありません。
しかし脚部カバーがあってもなくても、メーカーの保証期間は変わりません。つまり、脚部カバーを付けていないことが原因となり故障や不具合が発生する可能性は低いと考えられます。
エコキュートのオプション品である脚部カバーには、以下のような役割があることを解説してきました。
エコキュートを保護してくれる脚部カバーですが、設置場所によっては必ずしも取り付ける必要があるわけではありません。ただし、多くの販売店がサービスの一環として「脚部カバー付き」エコキュートの販売・施工を行っています。
当社でも、外観の仕上がりなどを考慮して、脚部カバーは標準工事サービス内でご用意させていただいております。
「脚部カバーは必要ないから、少しでも安く見積もってほしい!」という方は、お見積りをご依頼いただく際に併せてお知らせくださいませ。